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2012年3月18日

「エンダーのゲーム」を授業で使った教師が解職の危機!?

2012年3月15日にSyfyチャンネルのニュース・ブログblastrが伝えるところによると、オースン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」を〈初歩の読み書き "literacy initiative"〉授業で使用した教師が解職される可能性がでてきた模様。

WTF? Teacher may lose job for reading 'pornographic' sci-fi

記事の概要は次の通り。

サウスカロライナ州の中学校教師が、オースン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」を含む3作品を教材として〈初歩の読み書き "literacy initiative"〉の授業を行ったところ、生徒とその親がその中学校の学区と管轄する警察へ「授業でポルノグラフィを読まされた」と言う主張で苦情を申し立て、それを受けた学校当局は調査を開始、現在まで刑事告訴はされていないが、その教師は学校当局から管理休暇を命じられている模様。

学校当局は調査を一旦終了し、3作品のうち「エンダーのゲーム」を含む2作品に、中学校教育にふさわしくない部分(主に悪口 "swear words")があったことを認め、この件について速やかな対応を行う事を公表した。一方所轄の警察は、捜査は現在継続中である、と公表した模様。

この事件に対し、世界中の多くの「エンダーのゲーム」ファンが激怒している模様。

なお「エンダーのゲーム」は一般的に12歳以上に推奨される小説とされているが、今回苦情を申し立てた生徒は14歳である。

なお、この記事の元記事は、aikenstandard.comが3月14日に伝えた次の記事。(3月16日に一部更新)

Schofield teacher on leave after parent complains of 'pornographic' book

ところで、「エンダーのゲーム」は、1985年にネビュラ賞、1986年にヒューゴー賞を受賞したオースン・スコット・カードのSF小説で2013年に映画化が企画されている。

関連エントリー
『「エンダーのゲーム」映画化情報』

余談だが、冒頭に紹介した記事のリードの WTF? は、What the Fuck? の略。

また、"swear words" も悪口と言うよりは、ののしり言葉ですね。

以下2012年3月25日追記

2012年3月21日 aikenstandard.comが伝えるところによると、警察当局は事件性がないとして捜査を打ち切った模様。

なお、〈初歩の読み書き "literacy initiative"〉の授業の教材として使用された小説は次の3冊だった模様。

「エンダーのゲーム」オースン・スコット・カード著
「The Devil's Paintbox」Victoria McKernan著
「カーテン」アガサ・クリスティ著

@tkr2000
@honyakmonsky

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