「スノウ・クラッシュ」ジョー・コーニッシュによって映画化か!?
2012年6月14日にDEADLINE NEW YORKが伝えるところによると、「アタック・ザ・ブロック」で時代の寵児となったジョー・コーニッシュが、ニール・スティーヴンスンが1992年に発表したサイバーパンク「スノウ・クラッシュ」を映画化する可能性が出て来た模様。
‘Attack The Block’s Joe Cornish Lands ‘Snow Crash’ At Paramount
概要は次の通り。
「スノウ・クラッシュ」
監督・脚本:ジョー・コーニッシュ
原作:ニール・スティーヴンスン 「スノウ・クラッシュ」(ハヤカワ文庫SF)
製作:キャスリーン・ケネディ ケネディ/マーシャルカンパニー
配給:パラマウント、ディズニー
パラマウントは1992年に一度「スノウ・クラッシュ」を映画化企画を立ち上げたがそれは頓挫し、今回は二度目のチャレンジ。
キャスリーン・ケネディがジョー・コーニッシュに「スノウ・クラッシュ」を紹介した模様。
映画化権を取得したパラマウントが、ディズニーとキャスリーン・ケネディに話を持っていった模様。
余談ですが、キャスリーン・ケネディとフランク・マーシャルと言えば、スティーブン・スピルバーグやロバート・ゼメキスとのコラボレーションが非常に多いので、往年の映画ファンにとっては何とも甘酸っぱい思い出がありますよね。
そんな感じで映画化にも期待してしまいます。
「スノウ・クラッシュ」
著者:ニール・スティーヴンスン
翻訳:日暮雅通
出版社:早川書房(ハヤカワ文庫SF)
あらすじ:30分以内に配達できなければ、死が待っている…マフィアが経営する高速ピザ配達フランチャイズの“配達人”ヒロ・プロタゴニストは、世界最高の剣士にして、腕ききのハッカー。仮想空間のメタヴァースでスノウ・クラッシュと呼ばれる新種のドラッグを試してみないかと誘われたことから、とんでもない事件にまきこまれていくが!? 近未来のアメリカをスピーディに駆けるハッカーたちの活躍を描くネット世代のためのSF。
なお、冒頭で画像を紹介した、1998年にアスキーから出版された「スノウ・クラッシュ」は、ニール・スティーブンスン名義。
ところで、物語の背景、つまり現実世界と仮想空間が登場する世界感としては、最近では細田守の「サマーウォーズ」みたいなイメージや、クリストファー・ノーランの「インセプション」とかのイメージで膨らませて欲しいですね。
最近のSF世界では、スチームパンクが話題ですが、この「スノウ・クラッシュ」をきっかけとしてサイバーパンクの方向も少し伸びて欲しいな、と思う今日この頃です。
でもサイバーパンクって、下手をすると少し古くさい印象を受けやすいので、その辺が心配です。
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