カテゴリー「トム・クランシー」の3件の記事

2015年10月10日

ジャック・ライアンシリーズがAmazonでテレビシリーズに

2015年10月4日にシネマトゥデイが伝えるところによると、Amazonでトム・クランシーのジャック・ライアンシリーズがテレビシリーズ化される模様。

Amazonでシリーズ化が決定!ジャック・ライアンのテレビドラマ

ニュースソースはここ。

‘Jack Ryan’ TV Series From Carlton Cuse & Paramount TV Lands At Amazon

テレビシリーズでは、トム・クランシーの原作によるものではなく、CIAアナリスト時代のジャック・ライアンを描く模様。

世の中にはあらゆる作品の所謂エピソード0にあたる企画があふれているが、これもそのひとつ。

huluにしても、Netflixにしてもキラーコンテンツとして独自制作作品に力を入れている。Amazonプライムビデオもご多分に漏れず、と言う話だろう。

@tkr2000
@honyakmonsky

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月28日

安倍首相のスピーチはトム・クランシーの影響を!?

安倍首相のスピーチ原稿
ここ最近、SNS上に安倍首相のスピーチ原稿の画像が流れている。

画像へのコメントの多くは(水を飲む)(間をとる)(力強く)と言った指示が書き込まれている原稿の存在に驚き、あきれている論調が多いようだが、これは一般的な事であり、特に問題を感じない。

しかしながらホンヤクモンスキーとしては、冒頭の画像にある「今、そこにある危機」に引っかかる。
特にかぎかっこ付きの「今、そこにある危機」に。

かぎかっこが付いていることを常識的に考えると、原稿上の「今、そこにある危機」とはどう考えてもトム・クランシーの小説「いま、そこにある危機」(1989)または同書を原作とする映画「今そこにある危機」からの引用であり、聴衆に対するほのめかしである。

さて、それではトム・クランシーの「いま、そこにある危機」はどのような物語なのだろうか。Wikipediaから一部引用する。

コロンビアの麻薬カルテルの資金洗浄を行っている銀行家とその家族が殺害される。殺害犯を拘束したFBIは麻薬カルテルの口座を確保、麻薬カルテルに対し財政的な打撃を与える事に成功するが、麻薬カルテルはその報復としてFBI長官を殺害する。

大統領はCIA、軍と共同で麻薬密輸阻止作戦を遂行していたが、FBI長官の暗殺を契機にそれを押し進め、カルテルの内部抗争に見せかけた上での麻薬精製工場の破壊やカルテルのボスたちの暗殺を命じる。

しかし、キューバ情報機関はアメリカが関与している事が知り、それが露見してしまうことを恐れた国家安全保障問題担当大統領補佐官は、真相の隠蔽と麻薬の密輸量削減と引き換えに、コロンビア領内に潜入した軽歩兵部隊への支援を絶ち、その情報をキューバ情報機関に渡してしまった。

現地で作戦を支援していたCIA工作員のジョン・クラークは、部隊への支援が絶たれて壊滅に瀕していることを知って急遽帰国し、事態打開のため奔走する。

一方、CIAのジャック・ライアン情報担当次官補佐官は、政府・CIA内の不審な動きに感付き、独自の調査によって作戦の全容を知り、潜入した軽歩兵部隊が今まさに見捨てられつつあることを知った。病で倒れた上司であるグリーア情報担当次官は死の床でクラークとライアン を引き合わせ、2人は見捨てられた歩兵たちを救うため独自の行動を開始する。

端的に言うと、アメリカ合衆国大統領の麻薬カルテルのボスの暗殺の命によりコロンビア領内に潜入した軽歩兵部隊が見捨てられ、それをクラークとライアンが救出する物語である。

そしてその後ジャック・ライアンシリーズはどうなって行くのか。

「恐怖の総和」(1991) 中東和平に反発するテロリストがアメリカ国内でで核テロを実行。疑惑が疑惑を呼び合衆国はソ連と全面戦争の危機に。

「日米開戦」(1994) 日本の関税と同率にアメリカの関税を定める貿易改革法が成立。危機に陥った日本の経済的支配者がアメリカに対して戦争を仕掛けた。日本人パイロットがアメリカ合衆国議会議事堂にジャンボジェットを突入させ、アメリカ大統領、最高裁判事、閣僚、上・下両院議員など多数の政府要人が死亡した。

「合衆国崩壊」(1996) 日本の民間航空機によるテロがきっかけで、急遽合衆国大統領に就任したライアン。新大統領が弱腰と見た反米3ヶ国(イラン、インド、中国)は新たなる陰謀に乗り出す。また合衆国国内でエボラ出血熱が蔓延。異常な広がり方から生物テロの疑いが強まる。ライアンたちは綿密な調査の結果、事件を新興国イスラム連合の仕業と断定。

