カテゴリー「ホンヤクモンスキー」の40件の記事

2013年4月29日

紀伊國屋書店新宿本店の《「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア》が凄い

「PSYCHO-PASS」最終話/第22話「完璧な世界」のラストカットより
「PSYCHO-PASS」最終話/第22話「完璧な世界」のラストカットより。
但し、「正義(システム)の連鎖は、終わらない」のタイトルカードを除く

「失われた時を求めて 第一篇 スワン家の方へ」がテーブルの上に伏せられている。

先日のエントリー『「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア』で紹介した《「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア》だが、既にお知らせしたように、ハヤカワ文庫が同「紙の本を読みなよ」フェアのラインナップに挙げているのは「一九八四年」「深夜プラス1」「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」「ニューロマンサー」の4作品。

しかしながら「PSYCHO-PASSサイコパス」作品中では非常に多くの作品への言及が行われている。

そんな中、たまたま紀伊國屋書店新宿本店に行ったところ、驚いた事に紀伊國屋書店新宿本店の《「PSYCHO-PASSサイコパス」「紙の本を読みなよ」フェア》は30作品以上の作品で展開されていた。

わたしは書店で同フェアのラインナップに挙っていた作品タイトルのメモをとってきたのだが、なんと紀伊國屋書店のサイトで全ラインナップが紹介されているので、そちらを参照いただきたい。

【新宿本店】 好評につき延長!PSYCHO-PASSフェア「紙の本を読みなよ」

気になる作品は次の通り。

【新宿本店】 好評につき延長!PSYCHO-PASSフェア「紙の本を読みなよ」 「ニューロマンサー」
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
「深夜プラス1」
「一九八四年」
「大衆の反逆」
「シェイクスピア全集」
(「十二夜」「マクベス」「タイタス・アンドロニカス」)
「ハムレット」
「闇の奥」
「創世記 旧約聖書」
「ガリヴァ旅行記」
「赤と黒」
「善悪の彼岸」
「裁きの門」
「吸血鬼カーミラ」
「方法序説/情念論」
「パンセ」
「失われた時を求めて」
「人間不平等起源論」
「毛皮のマリー」
「権力と支配」
「バトルランナー」
「感情教育」
「父と子」
「ドラえもん」
(「手足七本目が三つ」「ドラえもんだらけ」「のろのろ、じたばた」「タイムマシンで犯人を」)
「新宿鮫」
「ジョジョの奇妙な冒険」
「死にいたる病」
「悪霊」
「哲学原理」
「悪徳の栄え」
「書を捨てよ、町へ出よう」
「福音書 新約聖書」

これは驚き。
紀伊國屋書店新宿本店のスタッフが「PSYCHO-PASSサイコパス」全話を観たんでしょうか。

ところで余談だが、次の画像を見て欲しい。

「PSYCHO-PASS」第3話「飼育の作法」より
「PSYCHO-PASS」第3話「飼育の作法」より。 

男が持つ記録メディアのラベルに「Johnny Mnemonic」の文字が確認できる。

これは言わずと知れたウィリアム・ギブスンの短篇小説「記憶屋ジョニィ」の原題である。

ところで、そんな「記憶屋ジョニィ」は1995年に「JM」として映画化され、2013年にはなんとテレビシリーズ化される可能性が出てきている。

なお、そんな「記憶屋ジョニィ」は短篇集「クローム襲撃」に収録されているのだが、紀伊國屋書店新宿本店の《「PSYCHO-PASSサイコパス」「紙の本を読みなよ」フェア》には残念ながら含まれてはいない。

関連エントリー
『ウィリアム・ギブスンの「記憶屋ジョニィ」がテレビシリーズに!?』 2013/04/27

『「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア』
2013/03/31

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2013年4月15日

第四回翻訳ミステリー大賞決定!

2013年4月13日に東京都文京区《鳳明館森川別館》で開催された『第四回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション』で、《第四回翻訳ミステリー大賞》が決定した。

第四回翻訳ミステリー大賞決定!

