吾妻ひでおの「アル中病棟」にフレドリック・ブラウンへの言及が!?
2013年10月にイースト・プレスから出版された吾妻ひでおの漫画「失踪日記2 アル中病棟」にフレドリック・ブラウンの「真っ白な嘘」に関する言及があった。
「アル中病棟」p059とフレドリック・ブラウンの「真っ白な嘘」
漫画家吾妻ひでおはご承知のようにSF系の読書家としても知られており、自作の漫画、特に日記系の漫画には、ちょくちょくSF作品のタイトルとその評価が登場する。
今回の「アル中病棟」は2005年に発表された「失踪日記」の続編にあたる作品で、アルコール依存症を克服するために専門の医療機関に入院した顛末が語られている。
その医療機関「アル中病棟」の図書コーナーで吾妻ひでおは、フレドリック・ブラウンの「真っ白な嘘」を発見し、それについてこう語っている。
『おおフレドリック・ブラウンの「まっ白な嘘」があった! センスのいい病院だな』
しかし、吾妻は次のページで、断酒したての「集中力散漫」のため、小説を読むことができなかった、と語っている。
なお、写真で紹介した「真っ白な嘘」は、わたしが中学生の頃購入したもの。
余談ですが、わたしの「真っ白な嘘」と表紙の装画が違いますね。
ついでですが、わたしはこの本を380円で買ってますが、今は924円なんですね。
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