カテゴリー「フィリップ・K・ディック」の10件の記事

2015年11月24日

「ナチス&大日本帝国モデルの米ドラマの電車広告が物議かもす」ですって

The Man in the High Castle まあ、このブログエントリーのタイトルを見て、誰の何と言う作品のドラマ化かわかる人がほとんどだと思うけど、ご察しの通り今回のは、フィリップ・K・ディックの「高い城の男」の話。

ナチス&大日本帝国モデルの米ドラマの電車広告が物議かもす

フィリップ・K・ディックによる小説「高い城の男」を原作としたドラマ「ザ・マン・イン・ザ・ハイ・キャッスル(原題) / The Man In The High Castle」の電車広告が物議をかもしている。  

米Amazonが製作している同作は、『ブレードランナー』のリドリー・スコットが製作総指揮を務め、第二次世界大戦がもしも枢軸国の勝利で終わり、アメリカがナチス・ドイツと大日本帝国に分割統治されていたらという世界が舞台の歴史改変SF。ストーリーは、アメリカ西海岸でひそかに流行していた連合国側の勝利を描く書物をめぐって展開していく。配信中のエピソードは米大手レビューサイト Rotten Tomatoes で96%の満足度を誇るなど、現時点での作品としての評価は高い。  

今回問題視されているのは、ニューヨークの地下鉄で運行中の同ドラマのラッピング車両の内装部分。イス部分がドラマでも使用されているナチス・ドイツの国章や大日本帝国時代の旗をモデルにしたデザインになっている。インターネット上で「ナチス・ドイツを想起させるワシは容認できない。早く取り除くべき」「朝から気分が悪くなった」「あくまでもフィクションのドラマのフィクションのデザインだ」という声が見られる中、特に争点となっているのが、政治的な広告を禁止しているニューヨークの地下鉄を運営しているメトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ(MTA)が、同広告の掲載を許可したことについてだ。  

「AmazonとMTAはニューヨークの地下鉄にナチスのイメージを飾るのは本当によいのか、考え直すべきだ」「この広告はありなのか?」という意見が飛び交い、各メディアがこの問題について取り上げる中、MTAの広報担当者はPIX11や New York Magazine に「われわれは、コンテンツ中立のための広告基準を違反するものではないと判断しております」と述べている。米Amazonは現時点では、同件へのコメントを控えている。(編集部・井本早紀)

まあ、そりぁそうだろ、と言う印象を受ける。

で、いつも気になるのだが、見出しの書きぶりが気に食わない。

このブログを読んでいる大半の人はおそらく【ナチス&大日本帝国モデルの米ドラマ】と言われれば、ああフィリップ・K・ディックの「高い城の男」のことだな、と思うと思うのだが、見出しが【「高い城の男」の米ドラマの電車広告が物議かもす】じゃ、伝わらないのは理解するが、もう少しなんとかならないのか、と思ってしまう。

また同様に【「○○」のスタッフの最新作】とか言う見出しにも辟易としてしまう。

そんな毎日。

@tkr2000
@honyakmonsky


「高い城の男」の装画を見てわかるように、日本では特に問題なさそうなんだけどね。

因みに冒頭の画像はおとなしめのアートワークね。

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2015年3月21日

Bladerunner Model Shop: 142 images

Bladerunner Model Shop: 142 images
2015年3月15日 imgurで映画「ブレードランナー」のプロップやプロダクションデザインのメイキング写真が142点公開された。

Bladerunner Model Shop: 142 images

もう天国みたいな写真ですよね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2014年12月14日

「ブレードランナー」続編の脚本をハリソン・フォードが絶賛!?

2014年12月13日にVarietyが伝えるところによると、リドリー・スコットが書いた「ブレードランナー」の続編の脚本を読んだハリソン・フォードは、今までで読んだ脚本の中で最高だ(‘Wow, this is the best thing I’ve ever read,’)、と語った模様。

Ridley Scott: ‘Blade Runner’ Sequel Is Best Script Harrison Ford Has ‘Ever Read’

If you’re worried that the upcoming “Blade Runner” sequel won’t measure up to the 1982 sci-fi cult classic, rest assured. Harrison Ford apparently thinks the script is “the best thing (he’s) ever read.”

