「アルジャーノンに花束を」再びテレビドラマ化
各メディアが伝えるところによると、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」が再び日本国内でテレビドラマ化される模様。
「アルジャーノンに花束を」
演出:吉田健、酒井聖博、松田礼人
脚本監修:野島伸司
脚本:池田奈津子
出演:山下智久(白鳥咲人)
制作:TBS
製作:ドリマックス、TBSみどころ:TBSでは、2015年4月期の金曜ドラマ枠で、発表から半世紀以上の歳月が流れても世界中に深い感動を与え続ける永遠のベストセラー『アルジャーノンに花束を』のドラマ化が決定いたしました。 米国作家ダニエル・キイスによる原作は、超知能を手に入れた青年の喜びと孤独を通して、人間の心の真実を問いかける物語。1960年には「ヒューゴー賞中篇小説部門」、また1966年には「ネビュラ賞長篇小説部門」でそれぞれ受賞し、その後は3度の映画化や舞台化がされるなど、時代を超えて長く愛されている作品です。
この瑞々しいヒユーマニズム作品に対して、時代の先端をいく挑戦的なテーマを扱いながらも、一貫して人間愛を軸にした物語を描き続け、数々のヒットドラマを生み出してきた日本を代表する作家・野島伸司が脚本監修を担当。新たな命を吹き込みます。
そして、主演を務めるのは、人気・実力ともに若手トップの山下智久。原作のエッセンスを大切にしつつも独自の“野島ワールド”を加味して描かれる不朽の名作を、繊細で深みのある演技で人気を集め、数々のヒットドラマで主演を果たしてきた山下智久が、子供の精神を持つ無垢な状態から超知能を手に入れるという、ふり幅の大きい難役に挑みます。
この春“不朽の名作”ד野島ワールド”ד山下智久”が集結した“奇跡”の物語、現代版『アルジャーノンに花束を』をぜひご期待ください!!
内容:28歳だが、知能は6歳児並みという知的障がい者の白鳥咲人(山下智久)は、少年刑務所に入っていたなど“訳アリ”な若者が集まる花の配送センター「ドリームフラワーサービス」で働いていた。ある日、咲人は同僚の柳川隆一と軽トラに乗り、望月遥香の住むマンションにバラの花束を届けに行く。遥香は配達人の咲人が精神遅滞者であることを知らないため、咲人の対応に驚き、警察を呼ぼうとしてしまう。慌てて駆けつけた柳川が事情を説明し、その場は収まりそうになるのだが、玄関の飾り棚にあるアクセサリースタンドのキラキラ光るイヤリングに惹きつけられた咲人は手を伸ばし、もうひと騒動を起こしてしまう。届け物もろくにできない咲人だったが、純粋で心の優しい彼の夢は、ママが好きになってくれる“お利口さん”になることだった。
一方、遥香が勤める「脳生理科学研究センター」では、チームリーダーの蜂須賀が研究していた知的能力を向上させる研究が進み、白ネズミのアルジャーノンへの動物実験が成功していた。蜂須賀による製薬会社へのプレゼンも上手くいき、社長の河口玲二から次の展開となる臨床試験をするよう後押しされるが、プレゼンから戻ってきた研究員たちは、口々に時期尚早ではないかと心配する声が…。しかし、蜂須賀に科学者としてだけでなく男性としても惹かれていた遥香は、蜂須賀の判断を妄信的に信じていた。早速、遥香たちは障がい者たちを支援している施設へ赴き、臨床試験の被験者を探すのだが、副作用のリスクなどを鑑み、了承をもらえる被験者がなかなか見つからないでいた。そんな中、アルジャーノンが檻から逃げ出し行方不明になってしまう。アルジャーノンに取り付けているGPSで居場所を確認するのだが、探し当てることが出来ないでいた。
その頃咲人は、会社の同僚たちと渋谷へナンパをしに行っていた。仲間の言いなりに一人で路上に立ち女性へ声をかけていた咲人だったが、ガラの悪い男にからまれ殴られてしまう。血だらけになって道端に転がる咲人。そんな咲人のもとへ、一匹の白いネズミが近寄ってきた。それに気がついた咲人は……。
野島伸司が脚本を担当するような報道がされているようだが、正式には野島伸司は脚本監修。実際のところは脚本は池田奈津子。
池田奈津子は比較的尖った作品の脚本を担当している。
オフィシャル・サイトのみどころと内容を読むと、野島伸司的には「聖者の行進」のニュアンスを感じる。
最初にこの話を聞いた際は、ちょっとリスクが高いな、と思ったが、脚本が野島伸司ならなんとかしてくれるのではないか、とも思ったが、野島伸司は脚本監修と言うことらしいので不安が増している。
また、脚本が野島伸司ではないのに「聖者の行進」のような雰囲気を醸し出している。
制作サイドがいわゆる野島伸司っぽい作風を望んでいるのではないか、と思えてならない。
とは言うものの、大好きな作品のテレビドラマ化なので、フラットな気持ちで4月を待ちたい。
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