「かもめのジョナサン」完全版が出版!
2014年6月27日にNHK WEBが伝えるところによると、リチャード・バックの「かもめのジョナサン」完成版が出版される模様。
1970年代に世界的なベストセラーとなったアメリカの小説「かもめのジョナサン」がおよそ40年ぶりに完結し出版されました。作者が飛行機事故で重傷を負ったのをきっかけに過去の作品を見直し、発表を見送っていた結末の部分を世に送り出すことを決めたということです。
「かもめのジョナサン」は、アメリカ人作家のリチャード・バックさんが1970年に発表した小説で、1羽のカモメが餌を探すだけの生き方に疑問を持ち、「飛ぶ」という行為を追究する姿を第1章から第3章までの構成で描いていました。
自分の信じる価値観に従って生きる主人公のカモメ「ジョナサン」の姿は、当時の人々の共感を呼び、作品は全世界で4000万部以上発行されたほか、1973年に映画にもなりました。
当時、作者のバックさんは、結末の部分に当たる「第4章」を書き上げていましたが、仲間のカモメたちがジョナサンを偶像化し堕落していく内容が、このときは作品にそぐわないと考え、第3章を結末としました。
しかし、おととし、バックさんが飛行機事故で重傷を負ったのをきっかけに過去の作品を見直した結果、40年以上前に書いた「第4章」の内容が権威や規則に縛られる現代社会への警告になると考え、「完成版」として世に送り出すことを決めたということです。
完成版は、40年前と同様に五木寛之さんが日本語に訳し、27日から書店に並ぶということです。
世代的に「かもめのジョナサン」に対する感慨は深い。
これは買い。
良い機会なので、リチャード・ハリスによる「かもめのジョナサン」を紹介する。
Jonathan Livingston Seagull, narrated by Richard Harris
この「かもめのジョナサン」、テリー・ジェームズのスコアが引っ切りなしにかかるし、リチャード・ハリスの朗読はオーバーアクトだけど、リチャード・ハリス好きとしては非常に興味深いし、非常に感動的。
Speed was power, Speed was joy, Speed was pure beauty.
| 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック (0)
最近のコメント