カテゴリー「「死のロングウォーク」」の10件の投稿

2015/01/26

「死のロングウォーク」的なランニング大会が5月に世界同時開催

Wings for Life World Run 2015年5月3日 全世界同日同時刻に33カ国で一斉にスタートするランニング大会 Wings for Life World Runが、どう考えてもスティーヴン・キングの「死のロングウォーク」にそっくりな件。

と言うか、「死のロングウォーク」の影響を受けている件(当サイト推測)。

Wings for Life World Run

このWings for Life World Runの概要は次の通り。

・世界の6大陸、33カ国、35会場で約5万人のランナーが、5月3日に同時にスタートする。

・スタートから30分後にキャッチャーカーが時速15kmでランナーを追跡と始める。

・キャッチャーカーは徐々にスピードを上げ、最終的には時速35kmになる。

・キャッチャーカーに追い付かれたランナーは強制的にリタイヤさせられる。

・最後の一人(男女それぞれ一名)になったランナーがその会場の優勝者となる。

・走った先にゴールがあるのではなく、ゴールが追いかけてくるレース。

・全世界35会場で一番最後まで走っていたランナーがワールド・チャンピオンになる。

Longwalk どうです。

どう考えても「死のロングウォーク」みたいでしょ。

Wings for Life World Runは警告なしでアウトなので、「死のロングウォーク」より厳しいかも。

関心がある方は是非。

因みに日本会場は滋賀県高島市。

琵琶湖のほとりがWings for Life World Runのコースになっています。

因みに昨年のワールド・チャンピオンは、男性はオーストリアのレースで78.58km走ったLemawork Ketemaさん(エチオピア)、と女性はノルウェーのレースで54.79km走ったElise Molvicさん(ノルウェー)。

レイ・ギャラティだったらどこまで行けるかな。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012/07/29

「真夏の読書探偵」作文コンクールの推薦書にキング作品が!?

「真夏の読書探偵」作文コンクール
翻訳ミステリー大賞シンジケートが主宰する〈「真夏の読書探偵」作文コンクール〉に対する出版社からの推薦書にスティーヴン・キング作品が含まれている模様。

なお、〈「真夏の読書探偵」作文コンクール〉については次のエントリーをご参照願います。

〈「真夏の読書探偵」作文コンクール〉の概要
第3回「"真夏の"読書探偵」作文コンクール開催! 2012/07/20

出版社からの推薦書一覧
真夏の読書探偵コンクール・出版社からの推薦書一覧 2012/07/20

配付用推薦リスト&フライヤー
「真夏の読書探偵」作文コンクール 配布用推薦リスト&フライヤー3種完成! 2012/07/28

さて、今日の本題、〈「真夏の読書探偵」作文コンクール〉に対する出版社からの推薦書に含まれているスティーヴン・キング作品はどれか、と言う話だが、その作品と作品を推薦した出版社のコメントは次の通り。

扶桑社の推薦書
【扶桑社】  
 若い皆さんへ。同世代の主人公が、絶望的な状況にのたうち回りながら立ち向かう物語を紹介します。読みやすい翻訳小説などありません。かじりつき、呑み下してください。若き日に摂取した毒は必ず薬になりますから。(書籍編集部 吉田淳さん)

(指定なし)『チョコレート・ウォー』
(指定なし)『死のロングウォーク』
(指定なし)『神と野獣の都』

文藝春秋の推薦書
【文藝春秋】
 いま僕が出版社で働いているのは、中学のときに出会った「むちゃくちゃ面白い物語たち」のおかげです。なので「とにかく面白い、理屈とか関係ないから!」という4冊を選びました。ページを開けば冒険や恋愛や恐怖を体験できるのが読書の強み。暇な午後に扇風機と冷たい飲み物を用意して楽しんでください。(翻訳出版部 永嶋俊一郎さん)

(指定なし)『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻』
(指定なし)『ボーン・コレクター』(上・下)
(指定なし)『ミザリー』
(指定なし)『WORLD WAR Z』

、言う訳で、出版社から推薦されているスティーヴン・キング作品は「死のロングウォーク」「ミザリー」でした。

募集は「小学生の部」と「中高生の部」に分かれているので、小学生、中学生、高校生の皆さんは是非応募を!