いかがだろうか、トム・クランシーの「いま、そこにある危機」をかぎかっこ付きで引用した安倍首相はどう考えてもトム・クランシーのジャック・ライアンシリーズのことを知っているだろうし、「いま、そこにある危機」後、物語が「恐怖の総和」「日米開戦」「合衆国崩壊」へと続くのもおそらく知っているのだろう。

その上で安倍首相は「いま、そこにある危機」をかぎかっこ付きで引用したのだ。

そして更に興味深いのは、トム・クランシーが1989年から1996年にかけて発表したこれらの作品は、911テロ、エボラ出血熱、TPP、過激派組織IS=イスラミックステート等を予言しているようにも感じられる。

まあ予言と言うよりは、トム・クランシーが当時の社会情勢を元に描いたフィクションが現実化しているのだろうが。

@tkr2000
@honyakmonsky

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月18日

ジャック・ライアンよおまえもか!

2012年8月14日に映画.comが伝えるところによると、トム・クランシーの「ジャック・ライアン・シリーズ」の前章にあたる新作のヒロインにキーラ・ナイトレイに決定した模様。

キーラ・ナイトレイ「ジャック・ライアン」新作のヒロインに決定

[映画.com ニュース] 英女優キーラ・ナイトレイが、ケネス・ブラナー監督(「マイティ・ソー」)、クリス・パイン(「スター・トレック」)が4代目ジャック・ライアンに扮するシリーズ最新作のヒロインに抜てきされた。

米ハリウッド・レポーター誌によれば、ブラナー監督はここ2週間、パインの相手役となる女優のオーディションを行ってきた。「LOST」のエバンジェリン・リリーや、「Like Crazy(原題)」でブレイクしたフェリシティ・ジョーンズもテストを受けたが、ナイトレイに白羽の矢が立ったようだ。

主人公のCIA分析官ジャック・ライアンは、ベストセラー作家トム・クランシー作品の人気キャラクターで、映画ではアレック・ボールドウィン(「レッド・オクトーバーを追え!」)、ハリソン・フォード(「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」)、ベン・アフレック(「トータル・フィアーズ」)が演じてきた。

タイトル未定の新作は、シリーズの前章となるもの。元海兵隊員で、モスクワで財務アナリストとして働くライアンが、所属する企業がアメリカ経済を崩壊させるテロ攻撃を計画していることを知る、というストーリー。ナイトレイは、ライアンの妻キャシー役を演じ、ブラナー監督も悪役で出演することが決定している。 (映画.com速報)

様々な作品の前章や前日譚、所謂エピソード0にあたる作品が制作され、また企画されている中、トム・クランシーの「ジャック・ライアン・シリーズ」の制作が企画されている模様。

因みにキーラ・ナイトレイがヒロイン役をゲットしたと言うニュースソースはここ。

Keira Knightley Wins Female Lead in 'Jack Ryan' (Exclusive)

また、ケネス・ブラナーが悪役を演じると言う話はこちら。

Kenneth Branagh to Play Villain in 'Jack Ryan'

因みに、このパラマウントの「ジャック・ライアン・シリーズ」は、「LOST」シリーズのジャック・ベンダーが監督する予定だったのだが、紆余曲折の結果、ケネス・ブラナーが監督することになった模様。

