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2014年6月29日

人事担当者が考えるクライス事件 その2

先ずはこちらをご覧ください。
人事担当者が考えるクライス事件 その1

さて、今日の本題。
人事担当者が考えるクライス事件 その2

3.人事担当者から聞いた話

今回のクライス事件以降、外で人事担当者同士が会うと「おたくの会社、明治大学の内定者いますか」「いやぁ、クライス事件ですか、お互い頭が痛いですねぇ」が挨拶のようなものになっている。

先日のツイートで紹介したのは、企業規模は数百人〜数千人規模の企業の人事担当者10名程度から話を聞いた結果である。

そのほとんどの人事担当者は今回のクライス事件を把握していた。

また企業によっては、SNSに長けた取締役から「うちの内定者にクライスいないだろうな」と言う確認の連絡が入った企業もあったようである。

人事担当者としては企業防衛上最悪のシナリオを想定して今後の方針を決定しなければならないと考えていた。

つまり多くの企業は、明治大学と日本女子大学の公認サークルであるクライスは10年以上にわたって女子新入生に酒を無理矢理飲ませ、つぶした上で強姦や輪姦を繰り返しているサークルであり、被害者はなんらかの理由で加害者を告発できず泣き寝入りを余儀なくされている、という最悪のシナリオの観点からクライス事件を見ていた訳。

そんな中、対応が早い企業は次のような対応をはかっていた。

1)明治大学の2015内定者のサークル名の特定が始まっている

一般的な場合だが、新卒採用選考においては、応募者の大学時代のサークル経験は履歴書やエントリーシートといった応募書類に書かれているケースが多く、また面接でもそのサークル経験を通じてどのように成長したかを質問することは多い。

しかしながら、選考の中で応募書類に明記されていない所属サークル名まで面接の際にわざわざ質問をして特定するようなことをしていないのが一般的である。

そのため、内定者が所属するサークル名を特定する必要が出て来ているのだ。

もし仮に、その企業の内定者にクライスのメンバーがいた場合、その企業がどうするつもりなのかはわかならいが。

2)明治大学OBの社員の大学在学中のサークル名の確認が始まっている

人事担当者は、今回のクライス事件のような事象は今突然に始まった訳ではなく、永年にわたって継続的に行われていたと解釈している。

後で書くつもりだが、人事担当者は、クライスは反社会的勢力に準ずる団体と解釈しており、明治大学は反社会的勢力に準ずる団体であるクライスにサークルの予算や、サークル部室を提供している。つまり明治大学は反社会的勢力に準ずる団体クライスに利益を供している大学である言うことになる。

現代のビジネス社会では、新たな企業と取引を始める際には「反社会的勢力に関する覚書(契約書)」を取り交わす必要がある。

そう考えた場合、仮に社内にクライスのOBがいたとしたら、その企業は反社会的勢力に準ずる組織の構成員が社内にいる、と言うことになる。

これは大問題である。

状況によっては、その相手先企業との取引停止になりかねない問題である。

3)明治大学生を採用しないことを決定した企業がある

人事担当者として考えると、もし仮に明治大学が今回のクライス事件について厳正な対応をとらなかった場合、今後数年間は明治大学生を採用しないことを決定した企業がある、と言うのは決しておかしなことではない、と言わざるを得ない。

もちろん真面目に勉学に励んでいる明治大学生はかわいそうだと思うが、その企業からすれば、例えば理系の学生しか採用しない企業や体育会系の学生しか採用しない企業と同じである、と言う理論を展開していた。

もちろんこれはクライスに所属している学生が悪い訳なのだが、その企業の人事担当者によるとスーパーフリー事件以降の明治大学の対応が悪すぎる、と考えており、事件の10年後にスーパーフリーの強姦や輪姦、そして被害者を泣き寝入りさせる手法を学びそれを踏襲しているサークルを公認している明治大学の信頼が揺らいでいる、と言うことであった。

また、現在の状況を冷静に考えた場合、明治大学生を積極的に採用するか、と言われたら、現時点ではわざわざ明治大学生を採用する理由やメリットが見当たらない、と言わざるを得ない。

