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2014年6月29日

人事担当者が考えるクライス事件 その2

先ずはこちらをご覧ください。
人事担当者が考えるクライス事件 その1

さて、今日の本題。
人事担当者が考えるクライス事件 その2

3.人事担当者から聞いた話

今回のクライス事件以降、外で人事担当者同士が会うと「おたくの会社、明治大学の内定者いますか」「いやぁ、クライス事件ですか、お互い頭が痛いですねぇ」が挨拶のようなものになっている。

先日のツイートで紹介したのは、企業規模は数百人〜数千人規模の企業の人事担当者10名程度から話を聞いた結果である。

そのほとんどの人事担当者は今回のクライス事件を把握していた。

また企業によっては、SNSに長けた取締役から「うちの内定者にクライスいないだろうな」と言う確認の連絡が入った企業もあったようである。

人事担当者としては企業防衛上最悪のシナリオを想定して今後の方針を決定しなければならないと考えていた。

つまり多くの企業は、明治大学と日本女子大学の公認サークルであるクライスは10年以上にわたって女子新入生に酒を無理矢理飲ませ、つぶした上で強姦や輪姦を繰り返しているサークルであり、被害者はなんらかの理由で加害者を告発できず泣き寝入りを余儀なくされている、という最悪のシナリオの観点からクライス事件を見ていた訳。

そんな中、対応が早い企業は次のような対応をはかっていた。

1)明治大学の2015内定者のサークル名の特定が始まっている

一般的な場合だが、新卒採用選考においては、応募者の大学時代のサークル経験は履歴書やエントリーシートといった応募書類に書かれているケースが多く、また面接でもそのサークル経験を通じてどのように成長したかを質問することは多い。

しかしながら、選考の中で応募書類に明記されていない所属サークル名まで面接の際にわざわざ質問をして特定するようなことをしていないのが一般的である。

そのため、内定者が所属するサークル名を特定する必要が出て来ているのだ。

もし仮に、その企業の内定者にクライスのメンバーがいた場合、その企業がどうするつもりなのかはわかならいが。

2)明治大学OBの社員の大学在学中のサークル名の確認が始まっている

人事担当者は、今回のクライス事件のような事象は今突然に始まった訳ではなく、永年にわたって継続的に行われていたと解釈している。

後で書くつもりだが、人事担当者は、クライスは反社会的勢力に準ずる団体と解釈しており、明治大学は反社会的勢力に準ずる団体であるクライスにサークルの予算や、サークル部室を提供している。つまり明治大学は反社会的勢力に準ずる団体クライスに利益を供している大学である言うことになる。

現代のビジネス社会では、新たな企業と取引を始める際には「反社会的勢力に関する覚書(契約書)」を取り交わす必要がある。

そう考えた場合、仮に社内にクライスのOBがいたとしたら、その企業は反社会的勢力に準ずる組織の構成員が社内にいる、と言うことになる。

これは大問題である。

状況によっては、その相手先企業との取引停止になりかねない問題である。

3)明治大学生を採用しないことを決定した企業がある

人事担当者として考えると、もし仮に明治大学が今回のクライス事件について厳正な対応をとらなかった場合、今後数年間は明治大学生を採用しないことを決定した企業がある、と言うのは決しておかしなことではない、と言わざるを得ない。

もちろん真面目に勉学に励んでいる明治大学生はかわいそうだと思うが、その企業からすれば、例えば理系の学生しか採用しない企業や体育会系の学生しか採用しない企業と同じである、と言う理論を展開していた。

もちろんこれはクライスに所属している学生が悪い訳なのだが、その企業の人事担当者によるとスーパーフリー事件以降の明治大学の対応が悪すぎる、と考えており、事件の10年後にスーパーフリーの強姦や輪姦、そして被害者を泣き寝入りさせる手法を学びそれを踏襲しているサークルを公認している明治大学の信頼が揺らいでいる、と言うことであった。

また、現在の状況を冷静に考えた場合、明治大学生を積極的に採用するか、と言われたら、現時点ではわざわざ明治大学生を採用する理由やメリットが見当たらない、と言わざるを得ない。

しかしながら、企業規模が小さく、普段の新卒採用活動において明治大学生を採用できていないような企業は、仮に大手企業が明治大学生を採用しないのであれば、今回のクライス事件は、優秀な明治大学生を採用する良いチャンスであると考えていた。

まあ厳しい面接が行われるのだとは思うが。

客観的に見ると、比較的企業規模が大きい企業が明治大学生の採用に消極的で、比較的企業規模が小さい企業が明治大学生の採用に積極的な印象を受けた。

つづく・・・・

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2014年6月28日

人事担当者が考えるクライス事件 その1

20140629_111956

いくつかの会社の人事関係者と話す機会がありまして、クライス問題は非常に深刻だと言う話で一致した。明治大学の2015内定者のサークル名の特定が始まっている企業があったり。向こう5年位は明治大学の学生を取らない事を決定した企業もあった。

