人事担当者が考えるクライス事件 その1
いくつかの会社の人事関係者と話す機会がありまして、クライス問題は非常に深刻だと言う話で一致した。明治大学の2015内定者のサークル名の特定が始まっている企業があったり。向こう5年位は明治大学の学生を取らない事を決定した企業もあった。
先日のわたしのツイートが随分とリツイートされている。
今回のクライス事件への関心の高さがうかがえる次第である。
リツイートが増えた最初の頃は、こんなにもリツイートされたら、炎上したり個人が特定されたりと言った怖いことになるのではないのかな、と少なからず心配していたのだが、このツイートは2ちゃんねる等でも何度も言及されたりしていながら、驚いたことにわたしに対する攻撃的なツイートや、反論してくるようなツイートはほとんどなかった。
これは非常に興味深い出来事だと思う。良い機会なので人事担当者が今回のクライス事件をどう見ているのかを紹介したい。
因みにこの時期、2014年6月〜7月の時期は、2015年4月入社の新卒採用活動が一段落し、2015年新卒採用の総括や振り返りが行われながら、内定者のフォローがスタートし、それと共に2016年4月入社の新卒採用計画を企画する時期である。
重要なのは、この時期以降の期間に、企業の2016年4月入社の新卒採用活動の方向性が決定する、と言うことである。
そして現在、多くの企業の人事担当者は、リクルートやマイコミ、ディスコを始めとした新卒採用サービスを提供する広告代理店や、内定者の教育やフォローの企画、そして2015年新卒採用の第二募集を提案するようなコンサルティング企業の提案を受けたりセミナーに参加する機会が増え、人事担当者の多くはその会場やその後の懇親会等で明治大学やクライスに対する各企業の対応等の情報交換をしている訳である。
1.今回のクライス事件の概要
今回のクライス事件の概要については、既に多くのメディアが伝えているし、インターネット上でも様々な情報や憶測が共有されている。もちろんインターネット上の情報全てが事実であるとは言えないが、事実と推測を交えながら今回のクライス事件の概要をまとめてみたいと思う。
1)事実
2014年6月20日(金)深夜
東京新宿で、明治大学と日本女子大学の公認インカレサークル《クライス》のメンバーが昏倒している様子がツイッターを始めとしたSNS上で共有されはじめた。
SNS上で共有された画像や、Youtubeにアップされた映像から推測できるのは次の点。
・昏倒しているのは女子学生のみ。
・昏倒している女子学生を介抱している学生はほとんどいない。
・昏倒していない女子学生はいない。
・男子学生は素面のように見える。
また、次のような目撃情報や噂話もSNSで共有されている。
・警察および消防に通報したのはクライス関係者ではなく通行人だった模様。
・昏倒している女子学生の中には失禁、脱糞している女子学生がいた模様。
・クライスは、居酒屋内で女子学生がバタバタと倒れ始めたので、居酒屋から退場させられた模様。
このような状況はどう考えても常規を逸しており、明治大学が言うように、ただの過度の飲酒が原因だとは到底思えない。
本学公認サークルに関する報告(2014年6月24日 明治大学)
新宿旧コマ劇場前で大学生が昏倒していた写真及びその情報が,インターネット上に流れております。この内容について確認したところ,本学公認サークルに所属する部員であることが判明いたしました。
本学学生がお騒がせしましたことを心からお詫び申し上げます。
本件については,過度の飲酒から起きた出来事であり,昏倒していた部員の中には未成年者が含まれていることも判明いたしました。なお,これらの部員の体調は回復しております。
また,詳細については現在確認中です。結果が判明次第,当該サークルに対し,厳正に対処いたします。今後,このような事態を起こさないよう,再発防止に努めて参ります。
これを受けてか、警察は今回の件には事件性がない、と判断しているようだが、明治大学内部からは、詳細な調査が始まっており、なんらかの対策が検討されている、と言う話も流れてきている。
2)ネットの噂
クライスの飲み会については、ツイッターやフェイスブック等様々なSNSで様々な情報が共有されている。これらの情報は今回のクライス事件が発生する前の情報、つまり普段のクライスの姿をツイートしたものも多く、クライスの普段の活動が見える。