キング作品ではなくても、推薦作でなくても良いので是非。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/09/18

米澤穂信もキングファン!?

さて、今日も全ての事象はスティーヴン・キングの影響を受けている、と言うキングファンの妄想的エントリー。
と言うか、日本の作家の中からキングファンをあぶり出す試み。

そして今日、俎上に乗せるのは、ミステリー作家米澤穂信。

米澤穂信
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を「氷菓」で受賞。
主な著作として「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」「遠まわりする雛」「ふたりの距離の概算」「春季限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」「秋季限定栗きんとん事件」「ボトルネック」「インシテミル」「追想五断章」「折れた竜骨」他。

ところでわたしは、米澤穂信の作品を5〜6作くらいしか読んでいない。
従って、米澤穂信の作品自体にキングの影響があるかどうか、今のところは判然とはしないが、以前のエントリー『「ボトルネック」をめぐる冒険』で、「ボトルネック」「グリーン・マイル」の関係性について妄想したことがあるのはご存知かも知れない。

あまり、米澤穂信の作品を読んでいないとは言っても、米澤穂信の若い読者をミステリーの世界、特に海外のミステリーに誘う気持ちには共感するし、「古典部」シリーズのように人が死なないミステリー、「日常の謎」と言うジャンルらしいのだが、それらの作品に心地よさを感じている。

さて、今日の本題。
わたしが何故、米澤穂信がキングファンだと妄想しているのか、と言うところだが、それは米澤穂信の次のツイートによるところが大きい。

こんな晴れた夜にはロングウォーク。(時速4マイル以上で)/米澤穂信

いかがだろう。
これをみる限り、米澤穂信は絶対にキングファンだと思うぞ。

念の為だが、米澤穂信がツイートしているのはキングの「死のロングウォーク」に関する言及。

なお、このツイートに対するわたしのツイートは、次の通り。

一回目の警告!/tkr2000

因みに、米澤穂信のツイートは、わかる人にしかわからない類いの、些細な謎に満ちたツイートが楽しいですよね。

13 余談ですが、ミーハーなわたしの広大なアーカイブ(嘘)には米澤穂信のサイン本が2冊ありました。

1冊は「遠まわりする雛」
もう1冊は「折れた竜骨」

「折れた竜骨」のサインには為書きがあるので、「遠まわりする雛」のサインを紹介したいと思う。

確か「ふたりの距離の概算」のサイン本もあったような気がするのだが、見当たらないし、読んでもいない。

もしかしたら、「ふたりの距離の概算」のサイン本は、読書好きの姪にプレゼントしたんだったかも知れない。

あらすじから考えると「ふたりの距離の概算」こそが「死のロングウォーク」の影響を受けているかも知れないのに・・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/02

映画「死のロングウォーク」はどうなっているの?

2009/06/29にeiga.comが伝えるところによると、映画「死のロングウォーク」の製作を控えるフランク・ダラボンが、映画「華氏451」の製作遅延についての不満を語った模様。

フランク・ダラボン監督が「華氏451」の製作遅延にイライラ

記録のため、全文を引用する。

[eiga.com 映画ニュース] 「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督が6 月24日の第35回サターン賞授賞式で、米SciFiWireの取材に答え、10年間以上も映画化に向けて着手しているレイ・ブラッドベリ原作の「華氏 451」の企画が暗礁に乗り上げ、ハリウッドでは難しい状況であるとこぼし、映画化実現に向け起死回生のチャンスはキャスティング次第であると明かした。

原作「華氏451度」は、題名が本の自然発火する温度を意味し、本の所持や読書が禁じられた架空の近未来を描いたブラッドベリの1953年発表の SF小説の名作。それを映画化したオリジナル版映画「華氏451」(66)は、フランスの映画監督フランソワ・トリュフォーの初のカラー作品で、唯一の英 語で作られたイギリス映画。本を燃やす仕事をしている消防士モンターグ(オスカー・ウェルナー)が、妻リンダに瓜二つの若い女クラリス(ジュリー・クリス ティが2役)と知り合い、読書好きなクラリスの影響で、彼がはじめて本を読むという話だ。