Director Ridley Scott told MTV News that the screenplay is not only “written and ready to go,” but that Ford loves it.

“I sent him this (script) and he said, ‘Wow, this is the best thing I’ve ever read,’ so it’s very relevant to what happened (in) the first one,” Scott told MTV News. “I’m not just doing a sequel with lots of action and see how far we can go with the special effects because you can’t really. ‘Blade Runner’ kind of landed on a somehow very credible future. And it’s very difficult to change that because it’s been so influential with everything else.”

Although Scott is debating whether he’ll direct the sequel, it looks like Ford will most certainly be reprising his role as Rick Deckard.

Alcon Entertainment has been working on the project since early 2011.

Scott also talked about another highly anticipated sequel, “Prometheus 2,” which will continue to explore the relationship between Noomi Rapace’s Elizabeth Shaw and Michael Fassbender’s David, whom Scott teased might not be bodyless for long.

“Once that head goes back on, he’s really dangerous, but he’s also very seductive,” Scott said. “So maybe he’ll persuade her to help him put the head back.”

まあ、期待せずに待ちましょう。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2014年11月 5日

フォークト=カンプフ・ペーパーテストってなんじゃい

《PKD酒場》
《バー・ロング・グッドバイ》、《パブ・シャーロック・ホームズ》に味をしめた早川書房は、2014年11月5日、早川書房1F《カフェ・クリスティ》を《PKD酒場》としてオープンした。

・フォークト=カンプフ・ペーパーテスト
・強力わかもと
・アジャストメント(ミックスナッツ)
・パーマー・エルドリッチの三つの聖痕パン
・高い城の腸詰め
・アンドロイドはグリル羊の肉を食うか?
・ヴァリス(春巻)
・火星のミートボール

◎特別企画
・「Philip K. Dick Estate」公認ブランドTシャツ販売。
・期間中、毎日先着50名の方に「強力わかもと」を進呈(なくなり次第終了)。

◎期間
11/5(水)~12/26(金)
営業時間 平日 
17時から22時(LO21時)
土曜 11時から16時(LO15時)
日曜休業

だってさ。

まあ、《フォークト=カンプフ・ペーパーテスト》には超関心がある。

《強力わかもと》は先日の《「ブレードランナー」ナイト》でもらったよ。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年6月 9日

ドキュメンタリー番組「SF界の巨匠たち」が絶賛放送中!

知らなかったのだが、2013年6月よりディスカバリーチャンネル「SF界の巨匠たち」("Prophets of Science Fiction")が放送されている。

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この「SF界の巨匠たち」とは、リドリー・スコットが製作総指揮とホストを務め、2011〜2012年に制作されたアメリカのドキュメンタリー番組。

「SF界の巨匠たち」/ディスカバリーチャンネル

そのラインナップは次の通り。

#1「SF界の巨匠たち:メアリー・シェリー」
#2「SF界の巨匠たち:フィリップ・K・ディック」
#3「SF界の巨匠たち:H・G・ウェルズ」
#4「SF界の巨匠たち:アーサー・C・クラーク」
#5「SF界の巨匠たち:アイザック・アシモフ」
#6「SF界の巨匠たち:ジュール・ヴェルヌ
#7「SF界の巨匠たち:ロバート・A・ハインライン
#8「SF界の巨匠たち:ジョージ・ルーカス」

#1「SF界の巨匠たち:メアリー・シェリー」#8「SF界の巨匠たち:ジョージ・ルーカス」にはちょっと微妙な印象を受けるが非常に楽しみである。

因みに、「SF界の巨匠たち」はディスカバリーチャンネルでの放送のため、リピート放送が予定されており、今からでも全エピソードを視聴することができる。

なお、6月9日現在の放送予定は次の通り。

#3「SF界の巨匠たち:H・G・ウェルズ」 06/15 (土) 22:00
#4「SF界の巨匠たち:アーサー・C・クラーク」 06/22 (土) 22:00
#5「SF界の巨匠たち:アイザック・アシモフ」 06/29 (土) 22:00
#6「SF界の巨匠たち:ジュール・ヴェルヌ」 07/06 (土) 22:00
#7「SF界の巨匠たち:ロバート・A・ハインライン」 07/13 (土) 22:00
#8「SF界の巨匠たち:ジョージ・ルーカス」 07/20 (土) 22:00
#1「SF界の巨匠たち:メアリー・シェリー」 07/22 (月) 23:00
#2「SF界の巨匠たち:フィリップ・K・ディック」 07/23 (火) 00:00

関心がある方は是非。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年4月21日

アニメーション作品「惡の華」に「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」が!?

