カテゴリー「ジョージ・オーウェル」の4件の記事

2013年8月19日

「23分間の奇跡」

「23分間の奇跡」 ジェームズ・クラベルの「23分間の奇跡」を読んだ。

と言うのも、どこで話が出たのか、誰に勧められたのか記憶にないのだが、最近どこかで「23分間の奇跡」の話が出て、再読すべきだ、と思っていたのだ。

そんな中、たまたま書店で《ナツイチ2013/集英社文庫》の棚を眺めていたら、AKB48の高橋みなみが「23分間の奇跡」を勧めていたのだ。

わたしはAKB48に全く関心がないこともあり、高橋みなみのことはほとんど知らない。

どうせ、高橋みなみが「23分間の奇跡」を勧めているのは大人の事情だろ、と思いながらも、もしかして本当に「23分間の奇跡」を高橋みなみが勧めているのだとしたら、わたしの中の高橋みなみの株は暴騰する。

と言うのは、2012年の12月頃に、元AKB48の前田敦子に配給会社の宣伝マンが「本当に映画がお好きなのか疑っていたのですが、シネパトスに行かれた事や「ダークナイト~」等のソフトを購入されてたのを見て信じました。すみません! 」とかツイートして炎上した事件があったのだが、その経緯を見ているとどうやら前田敦子は本当に映画好きみたいで、それだけで、つまり映画好きだ、と言うだけで、わたしの中の前田敦子の株は現在絶賛暴騰中である。

しかしながら【4カ月で前田敦子が観た120本に及ぶ映画リストから、特に印象に残った、お気に入りの作品をみずから紹介】/『浴びるように映画を観たい』で紹介された作品が普通過ぎて困る。

もうちょっと尖った作品をあげてくれよ、と。

そんな中、高橋みなみが「23分間の奇跡」をあげているのだ。

これは興奮する。

「23分間の奇跡」
著者:ジェームズ・クラベル
訳者:青島幸男
出版社:集英社/集英社文庫

さて「23分間の奇跡」だが、物語の背景は、英語を公用語にしている国と、他の言語を公用語としている国が戦争をしていたのだが、英語を公用語としている国が戦争に負け、勝った国の教員が負けた国の小学校で最初の授業を行う、と言うものである。

戦争に勝った国は、社会主義国なのか共産主義国なのかわからないが全体主義国家で、負けた国は資本主義なのかおそらく自由主義国家のようである。

誰もが思うように、本作「23分間の奇跡」は、訳者あとがきでも明記されているように《フランス万歳》でお馴染みのアルフォンス・ドーテの「最後の授業」に対する《最初の授業》とも言える作品である。

また本作を考える上ではジョージ・オーウェルの「一九八四年」「動物農場」をひいてみるのも面白いし、スティーヴン・キングの「ハイスクール・パニック」と並べて読むのも興味深いだろう。

と言うのも、本作「23分間の奇跡」は、小学生たちが、戦勝国の教師にいとも簡単に、つまりわずか《23分間》の間に洗脳されてしまう様を描いているのだ。

こんなに恐ろしい小説はない。

機会があれば是非。

ところで、《ナツイチ2013》のサイトで高橋みなみの「23分間の奇跡」感想が公開されていた。

おいらがっかりだよ。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年3月31日

「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア

「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア
2013年3月21日にハヤカワ・オンラインが伝えるところによると、2013年4月上旬より、全国の書店・アニメ専門店で、『「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア』が開催される模様。

「PSYCHO-PASSサイコパス」オフィシャル・サイト

「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア実施!

【フェアのご案内】
フジテレビ系アニメ「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫 「紙の本を読みなよ」フェア実施!

このたびフジテレビ系ノイタミナ枠で放送され人気を博したアニメ「PSYCHO-PASS」とハヤカワ文庫のコラボレーションフェアを実施いたします。
作中では弊社より刊行されている小説が登場し、放送終了後twitterやネットで話題となりました。

今回のフェアでは登場した小説の文庫4作品にキャラクターを刷り込んだ個別帯を作成。主要キャラクターの槙島聖護の印象的な台詞「紙の本を買いなよ」を「紙の本を読みなよ」と置き換えたメインコピーを配した幅広帯付きで、全国の書店・アニメ専門店で展開致します。

また、帯裏では3月22日発売のBlu-ray第4巻の発売(発売:フジテレビ/東宝、販売:東宝)と連動したプレゼントキャンペーンも実施。帯に付いている応募券を切り取ってご応募いただくと、抽選の上、Blu-ray第4巻[初回生産限定版]を5名に、またメインキャストの声優8名のサイン入り色紙を1名にプレゼントいたします。

【対象作品】
フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
ウイリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
ギャビン・ライアル「深夜プラス1」
ジョージ・オーウェル「一九八四年[新訳版]」

