カテゴリー「フェルディナント・フォン・シーラッハ」の15件の記事

2014年4月 6日

シーラッハ原作の「犯罪 〜ドイツの奇妙な事件〜」はAXNミステリーで4月12日放送開始

「犯罪 〜ドイツの奇妙な事件〜」
フェルディナント・フォン・シーラッハ原作のテレビムービー「犯罪 〜ドイツの奇妙な事件〜」が、ミステリー専門チャンネルAXNミステリーで2014年4月15日より放送が開始される。

「犯罪 〜ドイツの奇妙な事件〜」

このテレビムービーは、2013年4月から独ZDFでテレビミニシリーズとして放送されたもの。全6話。

ZDFの「犯罪」のオフィシャル・サイト

今回、AXNミステリーで放送されるのも同様に全6話で、初回放送予定は次の通り。

第1話 「フェーナー氏」
2014年4月12日(土)17:00

第2話 「タナタ氏の茶わん」
2014年4月12日(土)18:00

第3話
「緑」
2014年4月12日(土)19:00

第4話
「ハリネズミ」
2014年4月12日(土)20:00

第5話
「サマータイム」
2014年4月12日(土)21:00

第6話
「正当防衛」
2014年4月12日(土)22:00

このテレビシリーズ「犯罪 〜ドイツの奇妙な事件〜」は本国ドイツでも評価が高い作品なので、期待して行きたい。

なお、AXNミステリーのサイトでは、「犯罪」「罪悪」の朗読劇を公演した俳優:橋爪功と、「犯罪」「罪悪」の翻訳家:酒寄進一にインタビュー記事が掲載されている。

「犯罪 〜ドイツの奇妙な事件〜」に魅せられた2人
俳優 橋爪功 × 翻訳家 酒寄進一 対談インタビュー

このインタビュー記事は全4ページにわたる興味深いものなので、関心がある方は是非。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年10月28日

シーラッハの「犯罪」と「罪悪」が朗読劇に!?

「犯罪|罪悪」 フェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」「罪悪」の短篇が橋爪功による朗読劇になる模様。

「犯罪 | 罪悪」
朗読:橋爪功
演出:森新太郎
作:フェルディナント・フォン・シーラッハ 東京創元社刊「犯罪」「罪悪」より
翻訳:酒寄進一

日程:2013年12月21日(土)〜25日(水)
会場:東京芸術劇場シアターウエスト
前売発売日:2013年10月26日(土)
料金:前売3,800円、当日4,300円、2公演通し券7,000円

「犯罪」の回と「罪悪」の回は別公演となる。

なお、朗読される短篇は「犯罪」の回は同短篇集より、「フェーナー氏」「チェロ」「ハリネズミ」の3作品と、「罪悪」の回は同様に、「ふるさと祭り」「イルミナティ」「雪」の3作品。

因みにこの朗読劇「犯罪 | 罪悪」はどうやら橋爪功自らの企画であり、2013年5月に兵庫県立芸術文化センターと水戸芸術館で上演された朗読劇「橋爪功ちょっとコワイ話」で朗読された作品が小松左京の「くだんのはは」とシーラッハの「ハリネズミ」だったことから膨らんだ企画である模様。

関心がある方は是非。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年10月 7日

シーラッハ原作『犯罪「幸運」』DVD発売決定

『犯罪「幸運」』 フェルディナント・フォン・シーラッハの短篇集「犯罪」に収録されている短篇小説「幸運」を基にした『犯罪「幸運」』が2014年1月に国内でDVD化される模様。

『犯罪「幸運」』
監督:ドリス・デリエ
原作:フェルディナント・フォン・シーラッハ 「犯罪」(東京創元社)
出演:アルバ・ロルヴァケル、ヴィンツェンツ・キーファー
発売日:2014年1月10日
発売元:オンリー・ハーツ

あらすじ:故郷マケドニアの内戦で両親を惨殺され、自身もレイプされたイリーナは、ベルリンに流れ着いて娼婦になった。愛犬と路上生活をするパンク青年カレと知り合い、恋に落ちた二人はイリーナのアパートで暮らし始める。ようやく見つけたかけがいのない幸せ──ところがある日、客が心臓発作で急死、パニックになったイリーナは部屋を飛び出した。帰宅して死体を見つけたカレは、彼女が殺したものを思い込み、死体を隠滅しようとするのだが…。