先日のわたしのツイートが随分とリツイートされている。

今回のクライス事件への関心の高さがうかがえる次第である。

リツイートが増えた最初の頃は、こんなにもリツイートされたら、炎上したり個人が特定されたりと言った怖いことになるのではないのかな、と少なからず心配していたのだが、このツイートは2ちゃんねる等でも何度も言及されたりしていながら、驚いたことにわたしに対する攻撃的なツイートや、反論してくるようなツイートはほとんどなかった。

これは非常に興味深い出来事だと思う。良い機会なので人事担当者が今回のクライス事件をどう見ているのかを紹介したい。

因みにこの時期、2014年6月〜7月の時期は、2015年4月入社の新卒採用活動が一段落し、2015年新卒採用の総括や振り返りが行われながら、内定者のフォローがスタートし、それと共に2016年4月入社の新卒採用計画を企画する時期である。

重要なのは、この時期以降の期間に、企業の2016年4月入社の新卒採用活動の方向性が決定する、と言うことである。

そして現在、多くの企業の人事担当者は、リクルートやマイコミ、ディスコを始めとした新卒採用サービスを提供する広告代理店や、内定者の教育やフォローの企画、そして2015年新卒採用の第二募集を提案するようなコンサルティング企業の提案を受けたりセミナーに参加する機会が増え、人事担当者の多くはその会場やその後の懇親会等で明治大学やクライスに対する各企業の対応等の情報交換をしている訳である。

1.今回のクライス事件の概要

001 今回のクライス事件の概要については、既に多くのメディアが伝えているし、インターネット上でも様々な情報や憶測が共有されている。もちろんインターネット上の情報全てが事実であるとは言えないが、事実と推測を交えながら今回のクライス事件の概要をまとめてみたいと思う。

1)事実

2014年6月20日(金)深夜
東京新宿で、明治大学と日本女子大学の公認インカレサークル《クライス》のメンバーが昏倒している様子がツイッターを始めとしたSNS上で共有されはじめた。
SNS上で共有された画像や、Youtubeにアップされた映像から推測できるのは次の点。

・昏倒しているのは女子学生のみ。
・昏倒している女子学生を介抱している学生はほとんどいない。
・昏倒していない女子学生はいない。
・男子学生は素面のように見える。

また、次のような目撃情報や噂話もSNSで共有されている。

・警察および消防に通報したのはクライス関係者ではなく通行人だった模様。
・昏倒している女子学生の中には失禁、脱糞している女子学生がいた模様。
・クライスは、居酒屋内で女子学生がバタバタと倒れ始めたので、居酒屋から退場させられた模様。

このような状況はどう考えても常規を逸しており、明治大学が言うように、ただの過度の飲酒が原因だとは到底思えない。

本学公認サークルに関する報告(2014年6月24日 明治大学)

新宿旧コマ劇場前で大学生が昏倒していた写真及びその情報が,インターネット上に流れております。この内容について確認したところ,本学公認サークルに所属する部員であることが判明いたしました。

本学学生がお騒がせしましたことを心からお詫び申し上げます。

本件については,過度の飲酒から起きた出来事であり,昏倒していた部員の中には未成年者が含まれていることも判明いたしました。なお,これらの部員の体調は回復しております。
また,詳細については現在確認中です。結果が判明次第,当該サークルに対し,厳正に対処いたします。

今後,このような事態を起こさないよう,再発防止に努めて参ります。

これを受けてか、警察は今回の件には事件性がない、と判断しているようだが、明治大学内部からは、詳細な調査が始まっており、なんらかの対策が検討されている、と言う話も流れてきている。

2)ネットの噂

クライスの飲み会については、ツイッターやフェイスブック等様々なSNSで様々な情報が共有されている。これらの情報は今回のクライス事件が発生する前の情報、つまり普段のクライスの姿をツイートしたものも多く、クライスの普段の活動が見える。

またこれらの情報には複数のソースが存在するため、比較的信憑性の高い噂だと推測することができる。

なお、次にあげる噂は上から下に行くほど信憑性が低くなっている。

・クライスの飲み会は、客側が飲み物を作るシステムの居酒屋で行われている。
・クライスの飲み会は、一年生の女子学生と二年〜四年生の男子学生が一つの会場で飲み会を開催し、一年生の男子学生は二年〜四年生女子学生と共に別会場で飲み会を開催している。
・クライスでは一年生女子を二年〜四年生の男子学生が酒でつぶして連れ帰る(お持ち帰り)ことが通例的に行われている。今年の新入生を4月から現在まで、四回連続でお持ち帰りしたと明言しているクライスメンバーのツイートもある。
・クライスの明治大学生の一部は、日本女子大学生を慰安婦と明言している模様。
・6月20日の飲み会の状況は特に珍しいことではなく、定例的な飲み会の状況とほとんど変わらなかった模様。

