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2012年2月 5日

新訳版「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」発売決定!

2012年4月21日に日本公開される映画「裏切りのサーカス」の原作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の新訳が早川書房から出版される事が、早川書房公式アカウント(@Hayakawashobo)によってアナウンスされた。

曰く、

映画「裏切りのサーカス」原作のジョン・ル・カレ「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」、名翻訳家・村上博基さんによる新訳版が3月下旬に刊行予定です。刊行が近づいたらハヤカワ・オンラインやメールマガジン等でもお知らせしますので、もう少しお待ちくださいね。

とのこと。

「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」
■著者:ジョン・ル・カレ
■翻訳:村上博基

■出版:早川書房(ハヤカワ文庫)

ところで、映画「裏切りのサーカス」は、皆さんご承知のようにジョン・ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化作品で、細かい話だが、映画の原題は「Tinker Tailor Soldier Spy」、原作小説の原題は「Tinker, Tailor, Soldier, Spy」である。

このような状況下において、映画の邦題が  「裏切りのサーカス」になることが公表されるとWEB上ではその邦題について賛否両論の議論が交わされた。

その論旨の多くは、原作を知らないであろう観客に対し「裏切りのサーカス」、つまり「サーカス」と言う言葉を邦題に使うことによることから派生する、ミスデレクションを問題視するものだった。

因みにこの「サーカス」とは、動物を使った芸や人間の曲芸などを見せる所謂「サーカス」の意味ではなく英国諜報部の通称である。これは英国諜報部の所在地がケンブリッジ・サーカスだったことに由来する。

つまり、CIA本部を通称「ラングレー」と呼ぶのと同じような由来である、と言える。

ところで、先日オープンした映画「裏切りのサーカス」公式サイト(画像参照)をよく見ていくと、次のような表記がある。

原作:「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」ジョン・ル・カレ著(ハヤカワ文庫刊)

スクリーンショット:映画「裏切りのサーカス」公式サイト

ここで言う「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」と言う表記(・/ナカグロ)はおそらく「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」(、/読点)の単純な誤りだと思うが、冒頭のアナウンスと合わせて考えると、どうやら「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」と言うタイトルで映画タイアップ版の新訳版がハヤカワ文庫から出版される模様。

因みにわたしの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」はこんな表紙。
「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」
■著者:ジョン・ル・カレ
■翻訳:菊池光

■出版:早川書房(ハヤカワ文庫NV)

現行版の表紙。
絶版状態(版元在庫なし、店頭在庫のみ)。

@tkr2000
@honyakmonsky

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