カテゴリー「ケイト・アトキンソン」の3件の記事

2013年4月22日

「世界が終わるわけではなく」をめぐる冒険 その1

2013年4月20日 第6回ネタバレ円卓会議「世界が終わるわけではなく」に参加した。

「世界が終わるわけではなく」
著者:ケイト・アトキンソン
訳者:青木純子
出版者:東京創元社

先ずはこちら、ネタバレ円卓会議向けにPreziで作成したプレゼンテーションをご覧ください。

ネタバレ円卓会議と言う読書会は、参加者の妄想まじりのアカデミックな考察が楽しめる読書会なのだが、今回の課題書「世界が終わるわけではなく」に対する参加者の妄想半分のアカデミックな考察も興味深かった。

例えばこんな具合。

◆ヴンダーカンマー(驚異の部屋/不思議の部屋)

@momoto_uさんの「世界が終わるわけではなく」に頻発するヴンダーカンマー的な博物学的な描写を基に作品を読み解こうとするアプローチ。

◆ギリシア神話

@varietasdelectさんと@nahanohanaさん、そして@yoshida222320さんの原書「Not the End of the World」の扉絵にもなっているギリシア神話のエピソードから作品を読み解こうとするアプローチ。

◆夢中の夢/胡蝶の夢

@gya_sanさんの夢中の夢、胡蝶の夢から作品を読み解こうとするアプローチ。

◆黄道十二星座

@yoshida222320さんの西洋占星術というか、黄道十二宮から作品を読み解こうとするアプローチ。

◆映画とゲーム

これはわたしのアプローチ。
なぜ、こんなに多くの映画やゲームへの言及が、しかも作品の本質をついた言及が執拗に繰り返されているのか。

◆アルファベット

これもわたしのアプローチ。
検証していないので恐縮だが、作品に登場するキャラクターの頭文字はA〜Zになっているのではないか。

◆繰り返し

これもわたしのアプローチ
なぜ、同じような描写が何度もなんども執拗に繰り返されるのか。

参加者が持ち寄った「世界が終わるわけではなく」考察資料の山
参加者が持ち寄った「世界が終わるわけではなく」考察資料の山。
参加者が美味しくいただきました。

因みに今回のネタバレ円卓会議には、スペシャル・ゲストとして「世界が終わるわけではなく」の翻訳家である青木純子さんにご参加いただき、同書の翻訳の裏話や、翻訳業界の現状等、いろいろな興味深いお話を伺う事が出来ました。

お忙しいのにも関わらず、
ネタバレ円卓会議は3時間。
二次会の懇親会も3時間強。
三次会の懇親会は1時間強。
なんと14時から23時くらいまでお付合いいただきました。
大変お疲れさまでした。

余談ですが、ネタバレ円卓会議では、参加者の中には原書をちょぼちょぼと読んで来ている人もたまにいるので、翻訳ではこうなっているけど、原書ではどうなっているのか、と、そのあたりの表現の相違を円卓会議の俎上に乗せる事もままあるのですが、それも円卓会議の楽しみのひとつだと言えます。

また、先程紹介した@yoshida222320さんは、わたしたちの中では《吉田探偵》と呼ばれていて、作品の背景に潜む様々な闇を白日の下に引きずり出す事に喜びを感じ、わたしたちはそれを彼に半ば強要しているのですが、今回は黄道十二星座からの考察で、ある画像をプロジェクターでスクリーンに映した瞬間の、参加者の絶叫の渦と言うか阿鼻叫喚と言うか、は恐ろしいものがありました。

そしてここからがわたしの結論。

実はこれらのアプローチが全て一つの結論、つまり「世界が終わるわけではなく」でケイト・アトキンソンがやろうとした事を指し示しているのです。

残念ながら@unyueさんの結論とほとんど同じになってしまいました。

まあ、途中経過は異なっているんですけど。

長くなってきましたので、つづきは次回。

@tkr2000
@honyakmonsky 

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2013年4月12日

「世界が終わるわけではなく」第6回ネタバレ円卓会議

第6回ネタバレ円卓会議に向けて、こんなものをつくりかけている。

きちんと見えてるかしら。

【第6回ネタバレ円卓会議】
課題書:「世界が終わるわけではなく」
著者:ケイト・アトキンソン
訳者:青木純子
出版者:東京創元社

日程:平成25年4月20日(土)
会場:東京都内某所

@tkr2000
@honyakmonsky 

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2013年2月24日

第3回 Twitter文学賞 海外部門 速報!

第3回Twitter文学賞 結果発表座談会
2013年2月24日 Ustreamで第3回Twitter文学賞が発表された。

海外部門の速報をお伝えする。

1.「青い脂」
著者:ウラジミール・ソローキン
訳者:望月哲男、松下隆志
出版社:河出書房新社

2.「ならずものがやってくる」
著者:ジェニファー・イーガン
訳者:谷崎由依
出版社:早川書房

2.「ブルックリン・フォリーズ」
著者:ポール・オースター
訳者:柴田元幸
出版社:新潮社

3.「2666」
著者:ロベルト・ポラーニョ
訳者:野谷文昭、内田兆史、久野量一
出版社:白水社

4.「夜毎に石の橋の下で」
著者:レオ・ペルッツ
訳者:垂野創一郎
出版社:国書刊行会

4.「地図集」
著者:董啓章
訳者:藤井省三、中島京子
出版社:河出書房新社

4.「極北」
著者:マーセル・セロー
訳者:村上春樹
出版社:中央公論新社

5.「第六ポンプ」
著者:パオロ・バチガルピ
訳者:中原尚哉、金子浩
出版社:早川書房

6.「居心地の悪い部屋」
編集:岸本佐知子
訳者:岸本佐知子
出版社:角川書店

7.「無声映画のシーン」
著者:フリオ・リャマサーレス
訳者:木村榮一
出版社:ヴィレッジブックス

8.「黄金の少年、エメラルドの少女」
著者:イーユン・リー
訳者:篠森ゆりこ
出版社:河出書房新社

9.「タイガーズ・ワイフ」
著者:テオ・オブレヒト
訳者:藤井光
出版社:新潮社

9.「フリーダム」
著者:ジョナサン・フランゼン
訳者:森慎一郎
出版社:早川書房

9.「残念な日々」
著者:ディミトリ・フェルフルスト
訳者:長山さき
出版社:新潮社

10.「罪悪」
著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
訳者:酒寄進一
出版社:東京創元社

10.「世界が終わるわけではなく」
著者:ケイト・アトキンソン
訳者:青木純子
出版社:東京創元社

10.「占領都市 TOKYO YEAR ZERO II」
著者:デイヴィッド・ピース
訳者:酒井武志
出版社:文藝春秋

10.「悪い娘の悪戯」
著者:マリオ・バルガス=リョサ
訳者:八重樫克彦、八重樫由貴子
出版社:作品社

なお、第3回Twitter文学賞 結果発表座談会の出演は、豊崎由美(書評家)、大森望(書評家・翻訳家)、佐々木敦(批評家)、杉江松恋(ライター)、石井千湖(ライター)。

関連エントリー
『「第3回Twitter文学賞」は2月5日投票スタート!』

@tkr2000
@honyakmonsky

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