『華氏451』の映画化に向け努力しているが、キャスティング頼みといったところだ。諦めたくないし、企画を死なせたくない」とダラボン監督。名 前は明かされていないが、ある俳優が主演候補に挙がっていてその契約が決定すれば、超大作とはいかないまでも前作のホラー映画「ミスト」(07)以上の予 算は確保できると見込んでいるようだ。「ミスト」はベストセラー作家スティーブン・キングの原作だが、ダラボン監督が映画化を発表した01年、主演に決 まったトム・ハンクス(「グリーンマイル」)が降板したため低予算映画になった経緯がある。

ダラボン監督が映画化を急いでいるのは、現在88歳という原作者レイ・ブラッドベリ氏が生きているうちに、少なくとも撮影を開始したいと考えている からで、「もちろん、彼(ブラッドベリ)が明日いなくなるとは思っていない。でも、彼が若返るわけではないし、僕の気持ちとして彼に楽しんでもらえるよう 早く製作を進めたいんだ」と明かしている。

因みに、フランク・ダラボンは、ブラッドベリの「刺青の男」の映画化も目論んでいる模様。
ダラボンは製作、監督はザック・スナイダーとも言われている。

そんな訳で「死のロングウォーク」の映画化は、しばらく先になりそうである。

てなことを書いていたら、「スティーヴン・キングの話」で「死のロングウォーク」に関するエントリー『ダラボン「映画 The Long Walk はミストみたいに低予算で作るよ」』を発見したので、そちらを参照していただきたい。

Frank Darabont Contemplates King and Bradbury

この記事はキング関連の様々な話題に触れているので興味深い。
これも記録のため全文を引用する。

Frank Darabont showed up at the 35th Annual Saturn Awards to receive the award for Best DVD Special Edition release of his masterful horror epic The Mist. Could you tell that I liked that movie? Well, I freaking loved it and the extras-packed DVD was more than deserving of the honor. Have you guys seen it in black and white on Blu-ray? It's awesome, it feels like a movie from the '50s with CG. So after the paparazzi were done snapping pictures, I took him aside to not only get dorky over the film, but discuss his upcoming projects as well. I found him to be a warm and gregarious person and the fact that he was such a cool, relaxed guy has now made him my favorite modern director.

ShockTillYouDrop.com: First of all I have to tell you that I loved "The Mist." It was seriously the best horror film of 2007, hands down.

Frank Darabont: Well, thank you, so glad you liked it. We shot in six weeks, dude. We shot it cheap, we shot it fast, and it was definitely a different kind of filmmaking experience for me which I embraced and I really enjoyed. But at the end you won't know what the result will be, but hearing that you dug it means a lot to me.

Shock: Yeah, and I've got to give you kudos for that ending, too.

Darabont: Oh, thank you. That's one of the reasons we shot it so quickly and cheaply, because of that ending. I wound up making it for about half the budget that I had been offered which came with the caveat that I changed the ending, and I didn't know what another ending would have been, frankly. And I think trying to adjust it would have felt like a total sell-out to me. Honestly, its the ending I had in mind, and whether you love the ending or hate the ending, I stand by it. I think cinema is an art form, it's all expression. I thought "Okay, lets make it for half that budget and keep that ending, so I can make the movie I set out to make". Otherwise I'm just a hired monkey.

Shock: What is it exactly about Stephen King's material that keeps attracting you?

Darabont: Stephen King's writing. He's such a great storyteller. Oh, by the way, his next book just landed on my desk today. The xeroxed manuscript of this book he's been writing for the last year. It's called "Under the Dome." I'm like four chapters into it, it's awesome. It's really, really good. It's a thrill to get early looks at Steve's work like that. I always feel honored.

Shock: I know you've been working on the adaptation of King's "The Long Walk," how's that progressing?

Darabont: "The Long Walk" is a bit on my back burner at the moment. I won't spend too many more years before I make it, it's going to be coming up I think pretty shortly. But I'll be making it, I'm sure, even more cheaply than "The Mist" because I don't want to blow the material out of proportion. It's such a very simple, weird, almost art film-like approach to telling a story. So let's do it honestly, let's do it that way. Let's not turn it into "The Running Man." So we'll make it down and dirty and cheap and hopefully good.