「惡の華」公式サイトより

2013年4月より放送が開始されたアニメーション作品「惡の華」第三回にフィリップ・K・ディックの「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」(早川書房/海外SFノヴェルズ版)が登場した。

「惡の華」
監督:長濱博史
原作:押見修造 「惡の華」(講談社刊)
声の出演:植田慎一郎(春日高男)、伊勢茉莉也(仲村佐和)、日笠陽子(佐伯奈々子)
あらすじ:クラスの美少女・佐伯奈々子に密かに想いを寄せる春日高男。ある日の放課後、出来心により彼女の体操着を盗んでしまう春日だったが、その様子は嫌われ者の女子・仲村佐和に目撃されていた。仲村からの無茶な要求に翻弄される春日・・・・。

それでは、「惡の華」第三回のフィリップ・K・ディックの「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」(早川書房/海外SFノヴェルズ版)が登場したカットを見てみよう。

「惡の華」第三回より。フィリップ・K・ディックの「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」(早川書房/海外SFノヴェルズ版)を抱える仲村佐和。
「惡の華」第三回より。フィリップ・K・ディックの「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」(早川書房/海外SFノヴェルズ版)を抱える仲村佐和。

物語は前述の通り、ボードレールの詩集「惡の華」に心頭する春日高男が、恋心を抱いているクラスメイト佐伯奈々子の体操着を出来心で盗んでしまうところを仲村佐和に目撃されてしまい、仲村からの様々な要求に放浪される春日を描いている。

そんな中、クラスで給食費の盗難事件が発生し、その犯人だと疑われた仲村が教室に入ってくる際に抱えていたのが、PKディックの「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」(早川書房/海外SFノヴェルズ版)なのである。

わたしは「惡の華」の原作を読んでいないし、アニメーション作品「惡の華」はまだ始まったばかりなので、PKディックの「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」への言及がどのような事由によるものなのかわからないが、本作「惡の華」は全編ロトスコープをフィーチャーしたアニメーション作品で、アニメーションにありがちな萌え要素や、キャラクター同士のメインプロットと関係ない痴話げんかが皆無の非常に見応えのあるアニメーション作品だと言える。

関心があれば、是非ご覧いただきたい。

TVアニメ「惡の華」 トレーラー

@tkr2000
@honyakmonsky


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2013年4月14日

原作者が気に入っている自作の映画化作品って!?

2013年4月14日に映画.comが伝えるところによると、米Flavorwireが「原作者が気に入っている映画化作品10本」を発表した模様。

P・K・ディック、エルロイほか原作者が気に入っている自作の映画化10本

[映画.com ニュース] 米カルチャーサイトFlavorwireが、「原作者が気に入っている自作の映画化作品10本」を特集している。

スタンリー・キューブリック監督が映画化した「シャイニング」をスティーブン・キングが酷評した話など、原作者が自身の小説の映画化作品を嫌いだという話はよく聞くが、一方で、気に入っているという話についてはあまり取り上げられないかもしれない。

「ブレードランナー」の原作者フィリップ・K・ディックは、同作の公開を待たずに死去したが、映画の一部を鑑賞した時点で、プロデューサーに対して次のような手紙を送っていたという。「『ブレードランナー』は、一般大衆、表現者、そしてSFというジャンルに対して、とてつもない影響を与えるだろう。(中略)私の人生も作品も、『ブレードランナー』によって正当化され、完成された」

原作者が気に入っていることを表明している10作品は以下の通り。

▽ フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」「ブレードランナー」(1982/リドリー・スコット監督)

「ラム・パンチ」 ▽ エルモア・レナード
「ジャッキー・ブラウン」(1997/クエンティン・タランティーノ監督)

▽ジェームズ・エルロイ「L.A.コンフィデンシャル」
「L.A.コンフィデンシャル」(1997/カーティス・ハンソン監督)

