「トータル・リコール」もリメイクですか?
リメイク企画が続く、ハリウッド映画だが、なんと、フィリップ・K・ディック原作、ポール・ヴァーホーヴェン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「トータル・リコール」(1990)もリメイクされる模様。
しかも、ヴァーホーヴェンの「トータル・リコール」より、P・K・ディックの原作「追憶売ります」("We Can Remember It for You Wholesale")への哲学的な踏み込みが強い作品になる可能性がある模様。
現在までに明らかになっているスタッフ、キャストは次の通り。
「トータル・リコール」("Total Recall")
公開:2012年8月3日(全米公開)
監督:レン・ワイズマン
脚本:マーク・ボンバック、ジェームズ・ヴァンダービルト、カート・ウィマー
原作:フィリップ・K・ディック
出演:コリン・ファレル(ダグラス・クエイド/ハウザー)、
ケイト・ベッキンセイル(ローリー)、ブライアン・クランストン(コーヘイゲン)、ジェシカ・ビール(メリーナ)、イーサン・ホーク、ビル・ナイ(クワトー)
なお、監督のレン・ワイズマンはケイト・ベッキンセイルの夫であり、ベッキンセイル主演の「アンダーワールド」、「アンダーワールド:エボリューション」の監督を、そして「ダイ・ハード4.0」の監督をも務めている。クレジット上は、主演のコリン・ファレルより上にクレジットされているケイト・ベッキンセイルの夫であり、夫婦で作品を制作している点に若干の不安を感じるものの、アクションに定評がある監督だけに期待がもてる。
ケイト・ベッキンセイル自身も「今回ジェシカとのファイトシーンがあるんだけど、素晴らしい出来に仕上がってると思うわ。女同士のファイト・シーンでよくある“肩の部分が破れてブラジャーが見えて”みたいなバカバカしいものじゃなくて、本物のファイト・シーンよ」と語っている模様。
また、脚本は「ダイ・ハード4.0」「アンストッパブル」のマーク・ボンバック、「閉ざされた森」「ゾディアック」「アメイジング・スパイダーマン」(2012)のジェームズ・ヴァンダービルト、「ウルトラヴァイオレット」「完全なる報復」「ソルト」のカート・ウィマーが名を連ねている。
こりゃ大変でございます。
キャストについては、なんとクワトーにビル・ナイですか!
また、役名が明らかになっていないイーサン・ホークは、もしかしたらヴァーホーヴェン版でマイケル・アイアンサイドが演じたリクターかな。
なお、「トータル・リコール」の原作「追憶売ります」は、「マイノリティ・リポート/ディック作品集」「構造記憶」「追憶売ります」に収録されています。
入手しやすいのは多分「マイノリティ・リポート/ディック作品集」ですね。
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