なお、この「幸運」の原作が収録されている短篇集「犯罪」は、2013年4月から独ZDFでテレビミニシリーズ化されており、独ZDFのオフィシャル・ページで、全6エピソードの予告編を観る事が出来る。

予告編を観ると、証拠が画面にカットインしてきて、くるくる回る、と言うゲーム的で斬新な映像手法が取られていたり、もちろんリンゴがモチーフになっていたり、と興味深い点が多々ある。

VERBRECHEN nach Ferdinand von Schirach

テレビミニシリーズ化されたのは次の6エピソード。

「フェーナー氏」
「タナタ氏の茶碗」
「緑」
「ハリネズミ」
「サマータイム」
「正当防衛」

そして、今回DVD化される「幸運」で、「犯罪」に収録されている全11作品のうち、7作品が映像化されていることになる。

個人的には、シーラッハの短篇は非常に短い作品が多いので、ZDFのテレビミニシリーズの方が視聴者の受けが良いのではないか、と思えてならない。

つづく「罪悪」もテレビミニシリーズ化にぴったりだと思う。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年4月15日

第四回翻訳ミステリー大賞決定!

2013年4月13日に東京都文京区《鳳明館森川別館》で開催された『第四回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション』で、《第四回翻訳ミステリー大賞》が決定した。

第四回翻訳ミステリー大賞決定!

受賞作は、スコット・トゥローの「無罪 INNOCENT」

「無罪 INNOCENT」
著者:スコット・トゥロー
訳者:二宮磬
出版社:文藝春秋

内容紹介:かつて検事補殺しの裁判で無罪を勝ち取り、今や判事の座に昇りつめたラスティ・サビッチ。
彼の妻バーバラが変死した、遺体の発見から通報までに空白の一日があったことに疑惑を抱いた検事局の調べで、サビッチに愛人がいたという事実が浮かび上がった。
次々に状況証拠が積みあがる中、かつてサビッチの裁判で屈辱的な敗北を喫した地方検事トミー・モルトは、ついにサビッチを妻殺しで訴追することを決意した。
そして因縁の法廷が幕を開ける。サビッチは妻を殺したのか、遺体発見後の空白の時間は何を意味するのか、彼は何を隠しているのか? 嘘と真実と駆け引きが白熱する。
そして衝撃の真実はすべてが終わったあとに明かされる。それはあまりに悲しく痛ましく、人間の愛と憎悪を描き出す―歴史的名作『推定無罪』続編の名に恥じぬ重厚なる傑作。

ところで、《翻訳ミステリー大賞》とは何ぞや、と言う話なのだが、同賞は《翻訳ミステリー大賞シンジケート》が主催する、翻訳文学を対象にした文学賞で、翻訳家の投票により受賞作が決定する。

2009年度に設立された同賞は、2012年度に第四回を迎え、2013年4月に授賞式が開催された。

《第四回翻訳ミステリー大賞》は、第一次投票作品83作品(投票者52名)から、2012年12月開催の予選委員会によって、最終候補作6作品を選出し、今回の第二次投票(投票数60票)により決定、発表された。

有効投票数60票の内訳は次の通り。

   

『無罪 INNOCENT』:16票
『毒の目覚め』:11票    
『解錠師』:11票    
『深い疵』:10票    
『罪悪』:7票    
『湿地』:5票

第四回翻訳ミステリー大賞受賞作「無罪 INNOCENT」の翻訳家:二宮磬氏

第四回翻訳ミステリー大賞を受賞した「無罪 INNOCENT」の翻訳家:二宮磬氏。

余談ですが、わたしは例によって『第四回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション』に参加しまして、いろいろなイベントに参加しました。

その辺のお話は後日。

@tkr2000
@honyakmonsky


関連エントリー
『第四回翻訳ミステリー大賞一次投票結果全公開!』 2013/01/04
『第四回翻訳ミステリー大賞最終候補作決定!』 2012/12/22
『第三回翻訳ミステリー大賞決定!』 2012/04/15
『「第三回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション」のお知らせ』 2012/03/12
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「二流小説家」』 2012/02/21
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「犯罪」』
2012/02/19
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「夜の真義を」』
2012/02/16
『第三回 翻訳ミステリー大賞候補作/「忘れられた花園」』
2012/02/15
『さあ、今のうちに【 第三回翻訳ミステリー大賞】の候補作を読もう!』
2012/02/12

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2013年2月24日

第3回 Twitter文学賞 海外部門 速報!