▽デニス・ルヘイン「ミスティック・リバー」
「ミスティック・リバー」(2003/クリント・イーストウッド監督)

▽ジョン・グリシャム「原告側弁護人」
「レインメーカー」(1997/フランシス・フォード・コッポラ監督)

▽P・D・ジェームズ「人類の子供たち」
「トゥモロー・ワールド」(2006/アルフォンソ・キュアロン監督)

▽J・G・バラード「太陽の帝国」
「太陽の帝国」(1987/スティーブン・スピルバーグ監督)

▽デビッド・ミッチェル「クラウド・アトラス」
「クラウド アトラス」(2012/ラナ&アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクバ共同監督)

▽アン・ライス「夜明けのヴァンパイア」
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994/ニール・ジョーダン監督)

▽スーザン・オーリアン「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」
「アダプテーション」(2002/スパイク・ジョーンズ監督)

(映画.com速報)

まあ、あがっている作品は全て映画史に残るような素晴しい作品なので、原作者も納得、と言うところでしょうか。

「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」は読んでいないのですが、スーザン・オーリアンが「アダプテーション」に満足している、と言う事は、「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」もぶっ飛んだ作品なんでしょうね。

冒頭で紹介されている「ブレードランナー」は、原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と全然違っているのですが、フィリップ・K・ディックがプロデューサーに感謝の手紙を送った件は、良い話ですよね。

映画「クラウド アトラス」に原作者のデイヴィッド・ミッチェルが満足している、と言う話も嬉しい話ですね。

個人的には「ブレードランナー」「ジャッキー・ブラウン」「L.A.コンフィデンシャル」「ミスティック・リバー」「クラウド アトラス」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」あたりがお気に入りです。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2013年3月31日

「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア

「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア
2013年3月21日にハヤカワ・オンラインが伝えるところによると、2013年4月上旬より、全国の書店・アニメ専門店で、『「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア』が開催される模様。

「PSYCHO-PASSサイコパス」オフィシャル・サイト

「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫「紙の本を読みなよ」フェア実施!

【フェアのご案内】
フジテレビ系アニメ「PSYCHO-PASSサイコパス」×ハヤカワ文庫 「紙の本を読みなよ」フェア実施!

このたびフジテレビ系ノイタミナ枠で放送され人気を博したアニメ「PSYCHO-PASS」とハヤカワ文庫のコラボレーションフェアを実施いたします。
作中では弊社より刊行されている小説が登場し、放送終了後twitterやネットで話題となりました。

今回のフェアでは登場した小説の文庫4作品にキャラクターを刷り込んだ個別帯を作成。主要キャラクターの槙島聖護の印象的な台詞「紙の本を買いなよ」を「紙の本を読みなよ」と置き換えたメインコピーを配した幅広帯付きで、全国の書店・アニメ専門店で展開致します。

また、帯裏では3月22日発売のBlu-ray第4巻の発売(発売:フジテレビ/東宝、販売:東宝)と連動したプレゼントキャンペーンも実施。帯に付いている応募券を切り取ってご応募いただくと、抽選の上、Blu-ray第4巻[初回生産限定版]を5名に、またメインキャストの声優8名のサイン入り色紙を1名にプレゼントいたします。

【対象作品】
フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
ウイリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
ギャビン・ライアル「深夜プラス1」
ジョージ・オーウェル「一九八四年[新訳版]」

【開始時期】
4月上旬より順次開催

アニメーション作品「PSYCHO-PASSサイコパス」は、本広克行が総監督を務めていることもあるのか、様々な作品からの引用や言及が非常に多い。

そもそも本作「PSYCHO-PASSサイコパス」のタイトル自体も《PSYCHOPATH サイコパス》からの引用で、ジョークみたいなものである。

今回のフェアの対象作品にあがっている4作品は、(おそらく)本編の中でセリフでタイトルが語られた作品だが、それら以外にもビジュアルイメージはもちろん、画面に一瞬映る文字が小説のタイトルだったり、ラストカットが机に伏せられた小説の画像で終わったりと、本広克行作品らしくわかりやすく元ネタが羅列されている。

事実、当ブログ「ホンヤクモンスキーの憂鬱」でも、「PSYCHO-PASSサイコパス」が引用及び言及した小説や映画をまとめてみようかな、と思っていたところでもある。

