カテゴリー「ディーン・クーンツ」の2件の記事

2012年10月26日

ディーン・クーンツの「フランケンシュタイン」シリーズをTNTがTVシリーズ化!

ディーン・クーンツの「フランケンシュタイン」シリーズ
2012年10月23日に海外ドラマNAVIが伝えるところによると、ディーン・クーンツの「フランケンシュタイン」シリーズが米TNTによってテレビシリーズ化される可能性が出てきた模様。

ディーン・クーンツ作の小説シリーズ『フランケンシュタイン』をTNTがTVシリーズとして立ち上げ

SFやホラー、ミステリーなど多岐にわたって活躍する作家、ディーン・クーンツ。その彼が執筆した小説シリーズ『フランケンシュタイン』が、米TNTによりTVシリーズとして立ち上がることになった。

『フランケンシュタイン』は、メアリー・シェリーの古典小説をベースに、現代のニューオリンズで繰り広げられる物語。天才科学者フランケンシュタインと、彼が生み出した怪物は、お互いが生きていることを知らぬまま現代に暮らしていた。フランケンシュタインはヴィクター・ヘリオスの偽名のもと、人造人間による世界征服を企んでいたが、200年の時をへて、再び二人の運命が交錯することになる。

実はこの小説は、2004年にクーンツも参加した同名のTVパイロット(マーティン・スコセッシ製作)に着想を得て書かれたもの。2010年には小説を映画化する話も進んでいたが、結局、TVシリーズに落ち着いたようだ。小説は全五部作で、日本でも第一巻から三巻までが『フランケンシュタイン 野望』『~ 支配』『~ 対決』として翻訳されている。

TVシリーズの製作総指揮を務めるジェームズ・V・ハートは、ケネス・ブラナー監督・出演による1994年の映画『フランケンシュタイン』で、原案・製作として参加していた人物。フランシス・F・コッポラ監督の映画『ドラキュラ』や、スティーヴン・スピルバーグ監督の『フック』などでは脚本も手がけており、本作でも息子のジェイク・ハートとともに、パイロットの脚本を執筆する。また、クーンツも同じく製作総指揮に名を連ねている。(海外ドラマNAVI)

なお、このニュースについては、クーンツのオフィシャル・サイトでも触れている。

TNT to develop drama series based on Dean’s Frankenstein series!

因に、日本国内で刊行されている「フランケンシュタイン」シリーズの翻訳は次の通り。

「フランケンシュタイン野望」
著者:ディーン・クーンツ
翻訳:奥村章子
出版社:早川書房(ハヤカワ文庫NV)
あらすじ:貴志祐介氏絶賛「クーンツは、フランケンシュタインの死体に命を吹き込み、新たな古典を創り出した」ハリウッドで大型映画化決定。巨匠の新シリーズ開幕!
天才科学者フランケンシュタインによって創造された怪物は、現在まで生き延び、デュカリオンと名乗っていた。一方、フランケンシュタインも命を長らえ、ヴィクター・ヘリオスの偽名のもと、人造人間である新人種による世界征服を企み、ニューオリンズで研究を進めていた。だが、そこで凄惨な連続殺人が発生、デュカリオン、ヴィクター、刑事カースンとマイクルの運命が交錯する。巨匠が入魂の筆致で描く新シリーズ、開幕!

「フランケンシュタイン支配」
あらすじ:ニューオリンズの人間が次々と人造人間に入れ替わっていく! 戦慄のシリーズ第2弾
刑事のカースンとマイクルは、人造人間がニューオリンズの至る所に浸透していることに気づき、デュカリオンはヴィクターの研究所を突き止めようとしていた。一方ヴィクターは新人種の殺し屋夫婦にカースンとマイクルの抹殺を命じた。そして人造人間の第一号であるデュカリオンが生き延びていて、自分を倒そうとしていることを知る。その頃、ヴィクターの経営する廃棄物処理場では異変が起きていた。激動のシリーズ第2弾

「フランケンシュタイン対決」
あらすじ:人造人間の大量製造を図る天才科学者。それを阻止せんとするデュカリオンと二人の刑事。両者の闘いに遂に決着が!
ヴィクターの研究所の所在地を知ったデュカリオンは、彼の野望を阻む手がかりを探すため、その中に潜入した。一方ヴィクターは、謎めいた電話を受ける。電話をした人物は、廃棄物処理場で復活したと語り、彼の墓を処理場に用意したという。やがてヴィクターは研究所の危機を察知し、何者かの陰謀を疑いつつ避難する。だがその行く手には、デュカリオンや刑事のカースンとマイケルたちが待ち受けていた。決戦の時、迫る!

