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2012年1月30日

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

■著者 ジョナサン・サフラン・フォア
■訳者 近藤隆文
■出版社 NHK出版
■定価 ¥2,300(税抜き)

わたしは、この本を読む前に全く予備知識を持たなかった。

単に、あの「エブリシング・イズ・イルミネイテッド」のジョナサン・サフラン・フォアの新作が出たから、こりゃ読まなきゃと思ったのである。

だから、わたしは、ダメージを受けてしまった。

どういうテーマで書かれた作品か、モチーフは何か、何も知らなかったわたしは、語られる物語への覚悟が足りなかった。

この本を読むには、一定の覚悟が必要である。

モチーフは9/11。
そして、ドレスデンの空爆とユダヤ人への迫害。
ヒロシマ。

父と子。
あるようでいて、ないもの。
絶対的な別れ。
探索。

覚悟が足りなかったわたしには、この本をいつものようにぐいぐいと読み進むことが出来なかった。
途中で何度も読み進めなくなって立ち止まった。

しかし、次第に積み重なる物語の重みが逆にわたしにこの本を読み進む力を与えてくれた。

別れなんて生易しいものではない。
再生なんて言葉で簡単に括れるものでもない。

そして、昇華する心。

多くを語るより、自らの目で確かめて欲しいです。

この「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」ですが、いよいよ、2月18日に映画化作品が公開されるようです。

わたしは、それほど原作物の映画を好まない方なのですが、予告編を見てみたら実に良さそうなんですよね…
子役の少年の姿がイメージにぴったり… 本の内容を思い出して切ない気分になっちゃいそうな予告編です。

公式サイトに予告編がありましたので、是非ご覧ください。

映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
監督 スティーヴン・ダルドリー
出演 トム・ハンクス/サンドラ・ブロック/トーマス・ホーン

公式HP/予告編もあります。

また、冒頭にも紹介したジョナサン・サフラン・フォアの「エブリシング・イズ・イルミネイテッド」も、イライジャ・ホビット・ウッド主演で映画化されています。 こちらも探求の物語です。 残念ながら原作は重版未定になっているようですが、この機会に是非、文庫で復刊して欲しいものです。

映画「僕の大事なコレクション」

監督 リーヴ・シュレイバー
出演 イライジャ・ウッド/ユージン・ハッツ

実は、この作品には細かいところで色々と書きたいこともあるのですが、ここで、そんな細かいことを書いても仕様がない… と思いまして、今回は遠慮しました。その辺りは第二弾で書きますので、お楽しみに!

@unyue
@honyakmonsky


 

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