Shock: You've also been circling a remake of "Fahrenheit 451."  What's the status on that one?

Darabont: That's my other great priority, to try and get the greenlight on that and that's been a bit of a struggle. Hollywood doesn't trust smart material. If you show them a really smart script. I actually had a studio head read that script and say: "Wow, that's the best and smartest script that I've read since running this studio but I can't possibly greenlight it." I asked why and he says "How am I going to get 13-year-olds to show up at the theater?" And I said "Well, lets make a good movie and I bet that will take care of itself." But that argument cut absolutely no ice. The movie was basically too smart for this person, too metaphorical, etc., etc. It's a bit of a battle you've got to fight. When you're faced with it, how do you overcome that prejudice?

Shock: Well, that's the problem with movies today, they seem to be dumbed down on purpose. Bradbury's language and stories are very lush and old-fashioned and he never goes with the cookie-cutter plot. How different is adapting Bradbury than King?

Darabont: Fundamentally, the job is really the same one, it's just you're listening to a different voice. The author's voice is so vital in the process. Trying to interpret their intentions is really the job. They're both great, great, great storytellers. As long as you're just listening to the voice as honestly as you can you can't go too far off. They're obviously different kinds of storytellers but, at the core of it, not really. They both write from the heart. They are both heart-writers and their characters are the important things to them. So maybe different shading or flavorings, but basically the same kind of storytellers, I think.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/10/28

BL版「死のロングウォーク」!?

Longwalk 寡聞にして知らなかったのだが、スティーヴン・キングの「死のロングウォーク」を題材にしたBL(ボーイズラブ)の同人誌が1995年に発行された模様。

「ロングウォーク(上・下)」
著者:浅田ミヨコ(浅田虎ヲ)
発行:1995年
出版:PZYCHOMAMA

どうやら、井上雄彦の漫画「スラムダンク」のキャラクター達がボーイズラブを繰り広げながら「死のロングウォーク」をする話の模様。

スティーヴン・キングは、小説界、映画界はもとより、ボーイズラブの世界にまで影響を与えている、ということでしょうか。

すごいぞ、キング!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/08/05

「13/ザメッティ」をめぐる冒険

「13/ザメッティ」

 

今日は映画「13/ザメッティ」(2005)をめぐる余談。

「13/ザメッティ」は2007年4月に日本公開されたフランス/グルジア作品で、ヴェネチア映画祭やサンダンス映画祭で話題になった作品。
わたしは「13/ザメッティ」を、是非観たいと思っていたのだが、諸般の事情で観ることが出来なかった。

この作品のコンセプト、と言うかワン・アイディアの料理の仕方がスティーヴン・キングの短編のそれに思えてならないのだ。

「13/ザメッティ」
あらすじ:グルジア移民の22歳の青年セバスチャン。ある日彼は、仕事先の家主が大金を手にする方法があると吹聴しているのを耳にする。もうじき連絡の手紙が届くと いうのだ。しかしその男は不運にも急死してしまい、彼宛の手紙をセバスチャンが横取りする。封筒の中には、パリ行きのチケット。意を決してパリへと向かっ たセバスチャンは、何者かに導かれるまま、暗い森の奥に佇む不気味な屋敷へと辿り着く。しかしそこには、思いも寄らぬ運命が待ち受けていた。なんと彼は、 13人のプレイヤーが一斉に引き金を引く集団ロシアン・ルーレットに参加させられてしまったのだ。そしてその周囲は、プレイヤーの生死に大金を賭け、ドス 黒い欲望の固まりと化したギャンブラーたちの狂気に満ちた眼光で埋め尽くされていた・・・・。

監督・製作・脚本:ゲラ・バブルアニ   
出演:ギオルギ・バブルアニ(セバスチャン)、パスカル・ボンガール(ゲーム進行役)、オーレリアン・ルコワン(ジャッキー)、フィリップ・パッソン(ジャン=フランソワ・ゴドン)、オルガ・ルグラン(クリスティーヌ・ゴドン)、フレッド・ユリス(アラン)