【開始時期】
4月上旬より順次開催

アニメーション作品「PSYCHO-PASSサイコパス」は、本広克行が総監督を務めていることもあるのか、様々な作品からの引用や言及が非常に多い。

そもそも本作「PSYCHO-PASSサイコパス」のタイトル自体も《PSYCHOPATH サイコパス》からの引用で、ジョークみたいなものである。

今回のフェアの対象作品にあがっている4作品は、(おそらく)本編の中でセリフでタイトルが語られた作品だが、それら以外にもビジュアルイメージはもちろん、画面に一瞬映る文字が小説のタイトルだったり、ラストカットが机に伏せられた小説の画像で終わったりと、本広克行作品らしくわかりやすく元ネタが羅列されている。

事実、当ブログ「ホンヤクモンスキーの憂鬱」でも、「PSYCHO-PASSサイコパス」が引用及び言及した小説や映画をまとめてみようかな、と思っていたところでもある。

今回のフェアの対象4作品は古典的と言っても良い程のスタンダードな作品である。おそらく多くの方々は全4作品をお読みだとは思うが、これを機に再読してみてはいかがだろうか。

参考までに4作品の発表年を紹介する。

「一九八四年」(1949)
「深夜プラス1」(1965)
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(1968)
「ニューロマンサー」(1984)

いやぁ、驚いた事に「ニューロマンサー」からもう30年なんですね。
あの世界中で巻き起こった「ニューロマンサー」への熱狂から30年ですか、隔世の感を禁じ得ませんね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2012年11月21日

SF小説のオールタイム・ベストセラー

the best selling SCI-FI BOOKS of All Time
2012年11月14日にbook patrolが更新したエントリー『the best selling SCI-FI BOOKS of All Time: An infographic 』が興味深い。

『the best selling SCI-FI BOOKS of All Time: An infographic 』

いくつか紹介してみましょう。

記事の順序は売れている順序じゃないんですけどね。

・1950年に出版されたE・E・スミスの「レンズマン」シリーズの「ファースト・レンズマン」のハードカバーはなんと3¢だった。

・アーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」は日本国内で235,000部売れた。

・レイ・ブラッドベリの「華氏451度」は1,000万部以上売れた。

・ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」は1,400万部売れた。

・フランク・ハーバートの「デューン/砂の惑星」は1,200万部売れた。

・ウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」は650万部売れた。

・オースン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」は100部以上売れた。

・ジョージ・オーウェルの「1984年」は2,800万部売れた。

・ロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」は1日あたり1,500部売れた。

・ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」は500万部売れた。

・アイザック・アシモフの「ファウンデーション」初期三部作は2,000万部売れた。

・ジュール・ヴェルヌの「海底二万マイル」は147ケ国語に翻訳された。

・アーサー・・クラークの「幼年期の終わり」は初版が210,000部売れた。

・J・R・R・トールキンの「指輪物語」は2億5,000万部売れた。

いろいろと興味深いですね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2012年3月24日

ジョージ・オーウェルの「一九八四年」がハリウッドリメイクされるだと!?

バラク・オバマ大統領「HOPE」ポスター/Shepard Fairey 2012年3月21日にThe Hollywood Reporterが伝えるところによると、ハリウッドでジョージ・オーウェルの「一九八四年」の映画化プロジェクトが進行している模様。

しかも、このハリウッドリメイク版の「1984」には、バラク・オバマ大統領の「HOPE」ポスターを制作したストリート・アーティストであるシェパード・フェアリー(Shepard Fairey)が製作に絡んでいる模様。

Orwell's '1984' Getting New Film Adaptation at Imagine Entertainment (Exclusive)

この記事によると現在の状況は次の通り。

イマジン・エンターテインメント、LBIエンターテインメントとシェパード・フェアリー(Shepard Fairey)が、ジョージ・オーウェルの「一九八四年」の映画化に向けて、権利の調査に入ったところ、20世紀フォックス・クラシックのジュリー・ヨーン(Julie Yorn)が同様に権利の調査に入っている事がわかり共同で製作を行おうとしている模様。

因みにジョージ・オーウェルの「一九八四年」は、1956年に「1984」というタイトルでイギリスで映画化され、また1984年にも「1984("NINETEEN EIGHTY-FOUR")」というタイトルで同じくイギリスで映画化されている。

「一九八四年[新訳版]」と「動物農場」 なお、ジョージ・オーウェルの「一九八四年」は2009年7月にハヤカワepi文庫から「一九八四年[新訳版]」(翻訳:高橋和久、解説:トマス・ピンチョン)が出版されている。

また同様に2009年7月に岩波文庫から「動物農場」(翻訳:川端康雄)が出版されている。

なお、アニメーション作品「動物農場」は2008年12月にスタジオジブリの配給で日本国内でロードショー公開されている。

ジョージ・オーウェルの「一九八四年」は、個人的に大好きな作品なので、きっちりとした映画化を期待したい。

@tkr2000
@honyakmonsky

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