リドリー・スコット監督、C・マッカーシーのオリジナル脚本映画化へ
2012年2月4日に映画.comが伝えるところによると、先日のエントリー『コーマック・マッカーシーが映画のオリジナル脚本を執筆!?』で紹介したコーマック・マッカーシーのオリジナル脚本「ザ・カウンセラー(The Counselor)」をリドリー・スコットが映画化する可能性が出てきた模様。
リドリー・スコット監督、C・マッカーシーのオリジナル脚本映画化へ
記録のため、全文を引用する。
[映画.com ニュース] 映画「ノーカントリー」「ザ・ロード」などの原作者として知られる、米ピュリッツァー賞作家コーマック・マッカーシーが書き下ろしたオリジナル脚本が、リドリー・スコット監督によって映画化される可能性が高くなった。
同作は、マッカーシーが初めて映画用に書き下ろした「ザ・カウンセラー(The Counselor)」。一流弁護士がドラッグビジネスに足を踏み入れ、追いつめられていく姿を描き、「ノーカントリー」(原作小説の邦題は「血と暴力の国」)を彷彿(ほうふつ)とさせる雰囲気の作品だという。
すでに、「ザ・ロード」のプロデュースを務めたニック・ウェクスラーらが同脚本の映画化権を獲得しているが、米Deadlineによれば、スコット監督がメガホンをとる方向で交渉に入っているという。スコット監督は、「ブレードランナー」の続編ほか複数の進行中のプロジェクトを抱えているが、「ザ・カウンセラー」が次回作となる可能性もあるようだ。
スコット監督の最新SF映画「プロメテウス(原題)」は、2012年8月日本公開予定。(映画.com速報)
因みにニュースソースはここ。
Ridley Scott In Talks For Cormac McCarthy’s ‘The Counselor’
まあ、「ザ・カウンセラー(The Counselor)」の映画化の件は、映画.comが伝える通りのようなのだが、驚いたのは、リドリー・スコットの次回作にあがっている企画だ。
・イラク建国の立役者ガートルード・ベルの生涯を題材にした作品
「ナイロビの蜂」のジェフリー・ケインが脚本をリライト中。
・「チャイルド44」
トム・ロブ・スミスの世界的ベストセラーの映画化作品。サミット・エンターテインメントの企画。
ガートルード・ベルの生涯を描く作品はともかく、「チャイルド44」の監督をリドリー・スコットがやる可能性があるとは・・・・。
因みに、トム・ロブ・スミスの「チャイルド44」は、ウクライナの猟奇的殺人者アンドレイ・チカチーロをモデルに、1950年代のソビエト連邦の国家保安庁職員レオ・デミドフの活躍を描いた作品で、「グラーグ57」「エージェント6」と続くレオ・デミトフ三部作の第一部にあたる作品。
これは楽しみ。
おそらくだけど、サミット・エンターテインメントは、レオ・デミトフ三部作を、デヴィッド・フィンチャーの「ドラゴン・タトゥーの女」の「ミレニアム」三部作にぶつけてきていのではないかな。
で、少し調べてみたら、「チャイルド44」の映画化権はリドリー・スコットが買い取り、スコット・フリー・プロダクションズで映画化される予定なのね。
で、その配給をサミット・エンターテインメントが行う、と言うことなのかな。
脚本はリチャード・プライスとのこと。
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