2012年1月29日に映画.comが伝えるところによると、ジョー・カーナハンが映画化を企画しているジェイムズ・エルロイの「ホワイト・ジャズ」にリーアム・ニーソンが出演する可能性が出てきた模様。
J・エルロイ原作「ホワイト・ジャズ」にリーアム・ニーソン出演?
記録のため全文を引用する。
[映画.com ニュース] 「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のジョー・カーナハン監督が、数年前から映画化に取り組んでいる、ジェームズ・エルロイ原作の犯罪映画「ホワイト・ジャズ(原題)」に、リーアム・ニーソンの起用を希望していることがわかった。
原作は、「ブラック・ダリア」(ブライアン・デ・パルマ監督により06年映画化)、「ビッグ・ノーウェア」「L.A.コンフィデンシャル」(カーティス・ハンソン監督により97年映画化)に続く、エルロイの“暗黒のL.A.4部作”の第4部を飾る作品。50年代のロサンゼルスを舞台に、警察組織に翻弄される悪徳警官の破滅を描き、エルロイの最高傑作とも称される。
カーナハン監督は数年前に同作の映画化に着手したが、当初主演予定だったジョージ・クルーニーの降板後、進展が見られず製作は難航している。
カーナハン監督は、現在「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」に続いてニーソンと組んだ新作「ザ・グレイ(原題)」のプロモーション中だが、米Vultureのインタビューで「ニーソンとは今後も組んでいきたい」と発言。「ホワイト・ジャズ」に関しては、「L.A.コンフィデンシャル」でジェームズ・クロムウェルが演じたダドリー・スミス警部の役をぜひニーソンにやってもらいたいと話している。
ただし、現時点では同監督が希望しているという段階の話で、「ホワイト・ジャズ」の具体的な進捗状況は不明のままだ。 (映画.comより引用)
なお、ニュースソースはここ。
Director Joe Carnahan on The Grey, Casting Liam Neeson Over Bradley Cooper, and Starting Twitter Feuds
この記事は「ザ・グレイ(原題)」に関するインタビュー記事だが、そこから「ホワイト・ジャズ」に関する部分を引用する。
Q: With The A-Team, this, and other projects to come, it seems like Liam is part of your wolf pack now. You're thinking of him for parts in Nemesis and White Jazz?
A: For White Jazz, I would want Liam to play the Dudley Smith character. When L.A. Confidential came out — and I loved James Cromwell in that film and Liam would have been a tad too young then, at that time — but Liam is absolutely 100 percent the Dud. He is that guy. So to play him now —whoa. For Nemesis, I think he'd be a great Blake Morrow. (米Vultureより引用)
わたしはリーアム・ニーソンに「L.A.コンフィデンシャル」で、大好きなジェームズ・クロムウェルが演じたダドリー・スミスを演じて欲しいと思っている。ちょっと若いと思うけど、リーアム・ニーソンはダドリー・スミスを100%完璧に演じられると思うよ。
まあ、実際問題としては、リーアム・ニーソンがダドリー・スミスを演じるかどうか、より、ジョー・カーナハンの「ホワイト・ジャズ」映画化プロジェクトが実現するかどうか、と言うレベルの話だと思うけどね。
ところで、ジェイムズ・エルロイの「暗黒のL.A.」4部作とは次の4作品。
「ブラック・ダリア」(1987) 文藝春秋:「暗黒のL.A.」第1部
「ビッグ・ノーウェア」(1988) 文藝春秋:「暗黒のL.A.」第2部
「L.A.コンフィデンシャル」(1990) 文藝春秋:「暗黒のL.A.」第3部
「ホワイト・ジャズ」(1992) 文藝春秋:「暗黒のL.A.」第4部
なお、上記4作品のうち、「ブラック・ダリア」は2006年にブライアン・デ・パルマにより、「L.A.コンフィデンシャル」は1997年にカーティス・ハンソンによりそれぞれ映画化されている。
余談だが、2作品の映画化については、「暗黒のL.A.」4部作としての映画化ではないので、キャストの年齢はあまり気にしなくても良いのではないか、と思う。
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