カテゴリー「「Just After Sunset」」の19件の投稿

2010/04/10

「今日の早川さん3」になんとキングが・・・・!?

「今日の早川さん3」 2010年4月22日に早川書房から出版されるcocoさんの「今日の早川さん3」に、スティーヴン・キングの短篇集「夜がはじまるとき」掲載された『「今日の早川さん」特別出張版』が収録される模様。

と言うのは以前のエントリー(『「今日の早川さん」第3巻にキングが・・・・!?』)でお伝えしたが、それ以外にもいろいろキングネタがある模様。

で、画像はビュイック8に乗って、デリーからセイラムズ・ロットへ向かう早川さんご一行。

余談だけど、デリーから来ていると言うことは、この時点で既にイットをやっつけちゃったんだと思う。

「イットの次はバーローだ!」

なお、「今日の早川さん3限定版」には、「早川さんいろはかるた」がおまけでついてくる模様。
「早川さんいろはかるた」

ところで、今度の『「今日の早川さん」特別出張版』はカラーだと思うよ。

もしかしたら、時期的に考えると「悪霊の島」とかのネタがあるかもよ。

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2010/01/19

“くとぅん”をめぐる冒険

今日は「N」に関する余談。

今日は皆さんに、「N」に登場する“くとぅん”に関する、恐ろしい宇宙的真実をお話ししましょう。

2009年1月に文藝春秋社より出版されたスティーヴン・キングの短篇集「夜がはじまるとき」「N」と言う短篇が収録されている。

その「N」(原題は"N.")と言う作品は、H・P・ラブクラフトがオーガスト・ダーレス等と作り上げた、-正確には一緒に作り上げたわけではないが-、クトゥルフ神話体系の影響を色濃く受けた作品である、と言える。

ところで、そのクトゥルフ(Cthulhu)とは一体何ぞやと言う話だが、クトゥルフとはラブクラフトの作品に登場する邪神の名称で、本来人間には発音できない音を表記している関係か、日本国内では、クトゥルフ、クトゥルー、ク・リトル・リトル、クルウルウと言うように様々な表記で描写されている。

さて、キングの「N」についてだが、同作はクトゥルフ神話的なプロットと、クトゥルフ神話的なキーワードが散りばめられた作品に仕上がっている。

一例を紹介するが、物語の舞台となるアッカーマンズ・フィールドとはおそらくアーカムのことだと思えるし、そのアッカーマンズ・フィールドに流れる川、アンドロスコギン川(なんと実在してます)も語感的にラブクラフト的印象を読者に与えている、とわたしには思えて仕方がない。(もしかしたら、アッカーマンズ・フィールドは、フォレスト・J・アッカーマンの庭的なもの、と言う意味かも知れない)

極めつけは“くとぅん”("Cthun")である。
「N」のどのようなシークエンスで“くとぅん”と言う言葉が登場するかは読者の趣向を削ぐので割愛するが、“くとぅん”は「N」の物語の中で重要な意味を持つ言葉である、と言っても構わないだろう。

ところで、そのあたりについて、わたしの友人が書いた文献に興味深い部分があるので紹介する。

ク・リトル・リトル、クトゥルー、クトゥルフ… そして、くとぅん

いかがだろう。ご理解いただけたであろうか。
非常に興味深く、そして宇宙の深淵に一歩近づいたのではないだろうか。

さて、ここからが今日の本題である。
なぜ本作「N」では、“クトゥルフ”ではなく“くとぅん”なのか、そこんとこを解明していきたいと考えている。

先ず、本作「N」は先ずタイトルがおかしい。皆さんは、いまだかつてアルファベット1文字をタイトルに冠した作品を読んだ事があるだろうか。
このおかしなタイトルは、絶対的に何かを表現しているに違いないのだ!

ところで、本作「N」で言う“N”とは、本作を読み進めて行くと、本作に登場するボンサント医師の患者の仮名だと言う事がわかってくる。

つまり“N”は仮名の“N”だったのだ。

それを前提にして“くとぅん”("Cthun")を考えてみる。

先ず“くとぅん”("Cthun")を“くとぅ+ん”("Cthu+n")に分解する。

すると、なんと言うことだろう、“くとぅ”("Cthu")は、クトゥルフ神話体系を表す接頭詞だったのだ! (当サイト断言)

すなわち、“ん”("n")は、前述のように仮名の"N"であるから、“くとぅん”("Cthun")は、クトゥルフ神話体系の(仮名の)"N"と言う事になるのだ!