しかしながら、企業規模が小さく、普段の新卒採用活動において明治大学生を採用できていないような企業は、仮に大手企業が明治大学生を採用しないのであれば、今回のクライス事件は、優秀な明治大学生を採用する良いチャンスであると考えていた。

まあ厳しい面接が行われるのだとは思うが。

客観的に見ると、比較的企業規模が大きい企業が明治大学生の採用に消極的で、比較的企業規模が小さい企業が明治大学生の採用に積極的な印象を受けた。

つづく・・・・

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2014年6月28日

人事担当者が考えるクライス事件 その1

20140629_111956

いくつかの会社の人事関係者と話す機会がありまして、クライス問題は非常に深刻だと言う話で一致した。明治大学の2015内定者のサークル名の特定が始まっている企業があったり。向こう5年位は明治大学の学生を取らない事を決定した企業もあった。

先日のわたしのツイートが随分とリツイートされている。

今回のクライス事件への関心の高さがうかがえる次第である。

リツイートが増えた最初の頃は、こんなにもリツイートされたら、炎上したり個人が特定されたりと言った怖いことになるのではないのかな、と少なからず心配していたのだが、このツイートは2ちゃんねる等でも何度も言及されたりしていながら、驚いたことにわたしに対する攻撃的なツイートや、反論してくるようなツイートはほとんどなかった。

これは非常に興味深い出来事だと思う。良い機会なので人事担当者が今回のクライス事件をどう見ているのかを紹介したい。

因みにこの時期、2014年6月〜7月の時期は、2015年4月入社の新卒採用活動が一段落し、2015年新卒採用の総括や振り返りが行われながら、内定者のフォローがスタートし、それと共に2016年4月入社の新卒採用計画を企画する時期である。

重要なのは、この時期以降の期間に、企業の2016年4月入社の新卒採用活動の方向性が決定する、と言うことである。

そして現在、多くの企業の人事担当者は、リクルートやマイコミ、ディスコを始めとした新卒採用サービスを提供する広告代理店や、内定者の教育やフォローの企画、そして2015年新卒採用の第二募集を提案するようなコンサルティング企業の提案を受けたりセミナーに参加する機会が増え、人事担当者の多くはその会場やその後の懇親会等で明治大学やクライスに対する各企業の対応等の情報交換をしている訳である。

1.今回のクライス事件の概要

001 今回のクライス事件の概要については、既に多くのメディアが伝えているし、インターネット上でも様々な情報や憶測が共有されている。もちろんインターネット上の情報全てが事実であるとは言えないが、事実と推測を交えながら今回のクライス事件の概要をまとめてみたいと思う。

1)事実

2014年6月20日(金)深夜
東京新宿で、明治大学と日本女子大学の公認インカレサークル《クライス》のメンバーが昏倒している様子がツイッターを始めとしたSNS上で共有されはじめた。
SNS上で共有された画像や、Youtubeにアップされた映像から推測できるのは次の点。

・昏倒しているのは女子学生のみ。
・昏倒している女子学生を介抱している学生はほとんどいない。
・昏倒していない女子学生はいない。
・男子学生は素面のように見える。

また、次のような目撃情報や噂話もSNSで共有されている。

・警察および消防に通報したのはクライス関係者ではなく通行人だった模様。
・昏倒している女子学生の中には失禁、脱糞している女子学生がいた模様。
・クライスは、居酒屋内で女子学生がバタバタと倒れ始めたので、居酒屋から退場させられた模様。

このような状況はどう考えても常規を逸しており、明治大学が言うように、ただの過度の飲酒が原因だとは到底思えない。

本学公認サークルに関する報告(2014年6月24日 明治大学)

新宿旧コマ劇場前で大学生が昏倒していた写真及びその情報が,インターネット上に流れております。この内容について確認したところ,本学公認サークルに所属する部員であることが判明いたしました。

