カテゴリー「「第四解剖室」」の2件の投稿

2010/01/16

検死解剖中に遺体が目を覚ます!?

「キング堂ブログ支店」で紹介されていた記事ですが、スティーヴン・キングのファン的には非常に興味深いので当ブログでも紹介させていただきます。

検死解剖中に遺体が目を覚ます

記録のため全文を引用します。

インドのジャイプール東部で、昨年の12月25日、マナス・デオさん(44)は車にひき逃げされ、医師はデオさんの脈が停止しているのを確認し死亡証明書を書いた。しかしデオさんの検死解剖が始まったその時、デオさんが目を覚ましたという。デオさんは今回復に向かっているという。

ニュースソースはここ。

'Dead man' wakes up as autopsy starts

こちらも短い記事なので、引用します。

A man declared dead after being hit by a car woke up when coroners began his autopsy.

Manas Deo, 44, was injured after being run over on Christmas Day.

Doctors signed his death certificate after finding no pulse.

"It was a surprise for the hospital staff and family members when he woke up," said poice in eastern Jajpur. He is now recovering.

キングのファン的に何故興味深いかと言うと、まあ皆さんご承知かと思うのですが、キングの短篇集「第四解剖室」に収録されている同名の短篇「第四解剖室」の出来事にそっくりなのだ。

「第四解剖室」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)よりあらすじを引用する。

ハワード・コットレルは、同僚から「征服王」と称されることもある有能な証券マン。ある日のゴルフ中、ハワードは突然倒れてしまう。ストレッチャーの上で意識を取り戻すが、声は出ないし、体も動かない。運ばれた先は第四解剖室。どうやら自分は死んだと思われているらしい。生存の証を立てようと必死の彼をよそに、新米の医者とその先輩らしき女医は、楽しげに解剖準備を進めている。果たしてハワードの運命は……?

機会があったら是非確認してみてください。

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2007/09/24

「第四解剖室」みたいな出来事が!

2007/09/15に時事通信社が伝えるところによると、ベネズエラで「死亡宣告」を受けた男性が検死解剖直前に意識を回復する、と言う事件が起こった模様。

以下、同サイトからの引用。

「死亡宣告」、解剖直前に意識回復=ベネズエラの33歳男性
2007/09/15-06:50

 【サンパウロ14日時事】南米ベネズエラでこのほど、交通事故で「死亡」した男性が、検視解剖される直前に意識を回復し、間一髪で難を逃れる出来事があった。14日付の同国紙ウニベルサルが報じた。
 この男性はカルロス・カメホさん(33)。同国北部ラビクトリア市近くの幹線道路上で6日、自動車事故に遭遇。駆け付けた救急隊員に死亡を宣告され、市内の病院の遺体安置所に運ばれた。医師が解剖にかかろうとしたところ、顔から出血していることに気付いたという。出血は生きている証拠ということで、カメホさんは直ちに応急処置を受け、遺体確認のため駆け付けた妻と喜びの対面を果たした。
 カメホさんは「麻酔なしで縫合された痛さに我慢できず、意識が戻った」と話している。

この事件の概要は、皆さんご承知のようにスティーヴン・キングの「第四解剖室」のプロットに似ていますね。

生きたまま解剖される、と言う事件は、「第四解剖室」のモトネタと言われているエドガー・アラン・ポーの「早すぎた埋葬」をはじめとして、様々な作品のモチーフとなり、また数多くの都市伝説で語られていますが、実際に検死解剖の寸前まで行った人が生還する、と言う事件が本当に起き、それがメディアで紹介された、と言うのは非常に珍しい出来事だったのではないか、と思います。

とにかく無事で良かったですね。

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