カテゴリー「図書館」の4件の記事

2013年6月19日

ブラッドベリの蔵書が公立図書館に!

WPL Executive Director Richard Lee in Ray Bradbury's basement looking through some of the foreign editions of his books.
WPL Executive Director Richard Lee in Ray Bradbury's basement looking through some of the foreign editions of his books. ウォーキガン公立図書館のエグゼクティブ・ディレクター:リチャード・リーがレイ・ブラッドベリの地下室から、外国語に翻訳されたブラッドベリの本を見ている。

2013年6月18日にカレントアウェアネス・ポータルが伝えるところによると、レイ・ブラッドベリの蔵書が米イリノイ州ウォーキガン公立図書館に寄贈される模様。

SF作家レイ・ブラッドベリ氏の蔵書が米イリノイ州ウォーキガン公共図書館へ

『華氏451度』などのSF作品で知られ、2012年に亡くなった作家レイ・ブラッドベリ氏の蔵書が、米イリノイ州のウォーキガン公共図書館(Waukegan Public Library)に寄贈され、受け入れの準備が進められていると報じられています。

1920年にウォーキガンで生まれたブラッドベリ氏は、1934年にロサンゼルスに引っ越してからは生涯を米西海岸で過ごしたものの、ウォーキガンを愛し続け、蔵書の遺贈に至ったとのことです。

コレクションの中には貴重な初版本やサイン入り本も含まれるほか、ブラッドベリが所有していた4つのタイプライターのうちの1つなども含まれています。ウォーキガン公共図書館の職員らはこれらのコレクションを用い、ブラッドベリ氏に関する永続的な展示を行うことを計画しているそうです。

Ray Bradbury book collection going to Waukegan library(Daily Herald紙の記事、2013/6/17付け)
http://www.dailyherald.com/article/20130617/news/706179846

これは素晴しい話ですね。

良い展示になることを祈ってます。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年2月 4日

マリの古文書救出作戦って!?

2013年2月2日の毎日jpの海外ニュースが興味深い。

マリ古文書救出:2万5000点、粉ミルクや米の袋で隠し

 【バマコ(マリ南部)服部正法】イスラム過激派が支配する街で、ひそかに続けられた古文書救出作戦。交易商人の手助けで世界的に貴重な遺産の多くは安全地帯に届いていた−−。世界遺産であるマリ北部の都市トンブクトゥから移送されたアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所所蔵の古文書は約2万5000点に及ぶ。アブドゥルカドリ・マイガ同研究所長が毎日新聞の取材に作戦の詳細を語った。

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 マリ北部は昨年4月、世俗主義の反政府武装組織やイスラム過激派が制圧した。5月以降、偶像崇拝の禁止に厳格な過激派が、トンブクトゥにあるイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊。7月には世俗主義組織を北部の各都市部から追い出し、支配を固めた。

 マイガ所長によると救出作戦は昨年7〜10月に実施した。バマコに避難していた研究所員らが約1200キロ離れたトンブクトゥに潜入。街中をパトロールする過激派戦闘員の目を避けながら、深夜などに研究所から徐々に文書を回収した。

 最終的には、研究所が所蔵する古文書約4万5000点のうち、旧棟に保存されていた約2万5000点を運び出すことができた。

 だが、南アフリカ政府の支援で建てられた新棟は過激派が放火し、約2万点の所蔵文書の多数が焼失・破損した可能性があるという。

 反政府武装組織やイスラム過激派は旧棟にはあまり関心を払わなかった。マイガ所長は「建物が古くて、汚い感じがしたからだろう」と言う。おかげで古文書は難を逃れたとも言えそうだ。

 古文書は衣装箱に入れ、複数回に分けてバマコ行きのバスやトラックで運んだという。移送には、トンブクトゥとバマコの間でさまざまな商品を取引する交易商人の助けを借りた。商人は文書入り衣装箱の上に、粉ミルクや米の袋など実際の取引商品を載せてカムフラージュした。到着を待ち構えた研究所員らがバマコで受け取った。

 マイガ所長は「大きな危険を伴う作戦だった」と振り返る。イスラム過激派は1月に軍事介入したフランス軍とマリ政府軍の共同作戦を受けトンブクトゥから撤退した。

先日たまたまですが、早稲田松竹で「ザ・タウン」「アルゴ」のベン・アフレック監督・主演作品の二本立てを観てきたのですが、「アルゴ」もびっくりの古文書救出作戦ですね。

電子書籍だったらこうは行きませんよね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年1月28日

図書館百景 その2 《成蹊大学》

成蹊大学情報図書館
なっ、なんじゃこりゃー。

グンガン・シティなのか? グンガン・シティなんだろ!

という訳で、冒頭の写真は成蹊大学情報図書館。

因みにGoogleさんで《成蹊大学 図書館》を画像検索するとこんな感じ。

成蹊大学情報図書館

成蹊大学のこの情報図書館は2006年9月に成蹊学園創立100周年記念事業の一環として開設したもので、設計は成蹊学園OBの坂茂(ばん しげる)氏(坂茂建設設計)施工は株式会社三菱地所設計。

これはいろいろと捗りそうですね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年1月16日

図書館百景 その1 《佐賀県伊万里市》

今日は図書館に関する余談。

早速だが、今日は平成25年1月7日に公開された佐賀県伊万里市長の図書館に関するコラムを紹介する。

ところで、佐賀県伊万里市は、2013年4月から市図書館の運営をカルチュア・コンビニエンス・クラブ(「TSUTAYA」運営企業)に民間委託する佐賀県武雄市のちょうど西側に位置する市である。

佐賀県伊万里市と武雄市

そのあたりを考えるとこのコラムは非常に興味深いコラムに印象を一新する。

冒頭部分を引用するので、関心があるかたは是非ご一読を。

市長雑感(第337号)図書館への思い 

たとえ普段着で図書館に行ったとしても、図書館の扉を開けた途端、心が凛となります。図書館には、そんな魔力が潜んでいるのかもしれません。確かに今、図書館の民営化、指定管理者制度のあり方などで、一石が投じられているのも事実です。今後の公共図書館がどうあるべきかについては、図書館の利用者の視点、運営主体である行政の視点、ひいては人づくり、地域づくりとしてのまちづくりの視点から考証すべきです。

知の宝庫といわれる図書館は、利用されてはじめて宝の持ち腐れにならないわけで、そういう意味では、利用しやすい図書館、利用しがいのある図書館、利用してみたい図書館づくりが求められます。その要素としては、図書館としての環境面のハード整備、図書資料の充実、図書の検索・貸借システムや司書等のソフト面の充実などがあげられます。

また、運営手法については、さまざまな考え方、議論があるところですが、私は、公共図書館の運営は、行政がきっちりと責任を持って運営責務を果たすことが基本ではないかと思います。民営化、指定管理者への委託では、行政の丸投げ的な批判を受け、行政の関わりを低減するなど、逃げの姿勢につながらないか危惧するところです。なぜならば、後述しますが、図書館の役割は、ひいては地域のあらゆる面でのまちづくりに影響を与えるからです。

つづきを読む

いかがだろう。

何か感じるものはあるだろうか。

@tkr2000
@honyakmonsky

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