今回のフェアの対象4作品は古典的と言っても良い程のスタンダードな作品である。おそらく多くの方々は全4作品をお読みだとは思うが、これを機に再読してみてはいかがだろうか。

参考までに4作品の発表年を紹介する。

「一九八四年」(1949)
「深夜プラス1」(1965)
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(1968)
「ニューロマンサー」(1984)

いやぁ、驚いた事に「ニューロマンサー」からもう30年なんですね。
あの世界中で巻き起こった「ニューロマンサー」への熱狂から30年ですか、隔世の感を禁じ得ませんね。

@tkr2000
@honyakmonsky

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2012年6月26日

「アジャストメント」をめぐる冒険

2011年5月に映画「アジャストメント」を観たわたしは映画を理解する上で、その原作の内容とその脚色について確認する必要がある、と感じた。

その足でわたしはフィリップ・K・ディックの短篇集「ディック短篇傑作選 アジャストメント」を購入、自宅へ向かう地下鉄内で即座に原作短篇「アジャストメント」を読了した。

その辺りについては別ブログのエントリー『「アジャストメント」もキングの影響を!?』を参照いただきたい。

しかしながら2011年当時のわたしは、映画「アジャストメント」の原作である同名の短篇小説「アジャストメント」しか読んでいなかったのだ。

なんと失礼なわたし。

そんな訳でわたしは、テーブルの上に積んであった短篇集「アジャストメント」を読むことにした。

一読して驚いたのは、ディックの短篇に新しさを感じた事。

と言うのもわたしは、ディックについては長篇の方を比較的多く読んでいるのだが、ディックには悪いがディックの作品は、書かれた時代相当と言うか、なんとも古くさい印象を受けていたのだ。

しかし、短篇集「アジャストメント」に収録されている短篇は、翻訳のおかげかも知れないのだが、新しい作品のような印象を受けた。

例えるならば、最近〈新☆ハヤカワ・SF・シリーズ〉で配本されているパオロ・バチガルピの短篇集「第六ポンプ」や、イアン・マクドナルドの「サイバラバード・デイズ」にも似た、まるでSFの最先端を走っている作品のような印象を受けたのだ。

イアン・マクドナルドがSFの最先端を走っているかどうかは異論があるだろうが、時代の寵児パオロ・バチガルピはSFの最先端を走ってますよね。皆さん。

勿論、ディックがいた上で、イアン・マクドナルドもパオロ・バチガルピも存在する訳で、本末転倒しているのはわかっているのだが、ディックじいさんもなかなかやるな、と言うような印象を受けたのだ。

で、思ったのは、もしかしたらディックの作品は長篇より短編の方が新しさに満ちているのではないかな、と思うに至った訳。

どうです、皆さんそんな気がしませんか?

@tkr2000
@honyakmonsky

参考までだが「アジャストメント」に収録されている短篇の大半、13作品のうち9作品は浅倉久志氏の翻訳である。他の収録作品は、本短篇集「アジャストメント」の編者である大森望氏の翻訳。

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2012年4月 2日

リメイク版「トータル・リコール」の予告編公開!

2012年4月2日 フィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」"We Can Remember It for You Wholesale")を映画化したSF映画「トータル・リコール」のリメイク版の予告編が公開された。

リメイク版「トータル・リコール」より

TOTAL RECALL iTunes Movie Trailers

「トータル・リコール」
監督:レン・ワイズマン
出演:コリン・ファレル(ダグラス・クエイド/ハウザー)、ケイト・ベッキンセイル(ローリー)、ブライアン・クランストン(コーヘイゲン)、ジェシカ・ビール(メリーナ)、ビル・ナイ(クワトー)
公開:2012年8月3日(北米)、2012年夏(日本)

予告編を観る限りは、基本的には先ほどお伝えした通り、P・K・ディックの「追憶売ります」の映画化作品と言うよりは、ポール・ヴァーホーヴェン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「トータル・リコール」の完全なリメイク作品ですね。

ビジュアル・イメージからキャスティング、脚本までもオリジナル版を踏襲しているようですね。

リクターは誰がやるのかな、イーサン・ホークかな。

@tkr2000
@honyakmonsky


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