第3回Twitter文学賞 結果発表座談会
2013年2月24日 Ustreamで第3回Twitter文学賞が発表された。

海外部門の速報をお伝えする。

1.「青い脂」
著者:ウラジミール・ソローキン
訳者:望月哲男、松下隆志
出版社:河出書房新社

2.「ならずものがやってくる」
著者:ジェニファー・イーガン
訳者:谷崎由依
出版社:早川書房

2.「ブルックリン・フォリーズ」
著者:ポール・オースター
訳者:柴田元幸
出版社:新潮社

3.「2666」
著者:ロベルト・ポラーニョ
訳者:野谷文昭、内田兆史、久野量一
出版社:白水社

4.「夜毎に石の橋の下で」
著者:レオ・ペルッツ
訳者:垂野創一郎
出版社:国書刊行会

4.「地図集」
著者:董啓章
訳者:藤井省三、中島京子
出版社:河出書房新社

4.「極北」
著者:マーセル・セロー
訳者:村上春樹
出版社:中央公論新社

5.「第六ポンプ」
著者:パオロ・バチガルピ
訳者:中原尚哉、金子浩
出版社:早川書房

6.「居心地の悪い部屋」
編集:岸本佐知子
訳者:岸本佐知子
出版社:角川書店

7.「無声映画のシーン」
著者:フリオ・リャマサーレス
訳者:木村榮一
出版社:ヴィレッジブックス

8.「黄金の少年、エメラルドの少女」
著者:イーユン・リー
訳者:篠森ゆりこ
出版社:河出書房新社

9.「タイガーズ・ワイフ」
著者:テオ・オブレヒト
訳者:藤井光
出版社:新潮社

9.「フリーダム」
著者:ジョナサン・フランゼン
訳者:森慎一郎
出版社:早川書房

9.「残念な日々」
著者:ディミトリ・フェルフルスト
訳者:長山さき
出版社:新潮社

10.「罪悪」
著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
訳者:酒寄進一
出版社:東京創元社

10.「世界が終わるわけではなく」
著者:ケイト・アトキンソン
訳者:青木純子
出版社:東京創元社

10.「占領都市 TOKYO YEAR ZERO II」
著者:デイヴィッド・ピース
訳者:酒井武志
出版社:文藝春秋

10.「悪い娘の悪戯」
著者:マリオ・バルガス=リョサ
訳者:八重樫克彦、八重樫由貴子
出版社:作品社

なお、第3回Twitter文学賞 結果発表座談会の出演は、豊崎由美(書評家)、大森望(書評家・翻訳家)、佐々木敦(批評家)、杉江松恋(ライター)、石井千湖(ライター)。

関連エントリー
『「第3回Twitter文学賞」は2月5日投票スタート!』

@tkr2000
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2012年12月22日

第四回翻訳ミステリー大賞最終候補作決定!

2012年12月20日 翻訳ミステリー大賞シンジケート公式ブログで、《第四回翻訳ミステリー大賞》の最終候補作が発表になった。

第四回翻訳ミステリー大賞最終候補作決定!

気になる候補作は次の通り。(作品名50音順)

「解錠師」スティーヴ・ハミルトン著、越前敏弥訳、早川書房刊

「罪悪」フェルディナント・フォン・シーラッハ著、酒寄進一訳、東京創元社刊

「湿地」アーナルデュル・インドリダソン著、柳沢由実子訳、東京創元社刊


「毒の目覚め」S・J・ボルトン著、法村里絵訳、東京創元社刊


「深い疵」ネレ・ノイハウス著、酒寄進一訳、東京創元社刊


「無罪 INNOCENT」スコット・トゥロー著、二宮馨訳、文藝春秋刊

いかがでしょう、皆さんのオススメ作品はあったかな。
個人的には、《第四回翻訳ミステリー大賞》が決定されるまでに、何冊か読んでみようかな、と思っているよ。

@tkr2000
@honyakmonsky 

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2012年11月25日

「ミステリマガジン」ミステリが読みたい!2013年版ランキング発表!!