受賞作は、スコット・トゥローの「無罪 INNOCENT」

「無罪 INNOCENT」
著者:スコット・トゥロー
訳者:二宮磬
出版社:文藝春秋

内容紹介:かつて検事補殺しの裁判で無罪を勝ち取り、今や判事の座に昇りつめたラスティ・サビッチ。
彼の妻バーバラが変死した、遺体の発見から通報までに空白の一日があったことに疑惑を抱いた検事局の調べで、サビッチに愛人がいたという事実が浮かび上がった。
次々に状況証拠が積みあがる中、かつてサビッチの裁判で屈辱的な敗北を喫した地方検事トミー・モルトは、ついにサビッチを妻殺しで訴追することを決意した。
そして因縁の法廷が幕を開ける。サビッチは妻を殺したのか、遺体発見後の空白の時間は何を意味するのか、彼は何を隠しているのか? 嘘と真実と駆け引きが白熱する。
そして衝撃の真実はすべてが終わったあとに明かされる。それはあまりに悲しく痛ましく、人間の愛と憎悪を描き出す―歴史的名作『推定無罪』続編の名に恥じぬ重厚なる傑作。

ところで、《翻訳ミステリー大賞》とは何ぞや、と言う話なのだが、同賞は《翻訳ミステリー大賞シンジケート》が主催する、翻訳文学を対象にした文学賞で、翻訳家の投票により受賞作が決定する。

2009年度に設立された同賞は、2012年度に第四回を迎え、2013年4月に授賞式が開催された。

《第四回翻訳ミステリー大賞》は、第一次投票作品83作品(投票者52名)から、2012年12月開催の予選委員会によって、最終候補作6作品を選出し、今回の第二次投票(投票数60票)により決定、発表された。

有効投票数60票の内訳は次の通り。

   

『無罪 INNOCENT』:16票
『毒の目覚め』:11票    
『解錠師』:11票    
『深い疵』:10票    
『罪悪』:7票    
『湿地』:5票

第四回翻訳ミステリー大賞受賞作「無罪 INNOCENT」の翻訳家:二宮磬氏

第四回翻訳ミステリー大賞を受賞した「無罪 INNOCENT」の翻訳家:二宮磬氏。

余談ですが、わたしは例によって『第四回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション』に参加しまして、いろいろなイベントに参加しました。

その辺のお話は後日。

@tkr2000
@honyakmonsky


関連エントリー
『第四回翻訳ミステリー大賞一次投票結果全公開!』 2013/01/04
『第四回翻訳ミステリー大賞最終候補作決定!』 2012/12/22
『第三回翻訳ミステリー大賞決定!』 2012/04/15
『「第三回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション」のお知らせ』 2012/03/12
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「二流小説家」』 2012/02/21
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「犯罪」』
2012/02/19
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「夜の真義を」』
2012/02/16
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「忘れられた花園」』
2012/02/15
『さあ、今のうちに【 第三回翻訳ミステリー大賞】の候補作を読もう!』
2012/02/12

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2013年4月12日

「世界が終わるわけではなく」第6回ネタバレ円卓会議

第6回ネタバレ円卓会議に向けて、こんなものをつくりかけている。

きちんと見えてるかしら。

【第6回ネタバレ円卓会議】
課題書:「世界が終わるわけではなく」
著者:ケイト・アトキンソン
訳者:青木純子
出版者:東京創元社

日程:平成25年4月20日(土)
会場:東京都内某所

@tkr2000
@honyakmonsky 

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2013年3月17日

「比類なきジーヴス」第3回札幌読書会をめぐる冒険 その2

こんにちは、ところてん2000です。(嘘)

と言う訳で、2013年2月16日に北海道札幌市で開催された《第3回札幌読書会》のレポートが出揃った模様。

『第3回札幌読書会レポート・前編(執筆者・畠山志津佳)』
2013/03/16 「翻訳ミステリー大賞シンジケート」  

『第3回札幌読書会レポート・後編(執筆者・畠山志津佳)』
2013/03/17 「翻訳ミステリー大賞シンジケート」

『2/16読書会 2次会レポート ~白い恋人編~』
2013/03/14 JUST FOR KICKS

『2/16読書会 2次会レポート ~黒革の手帖編~』
2013/03/17 JUST FOR KICKS

『「比類なきジーヴス」第3回札幌読書会をめぐる冒険』
2013/02/19 「ホンヤクモンスキーの憂鬱」 

余談ですが、『2/16読書会 2次会レポート ~黒革の手帖編~』 で、森村たまきさんがサインをしている際、森村さんがサインしやすいよう手が添えられていますが、その手はわたしの手ですね。見た事があると思いました。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年2月14日