本作「13/ザメッティ」の基本プロットを聞いて最初に思ったのは、これは「死のロングウォーク」なのかな、と言うこと。

「死のロングウォーク」と似ている点は次の通り。

・登場人物は、自らの意志で自分の命を賭けたゲームに参加する。
・ゲームの参加者は番号で呼ばれる。
・ゲームのルールに従わない参加者はゲームの主催者側に射殺される。

更に、主人公がそのゲームに参加する以上、「死のロングウォーク」同様に、ゲームそのものの結末が容易に想像できてしまう、と言う物語上の共通点もある。

こりゃ、製作者の手腕が問われるな、と。

で、実際に観てみると、想像通りの部分もあれば、想像と異なっている部分もある、大変素晴らしい作品に仕上がっていた。

異常に緊迫感溢れているのだ。

キングファン的に思うのは、前述のように「死のロングウォーク」に似ているのは勿論、「禁煙挫折者救援有限会社」にも似ているような、「超高層ビルの恐怖」に似ているような気がする。

まあ、物語について多くは語らないのが、本作「13/ザメッティ」は最高に素晴らしい作品なので、機会があれば是非観ていただきたいと思う。
キングファンには絶対にオススメなのだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/04/13

「死のロングウォーク」映画化への長い道程

2008/03/25の「ミスト」北米版DVDの発売のプロモーション活動として、フランク・ダラボンのインタビューが各種メディアで報じられている。

そのあたりについては、「スティーヴン・キングの話」の2008/04/11のエントリー『ダラボン「死のロングウォーク」は5年以内に...』が詳しいのでそちらを参照願いたい。

同エントリーでも紹介されている、「死のロングウォーク」の映画化についてだが、ここに来てフランク・ダラボンが「死のロングウォーク」の映画化について語るのは、いささかタイミングが悪いのではないだろうか。

フランク・ダラボンのキャリアはご存知のように脚本家としてスタートしており、ホラー作品やスティーヴン・スピルバーグ関連作品の脚本で評価されている。

また監督としては「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」とスティーヴン・キング関連作品でヒットを飛ばしてはいるものの、最新作の「ミスト」は北米では興行的にふるわない結果となっている。

更に最近では、「華氏451」のプロジェクトではトム・ハンクスとのコラボレーションが幻と消えたり、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の脚本問題でスティーヴン・スピルバーグと決別したりと、不運な話題が続いている。

そのような状況の中での「死のロングウォーク」映画化の話は、いささかマユツバものに思えてならない。

と言うのも、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」で隆盛を極めたフランク・ダラボンだったが、「ミスト」がコケ、「華氏451」プロジェクトからトム・ハンクスが去り、「インディ4」の脚本問題でスピルバーグと決別するなど、今後の映画製作に暗雲立ちこめる状況での「死のロングウォーク」の話題は、起死回生となるのか、ブラッフ的なものなのか、今後の動向に期待だったりする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/27

小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たち

2007/11/22 MTV JAPANCHINEMA NEWSにスティーヴン・キングに関するニュース記事が掲載された。

なお、この記事については、既に「キング堂 ブログ支店」の11月23日のエントリー「『ダーク・タワー』と『ロングウォーク』映画化について、キングが語る」で紹介されていますので、既にご承知の方も多いと思います。

小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たち
Jennifer Vineyard, with additional reporting by Tami Katzoff, MTV News

スティーヴン・キング原作の映画化作品は、映画史に残る傑作から、とんでも映画まで、正に玉石混淆だと言える。

また、メガホンを取った監督達も、スタンリー・キューブリックをはじめとして、ブライアン・デ・パルマ、デヴィッド・クローネンバーグ、ジョン・カーペンター、ジョージ・A・ロメロ、トビー・フーパー、ロブ・ライナー、フランク・ダラボン、ブライアン・シンガー等の名前が並ぶ。

こんなにビッグ・ネームが並んでいるのにも関わらず、傑作よりもとんでも映画が多いと感じるのは、一体どう言う訳だろう。

そんな中、MTV JAPANの記事小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たちでは、スティーヴン・キングの小説の映画化を望む映像作家が紹介されている。