「ミステリマガジン2013年1月号」《特集●ミステリが読みたい!》 2012年11月24日 ハヤカワ・オンラインで、「ミステリマガジン2013年1月号」《特集●ミステリが読みたい!》2013年版で、2012年のミステリ・ベスト・ランキングが公開された。

ミステリが読みたい!2013年版ランキング発表!!

ホンヤクモンスキー的には、海外篇を引用する。

1位『湿地』
  アーナルデュル・インドリダソン/柳沢由実子訳/東京創元社
2位『解錠師』
  スティーヴ・ハミルトン/越前敏弥訳/ハヤカワ・ミステリ
3位『占領都市 TOKYO YEAR ZERO II 』
  デイヴィッド・ピース/酒井武志訳/文藝春秋
4位『特捜部Q―Pからのメッセージ―』
  ユッシ・エーズラ・オールスン/吉田薫、福原美穂子訳/ハヤカワ・ミステリ
5位『鷲たちの盟約』(上下)
  アラン・グレン/佐々田雅子訳/新潮文庫
6位『追撃の森』
  ジェフリー・ディーヴァー/土屋晃訳/文春文庫
7位『無罪  INNOCENT』
  スコット・トゥロー/二宮磬訳/文藝春秋
8位『真鍮の評決 リンカーン弁護士』(上下)
  マイクル・コナリー/古沢嘉通訳/講談社文庫
9位『ローラ・フェイとの最後の会話』
  トマス・H・クック/村松潔訳/ハヤカワ・ミステリ
10位『罪悪』
  フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一訳/東京創元社

いかがでしょう。

世は、週刊文春臨時増刊「東西ミステリーベスト100」の話題でいっぱいですが、今年もそろそろいろんなベスト10が発表になる時期になってきたんですかね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2012年4月18日

フェルディナント・フォン・シーラッハ日本の書店の評価を受ける

ドイツの出版情報サイトBuch Marktが、フェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」が2012年本屋大賞(翻訳小説部門)を受賞したことを報じた。

2012年4月12日 ドイツの出版情報サイトBuch Marktが、フェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」が2012年本屋大賞(翻訳小説部門)を受賞したことを報じた。

Ferdinand von Schirach erhält japanischen Buchhandelspreis

フェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」が、日本の有名な賞である「ホンヤタイショー2012(Honyataisho 2012)」の国際ベストセラー部門を受賞した。

ホンヤタイショーは2004年以来、日本の作品に賞を与えていましたが、今年初めて翻訳小説のための特別な賞が設立され、フェルディナント・フォン・シーラッハはこの重要な賞の最初の受賞者になりました。

翻訳者シンイチ・サカヨリ(Shinichi Sakayori)は、シーラッハの代わりに授賞式に出席し、シーラッハのメッセージを代読しました。

「犯罪」
著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
訳者:酒寄進一
出版社:東京創元社

@tkr2000
@honyakmonsky

 

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2012年4月15日

第三回翻訳ミステリー大賞決定!

2012年4月14日 東京都文京区、鳳明館森川別館で開催された「第三回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション」において、第三回翻訳ミステリー大賞が決定し発表された。

第3回翻訳ミステリー大賞決定!

第三回翻訳ミステリー大賞の受賞作品と最終候補作品は次の通り。

第三回翻訳ミステリー大賞受賞作品
「忘れられた花園」
著者:ケイト・モートン
訳者:青木純子
出版社:東京創元社

第三回翻訳ミステリー大賞最終候補作品(邦題五十音順)
「アンダー・ザ・ドーム」スティーヴン・キング/白石朗/文藝春秋
「二流小説家」デイヴィッド・ゴードン/青木千鶴/ハヤカワ・ミステリ
「犯罪」フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一/東京創元社
「夜の真義を」マイケル・コックス/越前敏弥/文藝春秋
「忘れられた花園」ケイト・モートン/青木純子/東京創元社

第三回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションの概要は次の通り。

第一部
■記念講演 瀬名秀明(聞き手:杉江松恋)
第三回翻訳ミステリー大賞 記念講演 瀬名秀明(聞き手:杉江松恋)

記念講演は、瀬名秀明氏の少年時代から現在までの読書体験や映像作品への興味対象の流れが明瞭に語られ、現在の作家:瀬名秀明がどのようにして誕生したのか、が興味深かった。

