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2012年12月21日

ロジャー・コーマンがポー原作作品をリメイク!?

ロジャー・コーマンと「恐怖の振子」のポスター
2012年12月21日にシネマトゥデイが伝えるところによると、ロジャー・コーマンが、かつて自身が映画化したエドガー・アラン・ポー原作の8作品をリメイクする模様。

B級映画の帝王ロジャー・コーマン、エドガー・アラン・ポー原作の8作品をリメイク!  

 [シネマトゥデイ映画ニュース] 低予算映画の王者として映画界に君臨するロジャー・コーマン監督が、アメリカの小説家エドガー・アラン・ポーの8つの作品の再映画化を企画していることが分かった。The Hollywood Reporterが報じている。

 今回コーマン監督は、自身が1960年代に映画化した『アッシャー家の惨劇』『恐怖の振子』『姦婦の生き埋葬』『黒猫の怨霊』『忍者と悪女』『怪談呪いの霊魂』『赤死病の仮面』『黒猫の棲む館』の8作品を再映画化する。

 これらは、コーマン監督の制作会社であるニュー・ホライゾンズ・プロダクションズの下で、1作ごとに予算200万ドル(約1億6,000万円)から250万ドル(約2億円)の間でリメイクされるという。(1ドル80円計算)

 再映画化にあたり、コーマン監督はあくまでプロデューサー業に専念するようだ。第1弾となる『アッシャー家の惨劇』は来年撮影される予定で、以後毎年2作ずつ製作されるとのこと。現在86歳の彼は、果たしてどのような作品を作り上げるのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

先ずは、本当かよ! と言う気持ちと、ロジャー・コーマン自身は製作にまわる、と言う事なので、若手の有能な映像作家に機会を与えて欲しいな、というところ。

シネマトゥデイの記事ではロジャー・コーマンを《B級映画の帝王》と称しているが、まあそれも愛すべきB級映画を量産していることは事実なんだけど、ロジャー・コーマンの自伝「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか」にもあるように、映画製作については非常にシビアな面を持っていることでも知られ、また新人映像作家の発掘にも実績がある。

第25回 東京国際映画祭 グリーンカーペットでのロジャー・コーマン
第25回東京国際映画祭 グリーンカーペットでのロジャー・コーマン

最近はロジャー・コーマンの実像に迫ったドキュメンタリー映画「コーマン帝国」も公開され、2012年の《第25回 東京国際映画祭》のコンペティションの審査委員長をも勤めている。

なお、ニュースソースはここ。

Roger Corman to Remake 8 Edgar Allan Poe Stories (Exclusive)

@tkr2000
@honyakmonsky 

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