映画「エンダーのゲーム」原作からの変更点は!?
「エンダーのゲーム」を演出中のギャヴィン・フッド(左)とエイサ・バターフィールド(右)。
2013年10月31日および11月1日 HERO COMPLEXの映画「エンダーのゲーム」に関する記事が興味深い。
‘Ender’s Game’ director Gavin Hood on why he changed Ender’s age
‘Ender’s Game’ director talks sequel, Orson Scott Card controversy
記事の概要は次の項目について語っている。
・小説「エンダーのゲーム」の背景
・オースン・スコット・カードの同性愛者への姿勢とギャヴィン・フッドの対応
・映画「エンダーのゲーム」続編の可能性
・原作からの改変点
原作からの改変点については、いくつか紹介されていますが、ネタバレになってしまうのでここでは細かく書くつもりはないのですが、個人的には映画「エンダーのゲーム」に期待していた部分が、すっかり抜け落ちてしまっているような印象を受けました。
これは非常に残念です。
特に、アンシブルならぬインターネットが発展した現代社会を考えた場合、非常に残念な印象を受けました。
あとは続編の可能性ですが、ギャヴィン・フッドは、「エンダーのゲーム」の直接の続編にあたる「死者の代弁者」ではなく、現在カードが執筆していると言われている「Fleet School」に関心を持っている模様。
まあ、ビジネスとして考えた場合「死者の代弁者」は結構きついと思いますよね。
個人的には大好きな作品なんですが。
カードは「エンダーのゲーム」「死者の代弁者」「ゼノサイド」の三部作の後、外伝的な作品「エンダーズ・シャドウ」「エンダーの子どもたち」「シャドウ・オブ・ヘゲモン」「シャドウ・パペッツ」とか書いてますが、個人的には三部作の方を拡げて欲しいと思います。
「エンダーズ・シャドウ」とかも良いのですが、なんか金儲けのため、みたいな印象を個人的には受けています。
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