つまり、“くとぅん”("Cthun")は、クトゥルフ神話体系に登場するなんらかの存在である、と言う事が出来るのだ。

ところで、"N"は仮名の"N"だ、と言う説については、既に皆さんもご納得いただけていると思うのだが、実は、"N"は仮名の"N"と言う説以上に説得力があるのは、"N"は省略の"N"だ、と言う事である。

と言うのも、前述のように「N」の原題は"N."(Nピリオド)なのだ。
みなさんご存知のように、"."(ピリオド)は省略を表している。
JanuaryやFebruaryをJan.、Feb.と表記するのと同じである。

つまり、"N."(Nピリオド)は何か、と言うと"N"から始まる単語を省略したものだったのだ!

つまり、「N」に登場する患者"N"とは、仮名の"N"ではなく、省略の"N"で、"N"は、"N"からはじまる名前の持ち主だと言えるのだ!
なんだよ、当たり前じゃないか、"N"は、患者のイニシャルに決まっているだろ! と言うのは簡単である。

しかし、“くとぅん”("Cthun") にも"N"がついていることを忘れてはいけない。
つまり、“くとぅん”("Cthun")とは、"Cthu"+"n"からはじまる単語の省略形ということができる。

前述のように、"Cthu"はクトゥルフ神話体系を表す接頭詞なので、"Cthu"+"n"からはじまる単語と言うことは・・・・。

そう、賢明な読者諸氏は既にお気付きかと思うのだが、“くとぅん”("Cthun")とは、"Cthu"+"Nyarlathotep"(ナイアーラトテップ/ナイアルラトホテップ/ニャルラトホテプ)じゃないのか!
いや、そうに違いない。

とすると、患者"N"の名前こそが、"Nyarlathotep"(ナイアルラトホテップ)であり、7つの石の真ん中に居た奴が"N"の名前を知っていたとしても、何らおかしなことではないのである。
何しろ、石の真ん中に居た奴と"N"は、眷属同士なのだから、

そして、医師がなぜ、カルテに"N"と記載したか。

もうおわかりでしょう、医師は"Nyarlathotep"と名乗った患者の名前を発音できなかったのです。そして当然ながら患者の名前の綴りもわからなかったので、仕方なく"N"と記載したのです。

あぁ、なんと恐ろしいことでしょう。

わたしは、この恐るべき真実、宇宙の真実の一片を知ってしまい、正気度ポイントがあと5ポイントになってしまいました。

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2010/01/15

『「今日の早川さん」特別出張版』にキングネタがこんなに!

既に読了された方もいらっしゃると思うのだが、今日はキングの「夜がはじまるとき」に関する余談。

2010年1月に文藝春秋社から出版されたスティーヴン・キングの「夜がはじまるとき」のあとがきに、『「今日の早川さん」特別出張版』が収録されているのは、既にご承知かと思うが、作者のcocoさんによると、同『「今日の早川さん」特別出張版』にはキングネタがたくさん仕込まれている模様。

cocoさん曰く、

キング最新短編集「夜がはじまるとき」の早川さんには、キングに関しての小ネタがちりばめてあります。見てすぐわかる文庫本のようなもの以外にも、絵とセリフに9つほど仕込んであります。お暇な方は探してみてくださいませ。

とのこと。

で、探してみた。
折角なので、詳細の説明は割愛するとして、作品名のみ紹介します。

見てすぐわかる文庫本(五十音順)
1「シャイニング」
2「呪われた町」
3「ペット・セマタリー」
4「夕暮れをすぎて」

その他の絵とセリフ(五十音順)
1「悪霊の島」
2「クージョ」及び他の作品
3「クリスティーン」
4「シャイニング」
5「シャイニング」
6「ドリームキャッチャー」
7「ミザリー」
8
9

残念ながら、文庫本以外では、9つも見つけられませんでした。

ひっかかるのはあるんだけど、自信がないでございます。

あと、「ミザリー」については最初「IT」かと思ってました。

みなさんも挑戦して見てはいかがでしょうか。

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2010/01/09

文藝春秋「新刊ニュース」1月文庫のプレゼントのお知らせ

余談だけど、スティーヴン・キングの「夜がはじまるとき」文藝春秋社から1月の新刊として発売されるが、以前もお伝えしたように、文藝春秋社では、毎月新刊(単行本・文庫)のプレゼントが行われている。