《2013年、創元SFは50周年を迎えます。》

《2013年、創元SFは50周年を迎えます。》
《2013年、創元SFは50周年を迎えます。》とのこと。

創元SF50周年 東京創元社

そうですか、そうですか、50周年ですか・・・・(遠い目)。

余談ですが、先日、東京創元者の編集の方に会った際「わたしは創元SF文庫で育った!」と宣言したのを思い出しましたよ。

「未来世界から来た男」(創元SF文庫刊行第1弾)とフレドリック・ブラウンの作品群
そんなわたしの「未来世界から来た男」(創元SF文庫刊行第1弾)とフレドリック・ブラウンの作品群。(何故か「SFカーニバル」は見つからず)

この中で一番最初に読んだのは「天使と宇宙船」
それは小学5年生の頃でした。(ボクの本棚 #005)

7 ところで、先程紹介した 創元SF50周年 東京創元社 のサイトによると、創元SF文庫のキャンペーン対象商品に付属している帯の応募券を送ると抽選で右の商品がプレゼントされる模様。

A賞 SFマークピンバッジ

B賞 50周年ロゴ入り特製文庫ブックカバー

同サイトから壁紙がダウンロードできるんだけど、この壁紙のデザインは壁紙としてどうかと思うよ。

せっかくなので、2013年はいつもよりSFをたくさん読みましょうかね。

@tkr2000
@honyakmonsky


余談だけど、ハヤカワSFを含めた当時のフレドリック・ブラウンのSF作品群。(「SFカーニバル」を除いた、当時刊行されていたフレドリック・ブラウンの全SF作品だと思います)

1970年代のフレドリック・ブラウンのSF文庫本

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2013年1月 4日

第四回翻訳ミステリー大賞一次投票結果全公開!

先日のエントリー『第四回翻訳ミステリー大賞最終候補作決定!』で、《第四回翻訳ミステリー大賞》の最終候補作についてはお伝えしたが、翻訳ミステリー大賞シンジケート公式ブログで、《第四回翻訳ミステリー大賞》の一次投票の結果が公開されている。

総投票者数は全52名、得票があった作品数は全83作品。

第四回翻訳ミステリー大賞一次投票結果全公開!(その1)
第四回翻訳ミステリー大賞一次投票結果全公開!(その2)
第四回翻訳ミステリー大賞一次投票結果全公開!(その3)

詳細は、上記リンク先を見ていただくとして、念の為ですが、《第四回翻訳ミステリー大賞》の最終候補作を紹介しておきます。(作品名50音順)


「解錠師」
スティーヴ・ハミルトン著、越前敏弥訳、早川書房刊


「罪悪」
フェルディナント・フォン・シーラッハ著、酒寄進一訳、東京創元社刊


「湿地」
アーナルデュル・インドリダソン著、柳沢由実子訳、東京創元社刊


「毒の目覚め」
S・J・ボルトン著、法村里絵訳、東京創元社刊


「深い疵」
ネレ・ノイハウス著、酒寄進一訳、東京創元社刊


「無罪 INNOCENT」
スコット・トゥロー著、二宮馨訳、文藝春秋刊

今年は、初の試みとして、先日のエントリー『第1回翻訳ミステリー読者賞だって!』で紹介した、《第1回翻訳ミステリー読者賞》もあるし、2013年4月13日(土)に開催される、《第4回翻訳ミステリー大賞授賞式》が楽しみになってきますよね。

@tkr2000
@honyakmonsky 

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2012年12月30日

「古典部」シリーズ(「氷菓」)折木奉太郎の本棚に翻訳作品が!?