例えば、「ダーク・タワー」シリーズ/J・J・エイブラムズ、「死のロングウォーク」/フランク・ダラボンと言う具合だ。

従来ならば、ミック・ギャリスの名前が記事に入って来るのだと思うのだが、最近のギャリスは、監督業よりプロデュース業に力を入れているので、記事には掲載されていないのだろう。

ところで、キング原作の映画化作品が微妙なのは、プロダクション・サイドが企画し、キング原作だから興収が見込める、と言う理由だけで映画化をすすめていたケースが多かったせいだとわたしは思っている。
一方、キング原作の良質な映画化作品は、映像作家が自らのビジョンを実現するために、キング作品の映画化を希望した作品だったような印象を受ける。

今回の記事は、その辺の事情を受けた記事なのだろう。

なお、今回の記事に、キングが「ダーク・タワー」シリーズの映画化権をJ・J・エイブラムズに19ドルで売却した話が紹介されているが、なぜキングが「ダーク・タワー」シリーズの映画化権を19ドルでエイブラムズに売却したかと言うと、「19」と言う数字が「ダーク・タワー」シリーズにとって意味のある数字だからである。
キングにとっては、「19」ドルで「ダーク・タワー」シリーズの映画化権を売却するのが「カ」だった、と言うことだろう。

余談だが、J・J・エイブラムズのテレビ・シリーズ「LOST」について、キングがノン・クレジットで制作に絡んでいると言う噂もあるようだが、何せ大忙し(「スタートレック XI」「Cloverfield」のエイブラムズなので、「ダーク・タワー」シリーズの映画化はいつになることやら、と言うところだろうか。

因みに、キングは無名時代のフランク・ダラボンに「312号室の女」の映画化権を1ドルで売却したこともある。
余談だけど、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」も1ドルだったような気がする。

従って、今回の19ドルの件も、キングが映画化権を持っている場合、有能な映像作家に自作の映画化権を安価に売却することがある、と言う話だろう。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007/09/05

「死のロングウォーク」バラエティ界に進出!?

2007/09/01 日本テレビ系で「ロングウォーク〜生きるために歩き続ける〜」と言うタイトルのバラエティ番組が放映された。(未見)

番組の概要は、オフィシャル・サイトによると、

『ロングウォーク』—それは人類史上最もシンプルで、最も過酷な競技。

参加するウォーカーたちは2人1組のペアになり、背中に爆弾を背負って、ただひたすら歩き続ける。20秒以上足を止めると1度目は警告。そして2度目には…背中の爆弾が爆発!
最後まで生き残ったウォーカーには賞金100万円が与えられる。

ウォーカーたちは食事のときも、靴紐を結ぶときも、立ち止まることはできない。スタートしたらただ歩き続けるだけ…。
時にはケンカをし、時には助け合い、時には裏切り、時には励ましあい、ウォーカーたちは他人や自分の内面と向き合っていく。

この過酷なロングウォークに挑戦するのは、勇敢な14名のウォーカーたち。
彼らは、灼熱の日差しに照らされ、富士の樹海をさまよい、不安定な吊り橋を渡り、氷の洞窟を抜け、漆黒の闇夜をふらつき、それでもなお歩き続ける。

リタイアしていく仲間たちを見届けながら、気の遠くなるような時間歩き続けるウォーカーたち。はたして彼らが最後に見つけた人間の本性とは…!?

『ロングウォーク』は歩くことによって人間の存在を問いなおす、テレビ史上初のドキュメンタリー・バラエティです!!

とのこと。

では、「死のロングウォーク」は、フラング・ダラボンが映画化を企画しているらしいのだが、映画化の前に、テレビ・バラエティ化されてしまった、と言うところだろうか。

なお、本編中に一応スティーヴン・キング(リチャード・バックマン)の「死のロングウォーク」の紹介と言及があった模様です。

キングファン、特に「死のロングウォーク」を愛するファンにとっては、大変酷い企画だと否定的な感想が多いようですが、一般の視聴者にとっては、企画自体が新鮮でかつ魅力的で、しかも「ラストは感動した」と言う感想が多いようです。

企画自体の魅力は、もちろんスティーヴン・キング(リチャード・バックマン)のおかげ、と言うところでしょうが、この枠「サタデーバリューフィーバー」は、今後の新番組をにらんだ、若手クリエイターの企画で制作される枠のようなので、場合によっては企画をブラッシュアップして新番組としてスタート、と言う可能性もあるかも知れませんね。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/07/31

「死のロングウォーク」映画化か?