20140629_134106 ・クライスではアルコール度数世界一(95%)のウォッカ《スピリタス》のカプセルを飲み会で使用するために作り、女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・クライスでは睡眠導入剤を女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。

・クライスでは脱法ハーブを女子学生向けの飲み物に入れていたらしい。
・6月20日のクライスの飲み会は、クライスOBに一年生女子を紹介(一説によると上納)するための飲み会であったらしい。
・6月20日の飲み会に先駆けて6月13日にOB会が実施され、一年〜四年生までのクライス現役メンバーの電話番号が含まれた会員名簿がOBに配付されたらしい。
・新宿の路上で昏倒していたのはお持ち帰りされなかった女子学生らしい。
・クライスはスーパーフリー事件から学んでおり、強姦や輪姦の被害者を泣き寝入りさせる手法を実践している。

これらの情報の全てが事実だとは言えないが、クライスに所属している複数のメンバーのSNSで同様の情報が発信されているが現在はそのほとんどが削除されている。

2.スーパーフリー事件

今回のクライス事件は、どう見ても2003年に発覚したスーパーフリー事件と酷似していると言わざるを得ないし、クライスは強姦や輪姦の被害者が、クライスを告発しないように泣き寝入りさせるスーパーフリーの手法を学んでいると思われる。

スーパーフリー事件はご承知のように、2003年に発覚した組織的な輪姦事件であり、強姦や輪姦の被害者は、スーパーフリーが輪姦をはじめた1999年秋以降、事件発覚の2003年までの期間で400名以上を数えている。

また、スーパーフリー事件の第56回公判で明らかになったように、スーパーフリーが輪姦を行うきっかけとなったのは、輪姦を頻繁に行っていた明治大学のサークルとスーパーフリーを掛け持ちしていたサクライと言う名の明治大学生の提案によるものであった。

なお、この明治大学生サクライが所属していた輪姦を積極的に行っていたサークルがクライスだったのかどうかは不明である。

その明治大学生サクライが所属していた明治大学で輪姦を積極的に行っていたサークルがクライスだったら大問題だし、もしそうでなくても同様の行為を行うサークルを10年以上放置し、しかも明治大学はクライスを公認サークルとして認め、サークルのために大学内に部室を提供し、おそらくはサークルの活動予算を提供していることになる。

つづく・・・・

人事担当者が考えるクライス事件 その2

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2013年2月11日

【大至急!!!!!お願いします テーマ政治経済で小論文を書いてください】をめぐる冒険

最近ツイッターで話題のYahoo!知恵袋に投稿された質問とその回答が興味深い。

大至急!!!!!お願いします テーマ政治経済で小論文を書いてください 1500字程...

Q:barusadai
大至急!!!!!お願いします
テーマ政治経済で小論文を書いてください
1500字程度でお願いします

2011/09/04

A:pistis sophia 00
今年の春に起きた東日本大震災とその後の原発事故は未曾有の大災害であったにもかかわらず、円安にはならなかった。それどころか、その後も円高は続き、ついには75円台をつける事態となった。これは異常な状況と言えよう。この状態が長く続けばわが国はもちろん、世界経済そのものが破綻してしまうおそれがあ る。
この異常な円高の理由は、EU諸国や米国の財政状況が原因とされているが、果たして本当であろうか。私には世界経済がテャンドラセカール限界が近づいてきているように思える。もしそうであるなら、そうなる前にデデキント切断を早急に行うべきであろう。そうすればシュタルク効果によって

(中略)

かつてボゴリューボフ変換が行われた環境と、現在のわが国のおかれている環境は非常に似ていると見てよかろう。そこでボゴリューボフ変換による社会改革を行い、同時にゲージ変換を行うことで、ファデーエフ・ポポフ・ゴーストのような負の成分を消去し、成長を促進させるのがよいと思う。この方法は、民主党のいわゆるばらまき政策とは相容れないものであることは明らかである。野田総理大臣にこのようなことをするだけの決断力があるかはわからないが、これをやらなくては、わが国は本当に終わってしまうと私は思う。そのためには、アラン・ソーカルのやったことを、もう一度しっかり検証するべきだと思う。
最後に、政府にばかり注文をつけていては申し訳ないので私自身が、何をすべきなのかを述べてみたい。私自身がやるべきこと、それは”宿題は自分でやる”ということである。