米澤穂信の「古典部」シリーズの主人公である折木奉太郎の本棚に多くの翻訳作品が並んでいる模様。

これは、米澤穂信のブログ汎夢殿で公開されたもので、「古典部」シリーズのメディアミックスの際に作画の参考にと作成されたものである模様。

なお、「古典部」シリーズは米澤穂信の日常の謎に挑むミステリーで、現在までに、「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」「遠まわりする雛」「ふたりの距離の概算」の5作品(長編4冊、短編集1冊)が刊行されており、2012年には「氷菓」と言うタイトルでテレビアニメーション化されている。

掘り出し物です

『悪魔の辞典』(アンブローズ・ビアス 岩波文庫)
『図画百鬼夜行全画集』(鳥山石燕 角川ソフィア文庫)
『氷壁』(井上靖 新潮文庫)
『北壁の死闘』(ボブ・ラングレー 創元推理文庫)
『遥かなり神々の座』(谷甲州 ハヤカワ文庫)
『夜間飛行』(サン=テグジュペリ 新潮文庫)
『図書館警察』(スティーヴン・キング 文春文庫)
『大誘拐』(天藤真 創元推理文庫)
『とんでもねえ野郎』(杉浦日向子 ちくま文庫)
『二つ枕』(杉浦日向子 ちくま文庫)
『ちょっとピンぼけ』(ロバート・キャパ 文春文庫)
『悪魔とプリン嬢』(パウロ・コエーリョ 角川文庫)
『ホット・ロック』(ドナルド・E・ウェストレイク 角川文庫)
『強盗プロフェッショナル』(ドナルド・E・ウェストレイク 角川文庫)
『怪盗ニックを盗め』(エドワード・D・ホック ハヤカワ文庫)
『犯罪王カームジン』(ジェラルド・カーシュ 角川書店)
『百万ドルをとり返せ!』(ジェフリー・アーチャー 新潮文庫)
『大統領に知らせますか?』(ジェフリー・アーチャー 新潮文庫)
『ご冗談でしょうファインマンさん』(ファインマン 岩波現代文庫)
『国語入試問題必勝法』(清水義範 講談社文庫)
『秘湯中の秘湯』(清水義範 新潮文庫)
『Spirit of wonder』(鶴田謙二 講談社)
『華氏四五一度』(レイ・ブラッドベリ ハヤカワ文庫)
『木曜の男』(G・K・チェスタトン 創元推理文庫)
『七胴落とし』(神林長平 ハヤカワ文庫)
『宇宙探査機 迷惑一番』(神林長平 ハヤカワ文庫)
『心地よく秘密めいたところ』(ピーター・S・ビーグル 創元推理文庫)
『秘太刀馬の骨』(藤沢周平 文春文庫)
『隠し剣孤影抄』(藤沢周平 文春文庫)
『用心棒日月抄』(藤沢周平 文春文庫)
『堕落論』(坂口安吾 角川文庫)
『コンスタンティノープルの陥落』(塩野七生 新潮文庫)
『ロードス島攻防記』(塩野七生 新潮文庫)
『もの食う人びと』(辺見庸 角川文庫)
『自由からの逃走』(エーリッヒ・フロム 東京創元社)
『せどり男爵数奇譚』(梶山季之 ちくま文庫)
『東亰異聞』(小野不由美 新潮文庫)
『夏の災厄』(篠田節子 文春文庫)
『本覚坊遺文』(井上靖 講談社文庫)
『渚にて』(ネビル・シュート 創元推理文庫)
『眼下の敵』(D・A・レイナー 創元推理文庫)
『死言状』(山田風太郎 富士見書房)
『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』(ランス・アームストロング 講談社)
『ゲイルズバーグの春を愛す』(ジャック・フィニイ ハヤカワ文庫)
『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス 早川書房)
『無門関』(岩波文庫)
『寒い国から帰ってきたスパイ』(ジョン・ル・カレ ハヤカワ文庫)
『女王陛下のユリシーズ号』(アリステア・マクリーン ハヤカワ文庫)
『ナヴァロンの要塞』(アリステア・マクリーン ハヤカワ文庫)
『荒鷲の要塞』(アリステア・マクリーン ハヤカワ文庫)
『交通死』(二木雄策 岩波新書)
『死因事典』(東嶋和子 講談社ブルーバックス)
『ラストコンチネント』(山田章博 東京三世社)
『人外魔境』(小栗蟲太郎 桃源社)
『聊斎志異考』(陳舜臣 中公文庫)
『鷲は舞い降りた』(ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫)
『鷲は飛び立った』(ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫)
『ゼロの発見』(吉田洋一 岩波新書)
『ある首切り役人の日記』(フランツ・シュミット 白水社)
『仏師』(下村富美 小学館)
『無頼船』(西村寿行 角川文庫)
『風流冷飯伝』(米村圭吾 新潮文庫)
『退屈姫君伝』(米村圭吾 新潮文庫)
『面影小町伝』(米村圭吾 新潮文庫)
『毒の歴史』(ジャン・ド・マレッシ 新評論)
『ジャッカルの日』(フレデリック・フォーサイス 角川文庫)
『極大射程』(スティーヴン・ハンター 新潮文庫)
『狙撃手』(ピーター・ブルックスミス 原書房)
『鉄砲を捨てた日本人』(ノエル・ペリン 中公文庫)
『どぶどろ』(半村良 新潮文庫)
『産霊山秘録』(半村良 角川文庫)
『破獄』(吉村昭 新潮文庫)
『羆嵐』(吉村昭 新潮文庫)
『八甲田山死の彷徨』(新田次郎 新潮文庫)
『死因不明社会』(海堂尊 講談社ブルーバックス)
『五瓣の椿』(山本周五郎 新潮文庫)
『新明解国語辞典』(三省堂)