驚愕のニュース(噂)が聞こえて来た。

allcinemaonlineallcinemaHEADLINEが伝えるところによると「死のロングウォーク」映画化の噂があるらしい。
以下、同サイトのニュースより引用。

F・ダラボン、キング原作「死のロングウォーク」も映画化か?
2007/07/30

「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いて3度目のスティーヴン・キング原作となる「霧」の映画化「The Mist」がこの冬公開予定のフランク・ダラボン監督が、今度はキング初期の問題作「死のロングウォーク」の映画化にも取り組む予定であることを明らかにした模様。次回作として予定されている「華氏451」のリメイクの完成後に着手することになる模様。

ニュースソースはおそらくこちら

SDCC 07: Darabont Confirms King's 'The Long Walk'

Friday, July 27, 2007

During an interview to promote Dimension Films' upcoming Stephen King adaptation, The Mist, director Frank Darabont revealed to Bloody-Disgusting that he is in fact going to helm Stephen King's The Long Walk once he has completed Fahrenheit 451. The film is about a walk where the winner gets the ultimate prize - anything they want for life, and the losers get punished with death! The rules are simple - If you walk too slow, you get a warning, 4 warnings and you are shot. There is only one winner, and the story concentrates on a loosely held group of individuals that become friends and enemies during this inhumane walk. One by one Ray Garraty sees the people around him die, and he faces the truths of his own entry into the Long Walk, and those of his new "friends". He is aware that only one will survive all the way, but it is not until the end that he realised the finality of his situation, and he slowly looses his sanity piece by piece. Click here for our ongoing Comic Con coverage.

※ 「SDCC 07」とは「米サンディエゴで開催されているコミコン07」の意。 

とにかく驚きました。
と言うのも、「死のロングウォーク」は作品としては素晴らしいのですが、映画化となると、ちよっと微妙と言うか、描かれる表面的なプロットの印象から、多くの否定的な意見が出てきそうな気がします。

