J・K・ローリングが別名義で犯罪小説を!?
2013年7月15日にCNN.co.jpが伝えるところによると「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングが別名義で犯罪小説を出版して、実は大ヒットしていた模様。
(CNN) 世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J・K・ローリング氏が別名で犯罪小説を書いていたことが15日までに分かった。小説は当初から称賛を浴び、ローリング氏が作者と判明してからはさらに爆発的な売れ行きを示している。
ローリング氏は「ロバート・ガルブレイス」の名で、米出版社リトル・ブラウン・アンド・カンパニーの子会社マルホランドから「The Cuckoo’s Calling」を出版した。
出版社のウェブサイトは、「ガルブレイスは著者のペンネーム」と紹介。英軍事警察の特別捜査部門の元メンバーで、2003年に退役して民間人となり、自身や仲間の実体験に基づいて主人公のキャラクターを考えたとしていた。
英紙サンデータイムズは、ローリング氏と同じ編集者や出版社、代理人が使われていることなどから、著者が同氏本人であることを突き止めたという。
ローリング氏もコメントの中でこれを認め、「ロバート・ガルブレイスになりすます解放感をもう少し味わいたかった」「大々的な宣伝や期待感とは無縁に本を出し、別名で出版社や読者からのフィードバックを受けるのはとても楽しかった」と述べた。
同時に、正体を見抜かれたおかげで編集者や同氏とは知らずに尽力した出版社の人々、作品に好意的な評価を寄せた作家や評論家らに「公の場で感謝の言葉を贈ることができる」と語った。
続編については「ロバートはシリーズを書き続ける意欲に満ちている」としたうえで、「メディアへの登場は今後も辞退するだろう」と述べた。
出版社によると、現在印刷中の再版の著者紹介には、「ロバート・ガルブレイスはJ・K・ローリングのペンネーム」と表示される。
米ネット通販大手アマゾンでのこの本の売り上げは、ローリング氏が著者であることを認めてから約5000倍に急増している。
これは驚き。
先日出版された「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」の売れ行きによって、J・K・ローリングの作家生命が決まる、と言われていたのにも関わらず、実はロバート・ガルブレイス名義で成功していた、と言うことですね。
いやぁ、J・K・ローリングもやるもんですね。
ローリング氏と同じ編集者や出版社、代理人が使われていることなどから、著者が同氏本人であることを突き止めた
と言うのも良い話ですね。
犯罪小説と言う事なので、個人的には是非読んでみたいです。
どこが翻訳権を勝ち取るのかな。
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