以上1769文字

これに対するツイートをトゥギャッターでまとめたものは次の通り。

『大至急!!!!!お願いします テーマ政治経済で小論文を書いてください』への回答が見事【Y!知恵袋】

まとめた人 @sunkorori

何が興味深いのか、と言うと、

1.質問者は、大学か何かのレポートを誰かに無料でやってもらおうとYahoo!知恵袋に質問を投稿した。

2.回答者は、ある考えを持った上で、ひとつの回答を投稿した。

3.質問者はその回答をベストアンサーに選んだ。

4.ツイートをまとめた人は、回答者の意図を全く理解しておらず、最後のオチ「最後に、政府にばかり注文をつけていては申し訳ないので私自身が、何をすべきなのかを述べてみたい。私自身がやるべきこと、それは”宿題は自分でやる”ということである。」を重要だと考え、そこが面白いと思っている。

5.ツイートをまとめられた人も、回答者の意図を全く理解していない。

6.ツイッターでツイートを検索したところ、多くの人々も、「最後に、政府にばかり注文をつけていては申し訳ないので私自身が、何をすべきなのかを述べてみたい。私自身がやるべきこと、それは”宿題は自分でやる”ということである。」を重要だと考え、笑うところだと誤解している。

つまり、この一件は、質問者を笑っている人々の多くも、質問者と同様に笑われている、と言う構造を持っているのだ。

ところで、この回答者の回答の中で一番重要なのは、最後のオチ「最後に、政府にばかり注文をつけていては申し訳ないので私自身が、何をすべきなのかを述べてみたい。私自身がやるべきこと、それは”宿題は自分でやる”ということである。」ではなくその直前の部分、

そのためには、アラン・ソーカルのやったことを、もう一度しっかり検証するべきだと思う。

である。

それではアラン・ソーカルとは何者で、ソーカルは何をしたのか。

ソーカル事件(フリー百科事典ウィキペディアより)

ソーカル事件(ソーカルじけん)とは、ニューヨーク大学物理学教授だったアラン・ソーカル(Alan Sokal、1955年-)が起こした事件。数学・科学用語を権威付けとしてでたらめに使用した人文評論家を批判するために、同じように、科学用語と数式をちりばめた無意味な内容の疑似哲学論文を作成し、これを著名な評論誌に送ったところ、雑誌の編集者のチェックを経て掲載されたできごとを指す。掲載と同時にでたらめな疑似論文であったことを発表し、フランス現代思想系の人文批評への批判の一翼となった。

このアラン・ソーカルを踏まえると、非常に興味深いことに、回答者pistis sophia 00は、他の回答から類推すると物理学・数学を専攻している、または専攻していた人のようである。

それでは、回答者の意図を類推してみよう。

1.質問者の質問にあわせて、ソーカル事件を踏まえた衒学的な小論文を書く。

2.小論文のラストに一般の人々がオチだと考えるような文章をつけ、本来のオチとも言えるアラン・ソーカルへの言及を目立たないようにする。

3.ラストの一般的なオチの部分を削除させた上で、質問者に小論文を提出させる。

4.担当教授がソーカル事件を知っているのかどうか、この小論文を通すのかどうかを試す。

と言ったところだろうか。

もし、担当教授がソーカル事件を知っていたならば、この小論文は非常に興味深い素晴しいシニカルな小論文、つまり現代の教育制度を批判した小論文として評価されてしまうのかも知れない。

だとすると、当然ながら質問者は担当教授に一目置かれる存在になるだろう。

また、ソーカル事件を知らない場合、この回答にはめちゃくちゃヒントが多いのにも関わらずそれに気付かない場合、衒学的な小論文に関する質問を質問者にすることも躊躇われてしまう可能性がある。

そうした場合、ソーカル事件が再度起きる事になるのだ。

そんなことを妄想するわたしであった。

しかし、かく言うわたしも、もしかしたら・・・・

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2013年1月31日

《アルジェリア人質拘束事件》の不思議

わたしは最近、いろいろなところで《アルジェリア人質拘束事件》について、周りの人に尋ねている。

「人質を殺したのは誰だと思う?」

答の多くは「テロリストでしょ」。

どうやら多くの人々は、テロリストが人質を殺したと思っているようだ。

しかしわたしにはそうは思えない。

もちろん事件のきっかけを作ったのはテロリストなんだろうが、実際に人質が亡くなる原因となったのは、アルジェリア軍の特殊部隊であり、その人質奪還作戦の巻添えで人質が亡くなったのではないたろうか。