1月の新刊の「夜がはじまるとき」も当然ながらプレゼントの対象作品になっているので、挑戦してはいかがだろうか。

以前お伝えした際(「悪霊の島」の頃)は、当「スティーヴン・キング研究序説ココログ分室」を見て応募した方が当選しましたよ。

文藝春秋「新刊ニュース 文庫プレゼント(1月)応募」フォーム 応募締切 1月11日


外れた方はこちらからどうぞ。
因みに、ここから買うと、わたしが儲かる仕組みになっています。

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2010/01/08

「夜がはじまるとき」をめぐる冒険

スティーヴン・キングの5冊目の短篇集「Just After Sunset」の翻訳2分冊目「夜がはじまるとき」が発売になった。

「夜がはじまるとき」
著者:スティーヴン・キング
装画:唐仁原教久
デザイン:大嶋貴子(HBカンパニー)
出版元:文藝春秋/文春文庫刊
第1刷:2010年1月10日
ISBN:978-4-16-770582-4
定価:本体638円+税

収録作品(原題、担当訳者)
「N」("N"、安野玲)
「魔性の猫」("The Cat from Hell"、白石朗)
「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」("The New York Times at Special Bargain Rates"、(大森望)
「聾唖者」("Mute"、風間賢二)
「アヤーナ」("Ayana"、安野玲)
「どんづまりの窮地」("A Very Tight Place"、白石朗)
「サンセット・ノート」("Sunset Notes"、白石朗)

解説 coco(『「今日の早川さん」特別出張版』併録)

cocoさん『「今日の早川さん」特別出張版』「夜がはじまるとき」に掲載される、と言う話を聞いて思ったのは、まさか解説だけカラーになるんじゃねえよな、と言うこと。

例えば、キングで言う新潮社「ダーク・タワー」シリーズにオリジナル版のイラストがカラーで収録されていたり、東京創元社ではバローズ(ERB)の一連のシリーズの武部本一郎のイラストがカラー見開き、と言うか折り込み、で収録されていたりする中、文藝春秋社に対するカラー版解説掲載への期待は否応もなく高まるわたしであった。

しかしながら、いざ蓋を開けてみると『「今日の早川さん」特別出張版』は当然と言えば当然だったのだが、モノクロだった。ちと残念!

まあ、仕方がない事なんだろう。

ジャック・トランス著「All Work and No Play Makes Jack a Dull Boy」 ところで、余談だけど、「今日の早川さん」の作者cocoさんは、先日帝都襲撃を見事に果たし、白石朗さんより、ジャック・トランスの小説をお土産にいただいた模様。

更に余談だが、cocoさんの解説で引用されているラヴクラフト(HPL)の言葉「人間の最も古く強烈な感情は恐怖であり、・・・・」を聞くと「ホラー狂日記」を思い出す。

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2009/12/25

「夜がはじまるとき」情報文藝春秋サイトで公開

「夜がはじまるとき」 2009/12/24 文藝春秋のサイトにて今月の新刊情報が1月刊行分に更新され、スティーヴン・キングの「夜がはじまるとき」の情報が公開された。

「夜がはじまるとき」
著者:スティーヴン・キング
翻訳:白石朗・他訳
定価:670円(税込)
ページ数:336ページ
判型:文庫判
初版発行日:2010年1月1日
ISBNコード:9784167705824

これぞ物語の愉しみ! 巨匠の才能のすべてがここに

死の床にある父を見舞った私が出会った少女。彼女の持つ不思議な力とは……静かな感動を呼ぶ「アヤーナ」他全6篇収録の短篇集

悲しみに暮れる彼女のもとに突如かかってきた電話の主は……愛する者への思いを静かに綴る「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」、ある医師を訪れた患者が語る鬼気迫る怪異譚「N」、猫を殺せと依頼された殺し屋を襲う恐怖の物語「魔性の猫」ほか全6篇を収録した最新短篇集。巨匠の贈る感涙、恐怖、昂奮を堪能ください。

「夜がはじまるとき」表紙
表紙画像はこんな感じ。

「夜がはじまるとき」裏表紙
因みに、裏表紙はこんな感じ。

キングの「Just After Sunset」の2分冊はこれで完訳ということになります。

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2009/12/24

「今日の早川さん」第3巻にキングが・・・・!?