本学学生がお騒がせしましたことを心からお詫び申し上げます。

本件については,過度の飲酒から起きた出来事であり,昏倒していた部員の中には未成年者が含まれていることも判明いたしました。なお,これらの部員の体調は回復しております。
また,詳細については現在確認中です。結果が判明次第,当該サークルに対し,厳正に対処いたします。

今後,このような事態を起こさないよう,再発防止に努めて参ります。

これを受けてか、警察は今回の件には事件性がない、と判断しているようだが、明治大学内部からは、詳細な調査が始まっており、なんらかの対策が検討されている、と言う話も流れてきている。

2)ネットの噂

クライスの飲み会については、ツイッターやフェイスブック等様々なSNSで様々な情報が共有されている。これらの情報は今回のクライス事件が発生する前の情報、つまり普段のクライスの姿をツイートしたものも多く、クライスの普段の活動が見える。

またこれらの情報には複数のソースが存在するため、比較的信憑性の高い噂だと推測することができる。

なお、次にあげる噂は上から下に行くほど信憑性が低くなっている。

・クライスの飲み会は、客側が飲み物を作るシステムの居酒屋で行われている。
・クライスの飲み会は、一年生の女子学生と二年〜四年生の男子学生が一つの会場で飲み会を開催し、一年生の男子学生は二年〜四年生女子学生と共に別会場で飲み会を開催している。
・クライスでは一年生女子を二年〜四年生の男子学生が酒でつぶして連れ帰る(お持ち帰り)ことが通例的に行われている。今年の新入生を4月から現在まで、四回連続でお持ち帰りしたと明言しているクライスメンバーのツイートもある。
・クライスの明治大学生の一部は、日本女子大学生を慰安婦と明言している模様。
・6月20日の飲み会の状況は特に珍しいことではなく、定例的な飲み会の状況とほとんど変わらなかった模様。

20140629_134106 ・クライスではアルコール度数世界一(95%)のウォッカ《スピリタス》のカプセルを飲み会で使用するために作り、女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・クライスでは睡眠導入剤を女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。

・クライスでは脱法ハーブを女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・6月20日のクライスの飲み会は、クライスOBに一年生女子を紹介(一説によると上納)するための飲み会であったらしい。
・6月20日の飲み会に先駆けて6月13日にOB会が実施され、一年〜四年生までのクライス現役メンバーの電話番号が含まれた会員名簿がOBに配付されたらしい。
・新宿の路上で昏倒していたのはお持ち帰りされなかった女子学生らしい。
・クライスはスーパーフリー事件から学んでおり、強姦や輪姦の被害者を泣き寝入りさせる手法を実践している。

これらの情報の全てが事実だとは言えないが、クライスに所属している複数のメンバーのSNSで同様の情報が発信されているが現在はそのほとんどが削除されている。

2.スーパーフリー事件

今回のクライス事件は、どう見ても2003年に発覚したスーパーフリー事件と酷似していると言わざるを得ないし、クライスは強姦や輪姦の被害者が、クライスを告発しないように泣き寝入りさせるスーパーフリーの手法を学んでいると思われる。

スーパーフリー事件はご承知のように、2003年に発覚した組織的な輪姦事件であり、強姦や輪姦の被害者は、スーパーフリーが輪姦をはじめた1999年秋以降、事件発覚の2003年までの期間で400名以上を数えている。

また、スーパーフリー事件の第56回公判で明らかになったように、スーパーフリーが輪姦を行うきっかけとなったのは、輪姦を頻繁に行っていた明治大学のサークルとスーパーフリーを掛け持ちしていたサクライと言う名の明治大学生の提案によるものであった。

なお、この明治大学生サクライが所属していた輪姦を積極的に行っていたサークルがクライスだったのかどうかは不明である。

その明治大学生サクライが所属していた明治大学で輪姦を積極的に行っていたサークルがクライスだったら大問題だし、もしそうでなくても同様の行為を行うサークルを10年以上放置し、しかも明治大学はクライスを公認サークルとして認め、サークルのために大学内に部室を提供し、おそらくはサークルの活動予算を提供していることになる。

つづく・・・・

人事担当者が考えるクライス事件 その2

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