また、わが国、日本国首相の「人命優先」発言も興味深い。
もしかして安倍首相はテロ組織と取引でもするつもりだったのだろうか。

そのあたりを考えながら、こちらの映像を見ていただきたい。

青山繁晴 Podcast そこまで言うか 2013/01/24

アーサー・ヘイリー著「ニュースキャスター」 多くの人々が死傷している事件とフィクションを並べて考えるのは抵抗があるが、この事件から想起されるのは、アーサー・ヘイリーの「ニュースキャスター」である。

アーサー・ヘイリーはイギリスの作家で、緻密な取材に基づく、様々な業界の内幕を活写した作品群で知られている。

この「ニュースキャスター」で描かれているのは、米国の国民的ニュースキャスターの家族が南米のテロリストに誘拐される物語なのだが、その裏で描かれているのは、テロ組織の資金を得るために要人を誘拐するプロフェッショナル集団の存在である。

《福島第一原子力発電所事故》についても、周りの人々と感じ方が違っていて不思議に思ったのだが、普段から映画や小説で描かれる社会派なフィクションに接している人々は、社会情勢や世界で起きるさまざまな事件について、真相に近い推測をすることができるのかも知れない。


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2012年11月25日

クリストファー・ロイドのサイン会をめぐる冒険

「BTTF3」のLDジャケットにサインするクリストファー・ロイド
「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」のLDジャケットにサインをするクリストファー・ロイド

2012年11月24日 Hollywood Collector's Gallery主催のクリストファー・ロイドのサイン会に行ってきた。

ハリウッドコレクターズコンベンション開催決定!!

日時:2012年11月24日 10:00〜18:00
会場:ホテル グランドパレス B1 イベントルーム四季 (東京九段下)

◆11月23日夜
同行する友人と当日の予定を決定する。

当日は8:30から会場で整理券が配付されることはわかっていたので、その前に集合するか、または、適当にゆっくり集合するか。

わたしは当日9:00に通院の予約が入っていたので、8:00に一旦集合し整理券をゲット、その後通院し、戻ってサインをもらう、と言う案もあったのだが、おそらくは10:00〜18:00の間に継続的にサイン会を実施するだろうと考えられたし、また失敗したら翌日、浦安のサイン会に行けば良いや、と言う事で11:00に会場で集合する事にした。

◆11月24日 11:00
会場で友人と落ち合う。
既に友人はわたしの分を含めて整理券をゲットしていてくれたのだが、その整理番号は516番だった。

その時点で集合がかかっていたのは整理番号150番台だったので、これは長くなるな、と言う事で食事に行くことにする。

会場ではホテルロビー、B1イベントルームへの階段、B1で営業中のレストラン前等の床に座り込むファンが多く、少なからずホテルに迷惑をかけていた。

また、ショップはイベントルーム四季内に15店舗ほどオープンしており、大盛況だったが、特に目を惹く商品の販売はなかった。個人的な印象では、在庫一斉処分のような様相を呈していた、と思った。

興味深かったのは、話題のSFバー神田FLUXのブースがあったこと。今度是非行きたいと思った。

◆11月24日 12:00
飯田橋のハンバーグ屋で食事をして会場へ戻る。

招集されている整理番号は230番台まで動いていた。つまり約1時間で50〜70番位動いている模様。

会場にはなぜか赤いダウンベストを着た人が多い。

またショップをめぐって大きな買物袋を抱えた人も増えてきている。

また、クリストファー・ロイドとツーショット写真を撮影し、それをデジタル出力したものにサインをもらおうと考えている人が非常に多い事に驚く。

これは個人的にはあまり理解できない行動だと思った。わたしはサインをもらう際に握手でもしてそのサイン取得時の写真とサインがあれば良いのではないか、と言う考えで、同行した友人もそう言った考えだった。

一般的にサイン会には転売目的やオークションへの出品を目的とする人も多く参加すると想像できるが、業者サイドからすると、ツーショット写真へのサインは、一般的に市場になかなか流出しないし、仮に流出したとしても一般人とのツーショット写真の市場価値は低いので、こんなサービスを企画したのかな、と邪推してしまう。

また、デロリアン等のトイにサインをもらおうとしている人も比較的多いと思った。

これもあまり理解できない行動だと思う。

もしデロリアンにサインを貰うとしたら、クリストファー・ロイドではなく、マイケル・J・フォックスからだろうと思うし、そのサイン入りのトイの展示や保管が大変だし、その際に紛失したり、破損してしまう可能性が高いと思うから。