またこれらの情報には複数のソースが存在するため、比較的信憑性の高い噂だと推測することができる。
なお、次にあげる噂は上から下に行くほど信憑性が低くなっている。
・クライスの飲み会は、客側が飲み物を作るシステムの居酒屋で行われている。
・クライスの飲み会は、一年生の女子学生と二年〜四年生の男子学生が一つの会場で飲み会を開催し、一年生の男子学生は二年〜四年生女子学生と共に別会場で飲み会を開催している。
・クライスでは一年生女子を二年〜四年生の男子学生が酒でつぶして連れ帰る(お持ち帰り)ことが通例的に行われている。今年の新入生を4月から現在まで、四回連続でお持ち帰りしたと明言しているクライスメンバーのツイートもある。
・クライスの明治大学生の一部は、日本女子大学生を慰安婦と明言している模様。
・6月20日の飲み会の状況は特に珍しいことではなく、定例的な飲み会の状況とほとんど変わらなかった模様。
・クライスではアルコール度数世界一(95%)のウォッカ《スピリタス》のカプセルを飲み会で使用するために作り、女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・クライスでは睡眠導入剤を女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・クライスでは脱法ハーブを女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・6月20日のクライスの飲み会は、クライスOBに一年生女子を紹介(一説によると上納)するための飲み会であったらしい。
・6月20日の飲み会に先駆けて6月13日にOB会が実施され、一年〜四年生までのクライス現役メンバーの電話番号が含まれた会員名簿がOBに配付されたらしい。
・新宿の路上で昏倒していたのはお持ち帰りされなかった女子学生らしい。
・クライスはスーパーフリー事件から学んでおり、強姦や輪姦の被害者を泣き寝入りさせる手法を実践している。
これらの情報の全てが事実だとは言えないが、クライスに所属している複数のメンバーのSNSで同様の情報が発信されているが現在はそのほとんどが削除されている。
2.スーパーフリー事件
今回のクライス事件は、どう見ても2003年に発覚したスーパーフリー事件と酷似していると言わざるを得ないし、クライスは強姦や輪姦の被害者が、クライスを告発しないように泣き寝入りさせるスーパーフリーの手法を学んでいると思われる。
スーパーフリー事件はご承知のように、2003年に発覚した組織的な輪姦事件であり、強姦や輪姦の被害者は、スーパーフリーが輪姦をはじめた1999年秋以降、事件発覚の2003年までの期間で400名以上を数えている。
また、スーパーフリー事件の第56回公判で明らかになったように、スーパーフリーが輪姦を行うきっかけとなったのは、輪姦を頻繁に行っていた明治大学のサークルとスーパーフリーを掛け持ちしていたサクライと言う名の明治大学生の提案によるものであった。
なお、この明治大学生サクライが所属していた輪姦を積極的に行っていたサークルがクライスだったのかどうかは不明である。
その明治大学生サクライが所属していた明治大学で輪姦を積極的に行っていたサークルがクライスだったら大問題だし、もしそうでなくても同様の行為を行うサークルを10年以上放置し、しかも明治大学はクライスを公認サークルとして認め、サークルのために大学内に部室を提供し、おそらくはサークルの活動予算を提供していることになる。
つづく・・・・
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コメント
2)ネットの噂
・6月20日の飲み会に先駆けて6月13日にOB会が実施され、一年〜四年生までのクライス現役メンバーの電話番号が含まれた会員名簿がOBに配付されたらしい。
……について。
これは噂ではなく、事実と思われます。
クライスではOBに現役生の名簿を配布するのが慣例となっていた模様です。
下記URLより問題一覧Qの8問目(下から3番目)をご参照ください。
なんともあきれた集団です。
投稿: no name | 2014年8月 1日 14時30分