他人の本棚を見ると言うのは非常に興味深いものがある。
しかし、見られる側から考えると、自分の頭の中を何も隠さずに開陳しているようなもので、いささか面映い印象を受ける。

しかしながら、今回はフィクションの話。

このように、フィクションのキャラクターの本棚にどんな本が並んでいるのか知ることにより、そのキャラクターの理解が深まるし、もちろんそのキャラクターの言動の伏線になったりしていることが想像に難くない。

しかも、そのキャラクターを創造した作家本人がそれを行っているというのは、非常に興味深い。

つらつらと、折木奉太郎の本棚を眺めて見ると、なんとなく中二病の残滓が見え隠れしてくるし、そのジャンルやその作家の所謂代表作が並んでいるところも読書好きとしては、そのキャラクターの読書に対するスタンスや浅さや深さが見え隠れするところが興味深い。

また、メディアミックスされている作品と、その作家の他の作品が並んでいたりする点も面白いし、例えば『ジャッカルの日』、『極大射程』、『狙撃手』、『鉄砲を捨てた日本人』というような思考の流れも楽しい。

また同様に、ウエストレイクからジェフリー・アーチャーへの流れも読書好きとしてはニヤニヤしてしまう。

まあ、いろいろと興味深い本棚だな、と思った。

@tkr2000
@honyakmonsky

 

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2012年12月28日

第1回翻訳ミステリー読者賞だって!

2012年12月28日の翻訳ミステリー大賞シンジケート公式ブログのエントリー『第1回翻訳ミステリー読者賞のお知らせ』によると、新たな文学賞《第1回翻訳ミステリー読者賞》が設立された模様。

第1回翻訳ミステリー読者賞のお知らせ

さて、気になる《第1回翻訳ミステリー読者賞》の概要は次の通り。

・概要
 《翻訳ミステリー読者賞》とは、翻訳ミステリーファンの投票によって賞が決定する文学賞。

・対象期間、作品
 2011年11月1日~2012年10月31日(奥付の記載で)の間に出版された翻訳ミステリー。新訳含む。文庫化、(同一翻訳者による)改訳は除く。

・投票資格
 年齢・性別・職業問わず、翻訳ミステリーを愛する方。常用しているメールアドレスをお持ちの方。

・投票期間
 2013年3月1日~3月末日

・投票方法
 お一人につき一回のみ一冊だけを選んで、メールにて投票。

・発表
 第4回翻訳ミステリー大賞授賞式にて(2013年4月13日)

これは非常に興味深い文学賞ですね。

関心がある方は、是非、投票してみましょう。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2012年12月17日

武田ランダムハウスが破産

2012年12月17日にMSN産経ニュースが伝えるところによると、武田ランダムハウスジャパンが破産した模様。

出版社の武田ランダムハウスが破産、負債総額9億3千万円

出版社の武田ランダムハウスジャパン(東京都千代田区)が東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが17日、分かった。東京商工リサーチによると、決定は12日付で、負債総額は9億2600万円。

 米国の出版社ランダムハウスと講談社が平成15年、対等出資の合弁会社、ランダムハウス講談社を設立。しかし、22年に合弁を解消し武田ランダムハウスジャパンに社名変更した。