まあ、わたしもR2-D2のブリスター・パック入りのフィギュアにケニー・ベイカーのサインが入ったものを持っているけどね。

まだまだ時間があるので散歩に出掛ける。

◆11月24日 14:00
神保町を散策して会場へ戻る。

神保町界隈のサブカルチャー関連の古書店でいろんなものを物色する。
九段下から神保町へ向かう右側の通りにサブカルチャー関係の古書店が並んでいるので、そのあたりはオススメ。

また、14:00から神保町の書店で小原乃梨子の絵本かなにかの読み聴かせイベントがあったようだが、当然ながら子ども向けのイベントで、大きなお友だち向けのイベントではないので今回は遠慮した。

招集されている整理番号は340番台。

床に座り込むファンが多いのが目につく。

ホテルの床に直に座り込むのは多分アジア人だけだよね、と言う話をする。

これはあまり見栄えが良いものではないし、ホテル側としては、イベントルームだけの費用で、イベントルーム外の階段やロビーに人があふれ、また、そのため一般客が入りにくい環境になってしまい、イベントルームに隣接するレストランへの集客が減っているのではないかと推測できる。

次回のコンベンションは、このホテルでは開催できないのではないかな、といらぬ心配をしてしまう。

◆11月24日 15:00
時間があったので、靖国神社を参拝して会場に戻る。

靖国神社も結構な人出。

真正面から神社を撮影してはいけないのだが、撮影する人が多く、注意をする警備員が大活躍である。

また併設されている遊就館では、大東亜戦争開戦七十年展が開催されていた。

靖国神社はご承知のように靖国神社問題の議論の対象となり、靖国神社はA級戦犯が合祀されているが、ただの神社であると言う議論があるが、実際に靖国神社のお土産物コーナーをみるといろいろと興味深いものがあるし、遊就館の大東亜戦争開戦七十年展と言う表現もなかなか凄いなと思った。

会場に戻るが、招集されている整理番号は430番台。

まだ時間があるので、お茶をすることに決める。

◆11月24日 16:00
お茶から戻ると整理番号は530番台。

わたしの整理番号は前述のように516番なので、あわてて列の最後尾につく。

映画の雑談、特にクリストファー・ロイドについての雑談をしながら時間をつぶす。

友人はトレッカーで、「スタートレック」シリーズの布教活動をしていることもあり、クルーグ艦長の「チョイ・チュー」で盛り上がる。

ところで、サインの料金は5,500円、ツーショット写真(デジタル出力)を撮影しそれにサインをもらう料金も5,500円、その写真の焼き増しは1,500円。

これを高いと考えるかどうかは人それぞれだが、クリストファー・ロイドとマネージャーの来日費用、日本国内での滞在費用、もちろんイベント費用の多くはこの中から出ていることを申し添えておく。

また、ハリウッド・スターのサインについては、スターの格により一般的な相場や本人へのサイン1点あたりの歩合率も決まっているようで、5,500円と言うのは個人的には良心的な料金設定だと思う。

また、サインをしてもらうモノを持ち込んでいない人向けには、クリストファー・ロイドのポートレイト、残念ながら写真ではなく印刷物だが、が無料で配付されていた。これも良心的だと思った。通常はポートレイトも販売されており、その代金は一般的には本人の直接の収入になる模様。

そこには、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのポートレイトだけではなく「カッコーの巣の上をで」「スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! 」「アダムス・ファミリー」「ピラニア3D」等のものもあった。

前述のようになぜかツーショット写真の撮影を希望する人が圧倒的に多い。おそらく6〜7割の人はツーショット写真を希望していたのではないか、と思う。

総考えると、普段からサインをもらっている層ではなく、今回初めてサイン会に参加する一般客が多かったのではないか、と思った。

例えば、サインのコレクターは一般的にだが、サイン取得時の情報として、サインをもらっている状況の写真を撮ったり、もらったサインを持った状態でツーショット写真を撮りたがるから。

そして、転売目的ではないのだが、そのサインの市場価値が下がる事を嫌うから。

◆11月24日 17:00
無事サインをゲットした。

ところで、同行した友人と事前に、一体なににサインをもらうべきか、といろいろ考えていたのだが、結局2人ともLDのジャケットを持ち込むことにした。

しかも「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」のLDジャケットを。

何しろ「BTTF3」の主役はマーティではなく、ドクだからね。

因みにわたしはバラ売りの「BTTF3」のLDジャケットに、友人はLD-BOX仕様の「BTTF3」のLDジャケットにサインをもらった。

聞くところによると、LD-BOX用のLDは、表示される字幕のサイズが小さいらしい。またジャケット裏の情報も異なっていた。

クリストファー・ロイドのサイン入り「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」のLDジャケット
クリストファー・ロイドのサイン入り「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」のLDジャケット