@tkr2000
@honyakmonsky

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

A・E・ヴァン・ヴォークト C・S・ルイス E・E・スミス E・L・ジェームズ F・スコット・フィッツジェラルド Gary L. Stewart H・G・ウェルズ J・D・サリンジャー J・G・バラード J・K・ローリング J・R・R・トールキン Matthew De Abaitua P・D・ジェームズ P・G・ウッドハウス S・J・ボルトン S・S・ヴァン・ダイン ■SF ■コメディ ■ノンフィクション ■ファンタジー ■ホラー ■ミステリー ■児童書 ■冒険小説 ■叙事詩 ■幻想 ■文芸 ■漫画 ■美術 ■詩歌 ●tkr ●unyue 「ピパの唄」 はじめに アイザック・アシモフ アイラ・レヴィン アガサ・クリスティ アゴタ・クリストフ アニメーション アラン・グレン アルフォンス・ドーテ アルフレッド・ウーリー アルフレッド・ベスター アンソニー・ドーア アンソニー・バージェス アンディ・ウィアー アンデルセン アントニイ・バークリー アンネ・フランク アン・ライス アーサー・C・クラーク アーサー・コナン・ドイル アーナルデュル・インドリダソン アーネスト・ヘミングウェイ イアン・フレミング イアン・マクドナルド イーユン・リー ウィリアム・ギブスン ウィリアム・シェイクスピア ウィリアム・ピーター・ブラッティ ウィリアム・ボイド ウィリアム・リンク ウォルター・ウェイジャー ウォルター・テヴィス ウラジミール・ソローキン エドガー・アラン・ポー エドガー・ライス・バローズ エドワード・D・ホック エド・ファルコ エマ・ドナヒュー エミリー・ブロンテ エラリー・クイーン エリザベス・ビショップ エリック・シーガル エルモア・レナード オースン・スコット・カード カズオ・イシグロ カレル・チャペック カート・ヴォネガット カート・ヴォネガット・ジュニア ガレス・L・パウエル キャロル・オコンネル ギャビン・ライアル ギレルモ・デル・トロ クリストファー・プリースト グレアム・グリーン ケイト・アトキンソン ケイト・モートン ケン・キージー コニー・ウィリス コーマック・マッカーシー サルバドール・プラセンシア シャルル・ボードレール シャーリイ・ジャクスン シャーロット・ブロンテ ジェイムズ・P・ホーガン ジェイムズ・エルロイ ジェイン・オースティン ジェニファー・イーガン ジェフリー・ディーヴァー ジェフ・キニー ジェラルディン ・ブルックス ジェームズ・クラベル ジェームズ・パターソン ジェームズ・マクティーグ ジム・トンプスン ジャック・ケッチャム ジャック・フィニィ ジャック・フットレル ジャネット・イバノビッチ ジュディ・ダットン ジュール・ヴェルヌ ジョイス・キャロル・オーツ ジョナサン・キャロル ジョナサン・サフラン・フォア ジョナサン・フランゼン ジョン・クリストファー ジョン・グリシャム ジョン・スコルジー ジョン・スラデック ジョン・ル・カレ ジョン・W・キャンベル・ジュニア ジョージ・A・エフィンガー ジョージ・オーウェル ジョージ・ルーカス ジョーゼフ・キャンベル ジョーン・G・ロビンソン ジョー・ヒル ジル・マーフィ ジーン・ヘグランド スコット・ウエスターフェルド スコット・スミス スコット・トゥロー スタンリー・キューブリック スティーグ・ラーソン スティーヴン・キング スティーヴ・ハミルトン スーザン・D・ムスタファ スーザン・オーリアン スーザン・コリンズ スーザン・ヒル セス・グレアム=スミス ダグラス・アダムス ダシール・ハメット ダニエル・キイス ダニエル・スティール ダフネ・デュ・モーリア ダンテ・アリギエーリ ダン・ブラウン チャイナ・ミエヴィル チャック・ホーガン チャールズ・M・シュルツ チャールズ・ディケンズ テオ・オブレヒト テレビムービー ディミトリ・フェルフルスト ディーン・クーンツ デイヴィッド・ゴードン デイヴィッド・ピース デイヴィッド・ホックニー デイヴィッド・ミッチェル デニス・ルヘイン デヴィッド・セルツァー トマス・H・クック トマス・ハリス トマス・ピンチョン トム・クランシー トム・ロブ・スミス トーベ・ヤンソン トーマス・マン ドナルド・E・ウェストレイク ドン・ウィンズロウ ナーダシュ・ペーテル ニコライ・ゴーゴリ ニール・スティーヴンスン ネビル・シュート ネレ・ノイハウス ノーマン・メイラー ノーラ・ロバーツ ハリイ・ケメルマン ハワード・フィリップス・ラヴクラフト ハンナ・ジェイミスン ハーマン・メルヴィル バルガス=リョサ バーナード・マラマッド パオロ・バチガルピ パトリシア・ハイスミス ビバリー・クリアリー ビル・S・バリンジャー ピエール・ブール フィリップ・K・ディック フィリップ・プルマン フィリップ・ロス フェルディナント・フォン・シーラッハ フランク・ハーバート フランツ・カフカ フリオ・リャマサーレス フリードリヒ・ニーチェ フレデリック・フォーサイス フレドリック・ブラウン ブライアン・セルズニック ブラム・ストーカー ホンヤクモンスキー ホンヤクモンスキーの憂鬱 ポール・オースター マイクル・コナリー マイケル・クライトン マイケル・コックス マザー・グース マックス・バリー マックス・ブルックス マック・レナルズ マリオ・バルガス=リョサ マリオ・プーゾ マーセル・セロー マーティン・スコセッシ メアリー・シェリー モーパッサン ヤン・マーテル ユッシ・エーズラ・オールスン ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト ライオネル・シュライバー ライマン・フランク・ボーム ライヤード・キップリング ラジオ ラッキー・マッキー ラムジー・キャンベル リチャード・スターク リチャード・バック リチャード・マシスン リチャード・レビンソン リリー・ブルックス=ダルトン リー・チャイルド ルイス・キャロル ルシアン・ネイハム レイモンド・チャンドラー レイ・ブラッドベリ レオ・ペルッツ レビュー ロアルド・ダール ロバート・A・ハインライン ロバート・B・パーカー ロバート・ブラウニング ロバート・ラドラム ロベルト・ポラーニョ ローレンス・ブロック ヴィクトル・ユーゴー 吾妻ひでお 図書館 手塚治虫 文学賞 映画 村上春樹 栗本薫 池井戸潤 湊かなえ 瀬名秀明 竹本泉 米澤穂信 翻訳作品の影響 舞台 董啓章 読書会 貫井徳郎 越前敏弥 黒史郎