 合弁解消以降は大きなヒットに恵まれなかったほか、昨年8月には物理学者アインシュタインの伝記を翻訳した本の中で、コンピューターの自動翻訳をそのまま掲載したような記述が多数見つかり、回収騒ぎになっていた。

これは非常に残念なニュース。
業界への影響が心配。
本当にホンヤクモンスキーとして、憂鬱な気分になってしまう。

余談だが、武田ランダムハウスジャパンのホームページは平常通り運用されている。

武田ランダムハウスジャパン

@tkr2000
@honyakmonsky

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2012年12月13日

サム・ライミがヘミングウェイの影響を!?

さて、今日は全ての事象は翻訳小説の影響を受けている、と言うホンヤクモンスキーの妄想的エントリー。

今日、俎上に乗せるのは、サム・ライミ監督作品「死霊のはらわたII」 

サム・ライミと言えば、最近では「スパイダーマン」シリーズで超有名、押しも押されもせぬ映画監督なのだが、その映画作家としてのキャリアは、マニアックな映画ファンからカルト的な人気を誇っている「死霊のはらわた」シリーズでスタートしている。

今日はその「死霊のはらわた」のセルフリメイク的な続編「死霊のはらわたII」に関する余談。

「死霊のはらわたII」
監督・脚本:サム・ライミ
出演:ブルース・キャンベル(アッシュ)、デニス・ビクスラー(リンダ)、ジョン・ピークス(ノウビー教授)、サラ・ベリー(アニー)、リチャード・ドメイヤー(エド)

あらすじ:アッシュ(ブルース・キャンベル)とリンダ(デニス・ビクスラー)の2人はある森の廃屋を通りかかり、「死者の書/ネクロノミコン」とテープレコーダーを見つける。そのテープを再生すると突然リンダが死霊にとりつかれアッシュに襲いかかった。その頃、その「死者の書/ネクロノミコン」を掘り出したノウビー教授(ジョン・ピークス)の娘アニー(サラ・ベリー)も、ボーイフレンドのエド(リチャード・ドメイヤー)と小屋にやってきた。テープに残された教授の声によると・・・・。

さて、それでは今日の本題、「死霊のはらわたII」のどのあたりがアーネスト・ヘミングウェイの影響を受けているのか、と言うお話。

「死霊のはらわたII」より
アッシュの右手は死霊にとりつかれてしまう。

「死霊のはらわたII」より
死霊にとりつかれたアッシュの右手は、その辺にある皿や食器を手当たり次第、アッシュの頭に叩き付ける。

「死霊のはらわたII」より
アッシュの右手はアッシュの頭を掴み、アッシュを振り回し、叩き付け、ぶん投げてしまう。

「死霊のはらわたII」より
ぶん投げられて意識を失ったアッシュは、アッシュの右手に引きずられてしまう。右手は床に落ちているクレーバーで殺そうとする。

「死霊のはらわたII」より
アッシュの右手がクレーバーを掴もうとした瞬間、アッシュはナイフで右手を床に釘付けにする。

「死霊のはらわたII」より
アッシュは床に釘付けにした右手をチェーンソーで切り落とす。

「死霊のはらわたII」より
切り落とされたアッシュの右手はまだピクピクと動いている。

「死霊のはらわたII」より
アッシュはゴミ箱を右手に被せ、右手をゴミ箱の中に閉じ込める。

「死霊のはらわたII」より
ゴミ箱が動かないように、重しとして乗せた本の一番上にあるのはアーネスト・ヘミングウェイの「武器よさらば」("A Farewell to Arms")。

「死霊のはらわたII」より
右手を懐かしむアッシュ。

いかがでしょう。

ジョークの解説はしませんが、ゴミ箱にのっけた本が「武器よさらば」("A Farewell to Arms")ってところが面白いですよね。

ところでこの「死霊のはらわたII」 は、ゲロゲロでグログロのスプラッタ・ムービーなので、観客を選ぶとは思いますが、作品自体は大傑作なので、関心がある方は是非。

因みにその続編の「 死霊のはらわたIII キャプテン・スーパーマーケット」も大傑作でございます。こちらも是非。ブルース・キャンベル大活躍でございます。

@tkr2000
@honyakmonsky

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