記念講演の気になったキーワードは次の通り。

「ヒッチコックミステリー」シリーズ/「カリフォルニア少年探偵団」シリーズ("Alfred Hitchcock and The Three Investigators")
「モダンホラーセレクション」
・リチャード・マシスン
・スティーヴン・キング
・ラムジー・キャンベル「バラサイト」(未訳)
・ディーン・クーンツ
・ウィリアム・ゴールドマン
「ヒー・イズ・レジェンド」の解説
「大空のドロテ」出版間近!?
「アルセーヌ・ルパン」シリーズ
・日本SF作家クラブの今後の活動

講演後、瀬名秀明氏のサイン会も行われました。

瀬名秀明氏は「ドラえもん」の熱心なファンである、ということもあり、サインにはなぜか「ドラえもん」のイラストが・・・・

■第三回翻訳ミステリー大賞開票&贈賞式
第三回翻訳ミステリー大賞得票結果

第三回翻訳ミステリー大賞の開票はリアルタイム開票が行われ、投票順にエドカー・アラン・ポーの顔がホワイトボードに貼られると言う趣向で行われた。

開票後、第三回翻訳ミステリー大賞の贈賞式が行われ、翻訳者の青木純子氏とケイト・モートンの代理として東京創元社の担当編集者に贈賞が行われた。

因みにホワイトボードに貼られているポーの大きな顔は10票、小さい顔は1票。

従って、最終的な得票数は次の通り。
「アンダー・ザ・ドーム」 5票
「二流小説家」 6票
「犯罪」 18票
「夜の真義を」 6票
「忘れられた花園」 22票

やはり強かった「犯罪」「忘れられた花園」のデッドヒートに会場は盛り上がった。

最終候補作への投票締切は4月12日と言うこともあり、翻訳ミステリーに関する他の文学賞のほとんどが発表された後ということもあり、ある種興味深い結果になったかも知れない。

なお、当日の第三回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションの様子はUSTREAMで視聴することができる。

第三回翻訳ミステリー大賞 記念講演 瀬名秀明(聞き手:杉江松恋)

第三回翻訳ミステリー大賞授賞式

第二部
■みんなでつくろう!《ミステリ読書地図》

■《フランス・ミステリを楽しもう!》:小山正&東京メグレーズ
■読書会「生還」:挟名紅治
「ホワイト・ジャズ」徹底解剖!:佐々田雅子 with 永嶋俊一郎
■お茶とケーキのコージーのお部屋:上條ひろみ&小財満
■紫煙と酒のハードボイルド部屋:田口俊樹

■ミステリー・クイズ大会 司会・杉江松恋(評論家)

わたしは、全体企画の、【みんなでつくろう!《ミステリ読書地図》】、【ミステリー・クイズ大会】、個別企画の【「ホワイト・ジャズ」徹底解剖!】に参加。

個人的には【「ホワイト・ジャズ」徹底解剖!】が興味深かった。
ジェイムズ・エルロイの「ホワイト・ジャズ」を翻訳した佐々田雅子氏のワイルドな人物的魅力と配付されたレジュメも超濃厚。

その後の宴会は、わたしは午前3:00で寝ましたが、午前4:00位まで続いた模様。

@tkr2000
@honyakmonsky


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2012年4月10日

2012本屋大賞翻訳小説部門受賞作発表!

2012年4月10日 「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2012年本屋大賞」の発表会が明治記念館で開催され、2012年本屋大賞受賞作が発表された。

「2012年本屋大賞」結果発表!

なお、今年の本屋大賞では特別企画として「翻訳小説部門」が選出された。

ところで、当ブログは「ホンヤクモンスキーの憂鬱」というくらいなので、今日は「2012年本屋大賞 翻訳小説部門」の受賞作を紹介する。

1位「犯罪」著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ/訳者:酒寄進一
2位「紙の民」著者:サルバド-ル・プラセンシア/訳者:藤井光
3位「メモリーウォール」著者:アンソニー・ドーア/訳者:岩本正恵
3位「忘れられた花園(上・下)」著者:ケイト・モートン/訳者:青木純子

因みに、本屋大賞とは書店員の投票だけで選ばれる文学賞で、2012本屋大賞では、一次投票は560名、二次投票は371名の投票があった模様。

国内作品の2012年本屋大賞はこちらでご確認願います。

本屋大賞

@tkr2000
@honyakmonsky

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