これは楽しみですね。是非実現して欲しいと思います。

まあイメージとしては、アン・ライスの「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズの吸血鬼をフランケンシュタインのモンスターに置き換えたようなイメージで、現代まで綿々と続くフランケンシュタインとモンスターの物語でしょうかね。

@tkr2000
@honyakmonsky

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月13日

米フォーブス電子版が作家の世界長者番付を発表!

2012年8月10日にロイターが伝えるところによると、米経済誌フォーブス電子版は、作家の世界長者番付を発表した。

作家の世界長者番付で女性が躍進、1位はJ・パターソン=米誌

記録のため、全文を引用する。

[ニューヨーク 9日 ロイター]米経済誌フォーブス電子版は、作家の世界長者番付を発表し、ジェームズ・パターソンが9400万ドル(約73億8800 万円)を稼ぎ出し、2位に大差をつけて1位となった。また、女性作家がトップ10の半数を占めるなど、女性の躍進が目立っている。

フォーブスはニールセンなどによる売り上げ調査のほか、作家や出版社、エージェントへの聞き取りなどから2011年5月―12年5月の所得を調べ、 ランキングを作成。その結果、パターソンが1位、スティーブン・キング(3900万ドル)が2位となった。3位には3300万ドルを稼いだジャネット・イバノビッチが入り、女性ではトップとなった。

同誌のジェフ・ベルコビシ氏は、今回のランキングでは女性作家の活躍が目立ったと指摘。8位に入った「ハンガー・ゲーム」シリーズの作者スーザン・コリンズ(2000万ドル)、10位のハリー・ポッター」シリーズ作者のJ・K・ローリング(1700万ドル)、また、今回はランク外だったが、来年必ずランキング入りするとみられている、英米で爆発的なヒットとなっている官能小説「Fifty Shades of Grey(原題)」の著者E・L・ジェームスらの名前を挙げた。

トップ10は以下の通り。

1.ジェームズ・パターソン(9400万ドル)
2.スティーブン・キング(3900万ドル)
3.ジャネット・イバノビッチ(3300万ドル)
4.ジョン・グリシャム(2600万ドル)
5.ジェフ・キニー(2500万ドル)
6.ビル・オライリー(2400万ドル)
7.ノーラ・ロバーツ(2300万ドル)
7.ダニエル・スティール(2300万ドル)
8.スーザン・コリンズ(2000万ドル)
9.ディーン・クーンツ(1900万ドル)
10.J・K・ローリング(1700万ドル)

因みにニュースソースはこちら。

Women On The Rise Among The World's Top-Earning Authors

感覚的には、2011年5月〜2012年5月の所得実績とは言え、J・K・ローリングが想像以上に低い印象を受けるし、ディーン・クーンツも結構頑張っているのだな、と思った。