なんとも長い一日だった。

ハリウッド・スターは概してファンサービスに力を入れるが、今回のクリストファー・ロイドの対応には頭が下がる。

ほとんど休憩なしで、10:00〜18:00のサイン会に臨み、おそらく10:00前にスタートし、18:00以降もサイン会は続いたのではないか、と想像している。

因みに、Hollywood Collector's Galleryのfacebook情報によると、整理券は700枚以上出たようである。

クリストファー・ロイドの来日時のイベントや観光については、Hollywood Collector's Galleryのfacebookにアップされているので、そちらを参照いただきたい。

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2012年7月 2日

「屍者の帝国」は8月22日発売

河出書房新社の新刊情報によると、円城塔が伊藤計劃の遺作となった未完の長編を引き継ぎ執筆した「屍者の帝国」は2012年8月22日に発売される模様。

「屍者の帝国」
著者:伊藤計劃
著者:円城塔
出版社:河出書房新社
発売日:2012/08/22
価格:1,890円(税込)
概要:フランケンシュタインの技術が全世界に拡散した19世紀末、英国政府機関の密命を受け、秘密諜報員ワトソンの冒険がいま始まる。日本SF大賞作家×芥川賞作家、最強コンビが贈る超大作。(オフィシャル・サイトより引用)

なお、「屍者の帝国」については以前のエントリー『「屍者の帝国」をめぐる冒険』を参照いただきたい。

Project Itoh goes on.

なお、伊藤計劃の「屍者の帝国」の冒頭部分は、「書き下ろし日本SFコレクション NOVA1」掲載されている。

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2012年2月16日

「裏切りのサーカス」公式サイト更新!

先日のエントリー【「裏切りのサーカス」公式サイトオープン!】で紹介した映画「裏切りのサーカス」の公式サイトが更新された。

「裏切りのサーカス」公式サイト

スクリーンショット:映画「裏切りのサーカス」公式サイト

トップページで予告編が観られるようになり、先日指摘した、

原作:「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」ジョン・ル・カレ著(ハヤカワ文庫刊)

は、

原作:「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」ジョン・ル・カレ著(ハヤカワ文庫刊)

に訂正された。

でも、その前に、

監督:トーマス・アレフレッドソン『ぼりのエリ200歳の少女』

っていったい!?

と思って、以前とったスクリーンショットを確認してみたら、最初から『ぼりのエリ200歳の少女』になってた。

正解は「ぼくのエリ200歳の少女」ね。

念の為。



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2012年1月29日

「裏切りのサーカス」公式サイトオープン!

スクリーンショット:映画「裏切りのサーカス」公式サイト
映画「裏切りのサーカス」の公式サイトがオープンした。

映画「裏切りのサーカス」公式サイト

本作「裏切りのサーカス」は、ジョン・ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化作品で、映画の原題は「Tinker Tailor Soldier Spy」、原作小説の原題は「Tinker, Tailor, Soldier, Spy」である。

そのような状況下において、映画の邦題が 「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」ではなく「裏切りのサーカス」になることが公表されるとすぐにWEB上ではその邦題について賛否両論の議論が交わされた。

その論旨としては、原作を知らないであろう観客に対し「裏切りのサーカス」、つまり「サーカス」と言う言葉から派生するミスデレクションを問題視する声が多かった。

因みにこの「サーカス」とは、動物を使った芸や人間の曲芸などを見せる「サーカス」の意味ではなく、英国諜報部の通称である。これは英国諜報部の所在地がケンブリッジ・サーカスだったことに由来する。

これは、CIA本部を通称「ラングレー」と呼ぶのと同じようなものである。

ところで、冒頭で紹介した、映画「裏切りのサーカス」公式サイトをよくよく見ていくと、次のような表記がある。

原作:「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」ジョン・ル・カレ著(ハヤカワ文庫刊)

ここで考えなければならないのは、ハヤカワ文庫NVの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」は、現在絶版状態(版元在庫なし、店頭在庫のみ)であるらしいこと。

そんな状況において映画が公開された場合、原作を絶版状態のままにしておくことは一般的に考えられず、おそらくだが、映画「裏切りのサーカス」の公開と同時期に「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画タイアップ版が出版されるのではないか、と思われていた。

そして、その映画タイアップ版のタイトルが「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」のまま再版されるのか、それとも「裏切りのサーカス」と言うタイトルに改題されて出版されるのかが、注目されていた。

公式サイトにある「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」と言う表記はおそらく「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の単純な誤りだと思うが、もしこの表記が正しければ、おそらくは「裏切りのサーカス」ではなく「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」と言うタイトルで映画タイアップ版が出版されるのだろう、と推測することができる。

はたしてどうなるのか、見守って行きたいと思う。


因みにわたしの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」はこんな表紙ね。
「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」

