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2015年2月 1日

スーパーボウルのためのドローン禁止区域が巨大

2015年2月1日のギズモードのエントリーが興味深い。

スーパーボウルの為に米政府が設定した、あまりに大きすぎるドローン禁止区域

The FAA's Drone Ban at the Super Bowl Is Absurd

ギズモードの記事の論調は、このFAA(アメリカ連邦航空局)の対策は事故を防止することを目的としている、と考え、そこまでやる必要はないのではないか、と言っています。

しかし、これはどう考えても事故防止ではなくテロ対策です。従ってFAAのドローン禁止区域の設定は決してやり過ぎではないとわたしは考えます。

と言うのは、トマス・ハリスの「ブラック・サンデー」(1975)に時代が完全に追いついてきているから。

そのプロットをWikipediaから引用します。

ベトナム戦争で捕虜となったマイケル・ランダーは屈辱の境遇で精神的に切り刻まれる。さらに解放され帰国した彼を祖国で待っていたのは、妻の裏切りと世間の冷たい視線だった。

裏切られた事実に静かな怒りを燃やす彼が思いついたのは、アメリカ最大の娯楽であるフットボールの最高峰、スーパーボウルの観客皆殺しだった。すり 鉢型の観客席の上空を飛ぶコマーシャル用の飛行船を操船するランダーは船の下部に船底型に成型したプラスチック爆弾を取り付け、爆発の威力で外側に埋め込 んだ22万のライフルダーツ(フレシェット弾)が隙間なく客席へ飛来し、同時に人間の体を破壊するアイデアを着想する。

しかし国内で強い爆発力を持つプラスチック爆弾を入手するのは困難であり、伝手を辿ったランダーが実行したのは黒い九月の指導者への協力要請だった。一方、カバコフ少佐はアメリカ国内でのテロ活動を察知、正体不明の男の影を追ってアメリカに渡る。

ここから、追う者と追われる者の死闘が始まろうとしていた。

因みに、このトマス・ハリスの「ブラック・サンデー」をもとに1977年にジョン・フランケンハイマーが映画化した「ブラック・サンデー」は、1977年の日本公開の際、上映すれば映画館を爆破する、と言う脅迫のため上映が中止となった作品。

これらを背景として考えると、どう考えても、テロ対策としてFAA(アメリカ連邦航空局)がとったドローン禁止区域の設定は正しい。

また、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件を正に今経験しているわれわれ日本人にとっても、そしてテロのターゲットとして誰もが容易に考える2020年の東京オリンピック・パラリンピックを考えても、もはや人ごとではない、と言わざるを得ません。

@tkr2000
@honyakmonsky

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