やはり、日本国内の感覚とはちょっと違う結果がいろいろと興味深い。

@tkr2000
@honyakmonsky

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

A・E・ヴァン・ヴォークト C・S・ルイス E・E・スミス E・L・ジェームズ F・スコット・フィッツジェラルド Gary L. Stewart H・G・ウェルズ J・D・サリンジャー J・G・バラード J・K・ローリング J・R・R・トールキン Matthew De Abaitua P・D・ジェームズ P・G・ウッドハウス S・J・ボルトン S・S・ヴァン・ダイン ■SF ■コメディ ■ノンフィクション ■ファンタジー ■ホラー ■ミステリー ■児童書 ■冒険小説 ■叙事詩 ■幻想 ■文芸 ■漫画 ■美術 ■詩歌 ●tkr ●unyue 「ピパの唄」 はじめに アイザック・アシモフ アイラ・レヴィン アガサ・クリスティ アゴタ・クリストフ アニメーション アラン・グレン アルフォンス・ドーテ アルフレッド・ウーリー アルフレッド・ベスター アンソニー・ドーア アンソニー・バージェス アンディ・ウィアー アンデルセン アントニイ・バークリー アンネ・フランク アン・ライス アーサー・C・クラーク アーサー・コナン・ドイル アーナルデュル・インドリダソン アーネスト・ヘミングウェイ イアン・フレミング イアン・マクドナルド イーユン・リー ウィリアム・ギブスン ウィリアム・シェイクスピア ウィリアム・ピーター・ブラッティ ウィリアム・ボイド ウィリアム・リンク ウォルター・ウェイジャー ウォルター・テヴィス ウラジミール・ソローキン エドガー・アラン・ポー エドガー・ライス・バローズ エドワード・D・ホック エド・ファルコ エマ・ドナヒュー エミリー・ブロンテ エラリー・クイーン エリザベス・ビショップ エリック・シーガル エルモア・レナード オースン・スコット・カード カズオ・イシグロ カレル・チャペック カート・ヴォネガット カート・ヴォネガット・ジュニア ガレス・L・パウエル キャロル・オコンネル ギャビン・ライアル ギレルモ・デル・トロ クリストファー・プリースト グレアム・グリーン ケイト・アトキンソン ケイト・モートン ケン・キージー コニー・ウィリス コーマック・マッカーシー サルバドール・プラセンシア シャルル・ボードレール シャーリイ・ジャクスン シャーロット・ブロンテ ジェイムズ・P・ホーガン ジェイムズ・エルロイ ジェイン・オースティン ジェニファー・イーガン ジェフリー・ディーヴァー ジェフ・キニー ジェラルディン ・ブルックス ジェームズ・クラベル ジェームズ・パターソン ジェームズ・マクティーグ ジム・トンプスン ジャック・ケッチャム ジャック・フィニィ ジャック・フットレル ジャネット・イバノビッチ ジュディ・ダットン ジュール・ヴェルヌ ジョイス・キャロル・オーツ ジョナサン・キャロル ジョナサン・サフラン・フォア ジョナサン・フランゼン ジョン・クリストファー ジョン・グリシャム ジョン・スコルジー ジョン・スラデック ジョン・ル・カレ ジョン・W・キャンベル・ジュニア ジョージ・A・エフィンガー ジョージ・オーウェル ジョージ・ルーカス ジョーゼフ・キャンベル ジョーン・G・ロビンソン ジョー・ヒル ジル・マーフィ ジーン・ヘグランド スコット・ウエスターフェルド スコット・スミス スコット・トゥロー スタンリー・キューブリック スティーグ・ラーソン スティーヴン・キング スティーヴ・ハミルトン スーザン・D・ムスタファ スーザン・オーリアン スーザン・コリンズ スーザン・ヒル セス・グレアム=スミス ダグラス・アダムス ダシール・ハメット ダニエル・キイス ダニエル・スティール ダフネ・デュ・モーリア ダンテ・アリギエーリ ダン・ブラウン チャイナ・ミエヴィル チャック・ホーガン チャールズ・M・シュルツ チャールズ・ディケンズ テオ・オブレヒト テレビムービー ディミトリ・フェルフルスト ディーン・クーンツ デイヴィッド・ゴードン デイヴィッド・ピース デイヴィッド・ホックニー デイヴィッド・ミッチェル デニス・ルヘイン デヴィッド・セルツァー トマス・H・クック トマス・ハリス トマス・ピンチョン トム・クランシー トム・ロブ・スミス トーベ・ヤンソン トーマス・マン ドナルド・E・ウェストレイク ドン・ウィンズロウ ナーダシュ・ペーテル ニコライ・ゴーゴリ ニール・スティーヴンスン ネビル・シュート ネレ・ノイハウス ノーマン・メイラー ノーラ・ロバーツ ハリイ・ケメルマン ハワード・フィリップス・ラヴクラフト ハンナ・ジェイミスン ハーマン・メルヴィル バルガス=リョサ バーナード・マラマッド パオロ・バチガルピ パトリシア・ハイスミス ビバリー・クリアリー ビル・S・バリンジャー ピエール・ブール フィリップ・K・ディック フィリップ・プルマン フィリップ・ロス フェルディナント・フォン・シーラッハ フランク・ハーバート フランツ・カフカ フリオ・リャマサーレス フリードリヒ・ニーチェ フレデリック・フォーサイス フレドリック・ブラウン ブライアン・セルズニック ブラム・ストーカー ホンヤクモンスキー ホンヤクモンスキーの憂鬱 ポール・オースター マイクル・コナリー マイケル・クライトン マイケル・コックス マザー・グース マックス・バリー マックス・ブルックス マック・レナルズ マリオ・バルガス=リョサ マリオ・プーゾ マーセル・セロー マーティン・スコセッシ メアリー・シェリー モーパッサン ヤン・マーテル ユッシ・エーズラ・オールスン ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト ライオネル・シュライバー ライマン・フランク・ボーム ライヤード・キップリング ラジオ ラッキー・マッキー ラムジー・キャンベル リチャード・スターク リチャード・バック リチャード・マシスン リチャード・レビンソン リリー・ブルックス=ダルトン リー・チャイルド ルイス・キャロル ルシアン・ネイハム レイモンド・チャンドラー レイ・ブラッドベリ レオ・ペルッツ レビュー ロアルド・ダール ロバート・A・ハインライン ロバート・B・パーカー ロバート・ブラウニング ロバート・ラドラム ロベルト・ポラーニョ ローレンス・ブロック ヴィクトル・ユーゴー 吾妻ひでお 図書館 手塚治虫 文学賞 映画 村上春樹 栗本薫 池井戸潤 湊かなえ 瀬名秀明 竹本泉 米澤穂信 翻訳作品の影響 舞台 董啓章 読書会 貫井徳郎 越前敏弥 黒史郎