以下、2012年2月4日追記。

2012年4月21日に日本公開される映画「裏切りのサーカス」の原作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の新訳が早川書房から出版される事が、早川書房公式アカウント(@Hayakawashobo)によってアナウンスされた。

曰く、

映画「裏切りのサーカス」原作のジョン・ル・カレ「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」、名翻訳家・村上博基さんによる新訳版が3月下旬に刊行予定です。刊行が近づいたらハヤカワ・オンラインやメールマガジン等でもお知らせしますので、もう少しお待ちくださいね。

とのこと。

「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」
■著者:ジョン・ル・カレ
■翻訳:村上博基

■出版:早川書房(ハヤカワ文庫)

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2012年1月18日

「屍者の帝国」をめぐる冒険

2012年1月17日 驚くべきニュースが日本中を駆け巡った。

第146回芥川賞を受賞した円城塔は、伊藤計劃の遺作となった未完の長編「屍者の帝国」を引き継ぎ、完成させる意向を明らかにしたのだ。

この件については2012年1月18日に「WEB 本の雑誌」で公開された大森望の記事「伊藤計劃の遺稿を円城塔が書き継ぐ」が詳しい。

伊藤計劃の遺稿を円城塔が書き継ぐ

記録のため重要な部分を引用する。

1月17日に選考会が行われた第146回芥川賞は、円城塔「道化師の蝶」と田中慎弥「共喰い」の2作が受賞した。

東京會舘で開かれた記者会見の席上、次回作に関する質問を受けた円城塔は、伊藤計劃の遺作となった未完の長編「屍者の帝国」を引き継ぎ、完成させる意向を明らかにした。

いわく、

「わたくしはデビューして今年で5年目になるんですけれど、ほぼ同時期にデビューして、3年前に亡くなった、伊藤計劃というたいへん力のある作家がいました。その伊藤計劃が残した冒頭30枚ほどの原稿があります。それを書き継ぐ----といっても、彼のように書くことは無理なんですが、自分なりに完成させるという仕事を、この3年間、ご家族の了承を得てやってきました。そろそろ終わりそうです。『なぜおまえが』という批判は当然あるでしょうが、次の仕事として、やらせていただければと思っています」

伊藤計劃「屍者の帝国」は、河出書房新社編集部の求めに応じて伊藤計劃が病床で執筆していた書き下ろし作品。完成すれば第四長編となるはずだったが、冒頭部分(400字詰原稿用紙にして約30枚分)だけを残して、著者は2009年3月20日に死去した。

今回の「屍者の帝国」は、伊藤計劃が残した遺稿とプロットを円城塔が引き継ぐかたちになる。

伊藤計劃と円城塔。現代SFを代表するふたつ才能の融合がどんな長編に結実したのか、「屍者の帝国」を読む日が待ち遠しい。
   Project Itoh goes on.
 (大森望)

なんとも胸熱な展開だろうか。

「屍者の帝国」については、「虐殺器官」「ハーモニー」を読んでいたわたしは、2009年12月に河出書房新社から出版される大森望責任編集「書き下ろし日本SFコレクション NOVA1」伊藤計劃の新作が掲載される、と言う話を聞き、大喜びで「NOVA1」を購入したものの、なんと冒頭の一部しか掲載されておらず、--わたしは伊藤計劃の新作短篇が全文掲載されていると思い込んでいたのだ--、非常に残念な思いをした記憶がある。

あぁ、やはり伊藤計劃の新作はもう読めないのだな、と。

その期待の作品が近いうちに読めるとは、何と素晴らしいことであろうか。

楽しみで仕方がない。

ところで、折角なので、わたしの広大なアーカイブ(嘘)から、ちょっとしたお宝グッズを紹介しようと思う。

「メタルギア・ソリッド4・ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」パンフレット

これは「東京ゲームショウ2007」のKONAMIブースで配付されていた「METAL GEAR SOLID 4: GUNS OF THE PATRIOTS」のパンフレットである。

何故こんなものを紹介しているのか、と言う話なのだが、なんと伊藤計劃がこのパンフレットに寄稿しているのだ。

「小島秀夫---我ら神亡き時代の神の語り手として」伊藤計劃
題して「小島秀夫---我ら神亡き時代の神の語り手として」

この文章の伊藤計劃の紹介文がふるっている。

いとう けいかく
Project - Itoh

1974年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒。Webディレクター兼作家。
著書にポスト9.11の内戦と民族虐殺を描いた「虐殺器官」(早川書房)。
中学より二十年間、リアルタイムに小島秀夫監督作品の洗礼を受けてきた「小島秀夫原理主義者」。



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