先日お伝えしたように、スティーヴン・キングの短篇集「夜がはじまるとき」『「今日の早川さん」特別出張版』が掲載されるのだが、その特別出張版が「今日の早川さん」第3巻に収録される模様。

なお「今日の早川さん」第3巻は2010年春の発売予定。

詳細はcoco's bloblogのエントリー「おしらせ」を参照願います。

余談ですが、キングの「悪霊の島」発売時の「今日の早川さん」では「悪霊の島」のネタがある。

「悪霊の島」ネタ「ミクロの決死圏」/「今日の早川さん」

「悪霊の島」レビュー/coco's bloblog

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2009/12/23

「夜がはじまるとき」出版情報

スティーヴン・キングの短篇集「Just After Sunset」の翻訳第2分冊「夜がはじまるとき」の情報を紹介する。
なお、第1分冊は「夕暮れをすぎて」

「夜がはじまるとき」
著者:スティーヴン・キング
装画:唐仁原教久
デザイン:大嶋貴子(HBカンパニー)
出版元:文藝春秋/文春文庫刊
第1刷:2010年1月10日
ISBN:978-4-16-770582-4
定価:本体638円+税

収録作品(原題、担当訳者)
「N」("N"、安野玲)
「魔性の猫」("The Cat from Hell"、白石朗)
「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」("The New York Times at Special Bargain Rates"、(大森望)
「聾唖者」("Mute"、風間賢二)
「アヤーナ」("Ayana"、安野玲)
「どんづまりの窮地」("A Very Tight Place"、白石朗)
「サンセット・ノート」("Sunset Notes"、白石朗)

解説 coco(『「今日の早川さん」特別出張版』併録)

とろで、「今日の早川さん」のcocoさんはブログ「coco's bloblog」のエントリー「おしらせ」で、「夜がはじまるとき」『「今日の早川さん」特別出張版』が掲載される心境について書いている。

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2009/09/29

"key"をめぐる冒険(「夕暮れをすぎて」と「悪霊の島」)

みなさん、いかがでしょうか、「夕暮れをすぎて」「悪霊の島」はゲットしましたか?

今日は「悪霊の島」の原題"Duma key"の"key"に関する余談。

スティーヴン・キングの長編"Duma key"が出版される話を聞いて思ったのは"Duma key"って一体全体何のことかな、と言うこと。

そうこうしている内に、"Duma key"はどうやら地名のことだとわかってくるのだが、その時点でも"key"って何の事やら、見当がつかなかった。

で、「夕暮れをすぎて」が出版され、同書に収録されている「ジンジャーブレッド・ガール」(池田真紀子訳)にヴァーミリオン・キーと言う島が登場してくるのを読んで、「キー」って、もしかしたら「キー・ラーゴ」とか「キーウェスト」の「キー」かよ、とわたしの灰色の脳細胞と記憶倉庫がコネクトする訳である。

ついでなので、"key"を調べてみると、"key"には、「砂州」とか「珊瑚礁」の意味があると言う事を知るわたしでした。

ついでに考えてみるとキングの作品には、本土と物理的に途絶する島や半島を舞台にした作品が結構多いことに思いいたったりする訳です。

因みに、「ジンジャーブレッド・ガール」に登場するヴァーミリオン・キーのヴァーミリオン("vermilion")とは朱色のことなんですけど、色繋がりで考えるとクリムゾン・キングのクリムゾン("crimson")は深紅のことですね。

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2009/09/06

文藝春秋9月の新刊プレゼントのお知らせ

余談だけど、スティーヴン・キングの「悪霊の島(上・下)」文藝春秋社から9月の新刊として発売されるが、文藝春秋社では、毎月新刊(単行本・文庫)のプレゼントが行われている。

9月の新刊の「悪霊の島(上・下)」も当然ながらプレゼントの対象作品になっているので、挑戦してはいかがだろうか。(「夕暮れをすぎて」も対象になっている。)

文藝春秋「新刊ニュース 単行本プレゼント(9月)応募」フォーム 応募締切 9月7日
文藝春秋「新刊ニュース 文春文庫プレゼント(9月)応募」フォーム 応募締切 9月8日

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