「バトル・ロワイヤル」の元ネタだと言われてるしね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

「11/22/63」 | 「1408」 | 「1922 星もなく深い闇」 | 「A Face in the Crowd」 | 「A Good Marriage」 | 「American Vampire」 | 「Ayana」 | 「Bad Little Kid」 | 「BLAZE」 | 「Blockade Billy」 | 「Doctor Sleep」 | 「Faithful」 | 「FULL DARK, NO STARS」 | 「Ghost Brothers of Darkland County」 | 「Guns」 | 「Herman Wouk is Still Alive」 | 「In the Tall Grass」 | 「Joyland」 | 「Just After Sunset」 | 「Mile 81」 | 「Morality」 | 「Mr. Mercedes」 | 「Mute」 | 「N.」 | 「Premium Harmony」 | 「Revival」 | 「Road Rage」 | 「THE GUNSLINGER BORN」 | 「THE LONG ROAD HOME」 | 「The Road of Trials」 | 「The Secretary of Dreams」 | 「THE WIND THROUGH THE KEYHOLE」 | 「Throttle」 | 「Under the Dome」 | 「Ur」 | 「いかしたバンドのいる街で」 | 「おばあちゃん」 | 「しなやかな銃弾のバラード」 | 「アトランティスのこころ」 | 「イット」 | 「ウィラ」 | 「エアロバイク」 | 「キャッツ・アイ」 | 「キャリー」 | 「キングダム・ホスピタル」 | 「クリスティーン」 | 「クリープショー」 | 「クージョ」 | 「グリーン・マイル」 | 「コロラド・キッド」 | 「ゴースト」 | 「ゴールデンボーイ」 | 「ゴールデン・イヤーズ」 | 「サン・ドッグ」 | 「ザ・スタンド」 | 「ザ・チャイルド:悪魔の起源」 | 「シャイニング」 | 「ショーシャンクの空に」 | 「シークレット・ウインドウ」 | 「ジェラルドのゲーム」 | 「ジョウント」 | 「ジンジャーブレッド・ガール」 | 「スタンド・バイ・ミー」 | 「スティーブン・キングの悪魔の嵐」 | 「スニーカー」 | 「スライサー」 | 「スリープウォーカーズ」 | 「セル」 | 「タリスマン」 | 「ダーク・ハーフ」 | 「ディスコーディア」 | 「デスペレーション」 | 「デッド・ゾーン」 | 「トウモロコシ畑の子供たち」 | 「トミーノッカーズ」 | 「トム・ゴードンに恋した少女」 | 「トラックス」 | 「ドラゴンの眼」 | 「ドランのキャデラック」 | 「ドリームキャッチャー」 | 「ドロレス・クレイボーン」 | 「ナイトメアズ&ドリームスケープス」 | 「ナイト・フライヤー」 | 「ニードフル・シングス」 | 「ハイスクール・パニック」 | 「バトルランナー」 | 「バーチャル・ウォーズ」 | 「ビッグ・ドライバー」 | 「ビッグ・ドライヴァー」 | 「ファイアスターター」 | 「ブラック・ハウス」 | 「ブルックリンの八月」 | 「ブロス/やつらはときどき帰ってくる」 | 「ヘイヴン」 | 「ヘッド・ダウン」 | 「ペット・セマタリー」 | 「ポプシー」 | 「マングラー」 | 「マンハッタンの奇譚クラブ」 | 「マーティ」 | 「ミザリー」 | 「ミスト」 | 「ミルクマン」 | 「メイプル・ストリートの家」 | 「ライディング・ザ・ブレット」 | 「ランゴリアーズ」 | 「リーシーの物語」 | 「レギュレイターズ」 | 「ローズ・マダー」 | 「ローズ・レッド」 | 「一四〇八号室」 | 「不眠症」 | 「丘の上の屋敷」 | 「争いが終るとき」 | 「人狼の四季」 | 「人間圧搾機」 | 「入り江」 | 「公平な取引」 | 「刑務所のリタ・ヘイワース」 | 「十時の人々」 | 「呪われた町」 | 「回想のビュイック8」 | 「図書館警察」 | 「地下室の悪夢」 | 「地獄のデビル・トラック」 | 「夕暮れをすぎて」 | 「夜がはじまるとき」 | 「小説作法」 | 「幸運の25セント硬貨」 | 「彼らが残したもの」 | 「悪霊の島」 | 「悪魔の嵐」 | 「戦場」 | 「携帯ゾンビ」 | 「暗黒の塔」シリーズ | 「最後の抵抗」 | 「死のロングウォーク」 | 「死の舞踏」 | 「死霊の牙」 | 「死霊伝説」 | 「深夜勤務」 | 「炎の少女チャーリー」 | 「痩せゆく男」 | 「神々のワードプロセッサ」 | 「禁煙挫折者救済有限会社」 | 「秘密の窓、秘密の庭」 | 「第四解剖室」 | 「自宅出産」 | 「芝刈り機の男」 | 「超高層ビルの恐怖」 | 「道路ウィルスは北に向かう」 | 「闇の展覧会 霧」 | 「雨期きたる」 | 「電話はどこから……?」 | 「霧」 | 「骨の袋」 | 「骸骨乗組員」 | 「黙秘」 | 「8つの悪夢」 | お買い物 | はじめに・・・・ | オーウェン・キング | オーディオブック | キャッスルロック | キングが受けた影響 | キングの影響 | キング絶賛 | ゲーム  | コレクション | ジョー・ヒル | スティーヴン・キング | スティーヴン・キング研究序説 | タビサ・キング | トリビア | ポップ・オブ・キング | リチャード・バックマン | レッドソックス | レビュー/アニメ | レビュー/テレビムービー | レビュー/小説 | レビュー/映画 | レビュー/舞台 | ロック・ボトム・リメインダーズ | 国内BD | 国内DVD | 国内アニメ | 国内テレビ | 国内ニュース | 国内マンガ | 国内出版物 | 展覧会 | 拾い物 | 映画 | 海外BD | 海外DVD | 海外テレビ | 海外ニュース | 海外出版物 | 舞台 | | 関連書籍